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岩橋 宏倫 G3 X

写真:岩橋 宏倫氏

1975年、東京都生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、自然と人間をテーマに活動。山岳写真家、岩橋崇至氏に師事し、北アルプスをはじめとする日本各地、アメリカやイギリスなどの取材に同行。

インプレッション

600mmを手持ちで撮るなんて。初めての経験だった。

 
写真:1/40sec F7.1 ISO125

浄土山山頂から撮影した日没時の西の空です。コンパクトカメラで撮ったとは思えないほどの描写で夕焼けの美しい雲をとらえることができました。

1/40sec F7.1 ISO125

これだけの望遠性能があって、このボディーサイズ。率直に、すごく魅力的なカメラだと思っています。600mmの写りのシャープさには驚きました。野鳥の毛並みの質感もよく描いてくれています。一つのカメラで、ワイド端5cmのマクロ撮影から広角24mm、そして600mmの望遠まで撮れてしまう。それでいて、驚くほど高画質。収差の抑え込みに関してもすごくハイレベルだと思います。歪みもほとんどないし、色のにじみも気にならない。広角端、望遠端を含めていろいろな距離で撮りましたが、写りは全域で良好です。また、手ブレ補正もかなり優秀。600mmを手持ちで撮れるなんて、信じられますか。私は、最初信じられませんでした。今まで、そんな撮り方経験したことないですから。
星空の撮影ができる「星空モード」は、とても完成度の高い機能だと思いました。空を描きながら、手前に入れた山の稜線もはっきりと出してくれる。細かい設定を調整することや本格的な機材を準備することなく、初心者の方でもすぐに天体の撮影が楽しめると思いますよ。

 
写真:1/200sec F8.0 ISO125

北アルプスの立山山頂付近で出合ったライチョウを撮影。超望遠600mm相当でその姿をアップで撮影しました。ISとホールド性のよさで、超望遠でもぶれることなく撮れました。軽快な小型カメラでここまで撮れたのは驚きです。

1/200sec F8.0 ISO125

操作面でいえば、チルト液晶とEVFファインダーが気に入りました。特に、ファインダーは液晶内の彩度が私にとってちょうどいい。視野率が約100%だから心地よく撮影に集中できました。また、角度を変えられるのはとても便利ですね。地面に肘をついて撮ることが多かったのですが、上から液晶を覗くスタイルで、かなり下からのアングルでも構図が安定しました。
今回の撮影は、非常に興味深かったです。それは、あまりにも気軽に高画質な600mmが楽しめるという点でしょう。私は、常に500mmのレンズを持って山に入りますが、風景に使うことはほぼゼロです。ですが、軽快にこの画質で600mmの撮影が楽しめるなら、野鳥だけでなく本格的な風景作品を撮るときにも使ってみたくなる。風景というジャンルで、この望遠性能をどう活かせるのか。未知の表現だからこそ、新たな可能性を感じています。被写体への視点、撮り方が変わるきっかけになるカメラかもしれません。

 
写真:1/1250sec F8.0 ISO125

雪を押しのけるように緑が広がっていました。ダイナミックレンジが広いので、日なたの雪面のディテールも白トビすることなく描けています。

1/1250sec F8.0 ISO125

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