• 一覧へ戻る
  • 石橋 睦美
    • ギャラリー
    • インプレッション
  • 吉村 和敏
  • 土屋 勝義
  • 並木 隆

石橋 睦美 G1 X Mark II

写真:石橋 睦美氏

1947年千葉県佐倉市生まれ。日本特有の色彩にあふれた自然美を表現することをライフワークにしている。
現在は全国各地の神社を取材。
著書は「熊野・神々の大地」「神々の杜」「日本の森」ほか多数。

インプレッション

高い描写力が、自然の繊細さを十分に描き出す。

 
写真:1sec F10 ISO100

熊野灘沿いは冬、朝霧が出る撮影スポットとして人気があります。朝4時から粘ったのですが霧は出ず、雲の切れ間から赤い光がのぞいた瞬間を撮影しました。結果的に、朝焼けの光のグラデーションと、鉛色の雲の質感とが鮮やかに描写され、その対比がきれいに表現できたと思います。

1sec F10 ISO100

使い勝手がさらによくなったなというのが、PowerShot G1 X Mark IIの第一印象です。特に画面のアスペクト比が一眼レフカメラと共通の3:2に切り替えられるようになったことで、とても構図が決めやすくなりましたね。また液晶モニターがきれいになったのも気に入りました。非常にクリアで、透明感のあるいい色で再現されていると思います。光が反射しづらくなったのも、見やすさ、使いやすさにつながっていますね。
今回は世界遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」を撮影したのですが、G1 Xから継承されている、表現力豊かな画質にあらためて驚かされました。複雑な色味や微妙な階調を、目で見たままの鮮やかさで再現できるので、自然風景の情感を撮影するのに向いています。朝焼けのグラデーションや、硬いはずの岩がその内側に秘めている柔らかさ、そんな繊細な作品も撮ることができました。
また風景写真では、どこにピントを合わせるかが重要ですが、これがタッチパネルで感覚的に行えるようになったのもうれしいですね。風景は動かないもののように思われるかもしれませんが、光や風、空気感などがつくり出す光景は、刻一刻と変わっていくものです。

 
写真:1/5sec F11 ISO100

熊野三山の一つ、熊野速玉大社の境内にある推定樹齢1000年の梛(なぎ)の木です。海の「凪」にも通じる、静かな荘厳さを、あえて上下を切って木肌を強調することで描き出しました。

1/5sec F11 ISO100

私にとって作品づくりで最も大切なことは、撮影時にイメージした色や質感が、プリントしたときにしっかりと表現されることです。例えば朝焼けの光と、鉛色の雲の対比が美しいと感じてシャッターを切ったなら、その意図を表現できるようにデータ処理をして、プリントをしたい。 しかし元々のデータでそれが描写できていなければ、いくら処理の腕があったとしてもいい作品をつくることはできません。 高い描写力と高画質とを実現しているこのカメラならば、プリントを前提とした作品づくりにも使える性能を持っていると、実際に使ってみて確信することができました。

 
写真:1/50sec F11 ISO125

古座川町の「滝の拝」と呼ばれる場所です。無数の穴は甌穴(おうけつ)といい、河床のくぼみに入り込んだ石が水流で回転し、形成されたものです。
岩に隠された柔らかい質感が、高い描写力によって表現できました。

1/50sec F11 ISO125

pagetop