• 一覧へ戻る
  • 石橋 睦美
  • 吉村 和敏
    • ギャラリー
    • インプレッション
  • 土屋 勝義
  • 並木 隆

吉村 和敏 G1 X Mark II

写真:吉村 和敏氏

東京の印刷会社退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビュー。
東京を拠点に世界各国、国内各地を巡る旅を続けながら、意欲的な撮影活動を行っている。
光や影や風を繊細に捉えた叙情的な風景作品は人気が高い。

インプレッション

主役級の実力を持ちながら、機動力も抜群の「旅するカメラ」。

 
F4.0 1/640sec ISO100

雨上がりの、薄日が射すヴェネツィアの運河を撮影しました。思い通り、手前から奥までシャープに描写できましたね。手前の黒い部分もつぶれずに階調がきれいに出ています。建物の質感が描写でき、異国の雰囲気を出すことができました。

F4.0 1/640sec ISO100

ヴェネツィアの撮影で今回PowerShot G1 X Mark IIを使用したのですが、ここまで撮れるの?とその進化に素直に驚きました。画質は、写真集のような作品にも十分使えるレベルです。どこまでもシャープで、ハイライトも白トビせず、シャドー部にかけても階調豊かで黒もよく締まっています。最近のコンパクトデジタルカメラはきれいに撮れて当たり前になりつつありますが、雨に濡れた路地の質感や建物の壁の色味の表現、外灯の光のまわり具合など、さらにその上をいっているなと感じます。また高感度撮影が非常に良くなっているので、夜の街を三脚なしで、スナップ撮影するのに向いています。個人的にはISO6400ならまったくノイズも問題なく、12800でもかなり使えるレベルだと思いました。解像力が高くなっているのはもちろんですが、ノイズリダクション性能も高くなっているということでしょうね。
また、レンズの明るさは、やはりいろいろな場面で実感しました。例えば、日が落ちかけた空の美しいグラデーションを、階調豊かに写し撮ることができるのも、このレンズ性能のおかげだと思います。

 
F11 4sec ISO200

私の好きなブルーモーメントやマジックアワーの撮影にも、描写力の高いこのカメラは大活躍でした。この日は波が高かったのでゴンドラの揺れを表現、ロマンチックな雰囲気を出すことができました。

F11 4sec ISO200

角度を変えることができるチルト液晶は、ぜひ欲しかった機能でした。被写体にカメラを意識させずに構図を決められるので、自然な表情を撮ることができる。海外の街を歩きながらのスナップ撮影にすごく便利なんです。AF枠が31点あり、タッチ操作で簡単に人の目にピントを合わせられるのもいいですね。デュアルコントロールリングはいろいろ機能を割り当ててみましたが、私は前のスムーズリングで絞りやシャッター速度を、露出は後ろのクリックリングで調整しました。これは好みに応じて、各自使いやすくカスタマイズするのがいいと思います。

 
F3.9 1/10sec ISO6400

橋の上から、街灯りが反射する水面を撮影しました。揺れる水のハイライトがきれいに出ています。夜の美しい街が、三脚がなくても撮影できるので、この旅では本当に重宝しました。

F3.9 1/10sec ISO6400

G1 X Mark IIはまさに「旅するカメラ」ですね。今後はサブ機という位置付けではなく、5D Mark IIIと一緒にメイン機としても使ってみたいと思います。例えば、5D Mark IIIで風景を撮るなら、パッと取り出せるG1 X Mark IIはスナップに使うといったイメージで、被写体ごとに使い分けたら面白そうです。撮影の幅がこれまで以上に広がるだろうなと期待を感じています。

pagetop