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工藤 智道 G3 X

写真:工藤 智道氏

1969年、神奈川県生まれ。
日本写真芸術専門学校卒業後、竹内敏信氏のアシスタントを経て独立。
日本各地の自然風景写真を撮影し、写真専門誌などで多くの作品を発表。撮影テックの記事執筆やフォトコンテストの審査員、写真教室の講師も多く勤める。EOS学園東京校講師、(社)日本写真家協会会員。

インプレッション

700g少々の重さで、600mmが本格的に楽しめる。

 
写真:1/30sec F5.6 ISO125

睡蓮の花を、25倍ズームで狙いました。白い花が白トビしなかったことももちろんですが、淡い黄色の色彩もしっかりと再現できたのには驚きました。

1/30sec F5.6 ISO125

600mmもの望遠撮影になると、どうしても機材が重くなりがちです。しかし、PowerShot G3 Xなら持ち歩きながら撮影が楽しめます。何しろ、重さが約733gですからね。もちろん、写りもすごくいい。大げさかもしれませんが、望遠端まで描写力がこれまでのコンパクトカメラでは考えられません。このカメラなら、誰でも気軽に、本格的な望遠撮影が楽しめると思いますよ。
画質面で特に気に入ったのは、なめらかな階調性です。山頂から朝日がゆっくりと登るシーンを撮りましたが、橙色に染まっていく眺望の淡いグラデーションを、繊細に描いてくれました。
また、1200mm(50倍)のデジタルズームは、今まで撮れなかったものが写真にできるおもしろさがあります。普段、この距離で撮影するなんて滅多にないことですから、新鮮でした。
 
写真:1/125sec F5.6 ISO400

収差がほとんど気にならないのもすごいですね。花びらのディテールまで鮮明に写せました。背景も、ぼけやすい望遠撮影の特性と相まってなめらかにぼけています。

1/125sec F5.6 ISO400

バルブ撮影に対応しているとのことだったので、花火も撮ってみました。画質がどうかと思っていましたが、まったくの杞憂でしたね。ノイズ耐性に優れているんでしょう、ここまで撮れるなら表現の幅はさらに広がります。AFスピードも個人的には満足できる速さでした。ストレスを感じることなく、気持ちよく撮れました。さらに、手ブレ補正もかなり効いていて、600mmでも手持ちで撮れる。ISO感度を上手く組み合わせれば、夕景や室内でも、大概のシーンを三脚なしでいけるのではないでしょうか。
私は、全国の風景を作品にしていますが、ロケに持っていく機材選びは特に慎重になります。なぜなら、日本の風景は変化が激しいので、季節やその日の天候によって、同じ場所、同じ時間帯でもまったく違う表情になる。さまざまな条件に対応できる機材を持っていなければ、一期一会の光景が撮れません。PowerShot G3 Xは、24mmから600mmが高画質に撮れる上に、マクロ5cmまで対応できる。この軽さでカバーしてくれるカメラが出てくるとは、思いもしていなかった。まさに私の要求に応えてくれるコンパクトカメラといえます。

 
写真:1/320sec F8.0 ISO200

ゆっくりと朝日が昇る山頂からシャッターを切りました。柔らかい光のニュアンスを表現できたと思います。手前のシャドー部も、よく粘ってくれました。

1/320sec F8.0 ISO200

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