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PowerShot G7 X Mark II

開発者インタビュー開発者インタビュー

イメージコミュニケーション事業本部 ICP 第三開発センター 室長 八巻英明

イメージコミュニケーション事業本部 ICP 統括第二 開発センター 寺山公太

イメージコミュニケーション事業本部 ICP 統括第二 開発センター 宮原晋平

次の高みへ導く新エンジン次の高みへ導く新エンジン

「『DIGIC 7』によって、
どんな進化があったのでしょう?」

チーフ 八巻DIGIC 7は、DIGIC 6をベースに全方面でブラッシュアップさせたエンジンです。撮影機能としては、被写体検出と追尾性能が向上していますし、手ブレ補正の性能も大きく向上しています。また、画質面ではノイズリダクションが進化し、高感度時の解像感が向上しました。さらに、小絞り撮影時の解像感もアップして、回折ボケの補正が進化しています。※ G7 X Mark IIと同レンズ・同センサーのDIGIC 6 搭載機種との比較において(ISO 3200以下)

高精度な検出、タイムラグのない正確な追尾高精度な検出、タイムラグのない正確な追尾

「被写体検出・追尾性能の向上について詳しくお聞かせください。」

画質 寺山DIGIC 7では、被写体情報を用いた画像解析技術をさらに進化させています。これによって、検出・追尾性能が大きく向上しました。検出性能では、検出が難しい低彩度の被写体や背景と同系色の被写体でも検出性能がアップしています。追尾性能では、被写体が向きを変えたり動き回ったりするようなシーンでも、より高精度な追尾が可能になりました。また、人物追尾においては、他の人物と交差するようなシーンや一度フレームアウトしてから戻ってくるようなシーンでも、誤追尾を軽減できるようになっています。

   

チーフ 八巻また、液晶の表示タイムラグ自体が大きく短縮していることもポイントです。G7 X比で約50%も改善できているので、すばやく動き回る被写体であってもリアルタイムに液晶へ表示し、シャッターチャンスをねらうことができます。

体揺れにも強い 4段※手ブレ補正体揺れにも強い 4段※手ブレ補正

「手ブレ補正機構(IS)の改善とは?」

IS 宮原従来のISは、ジャイロセンサーで感知する角度ブレ情報をもとにして、光学ISユニットを制御するという構造でした。しかし、今回はジャイロセンサーからの角度ブレ情報に加えて、撮像センサーからの画像ブレ情報を組み合せてISユニットをコントロールしています。DIGIC 7によって画像情報からリアルタイムに画像のブレを解析できるようになったので、ブレ補正ヘ活用できるようになったんですね。そのうえで、ジャイロセンサーからの角度ブレ情報と画像情報を融合させるアルゴリズムを新規に開発し、より高精度にISユニットを制御させることで4段分の手ブレ補正を実現することができました。G7 Xでは3段分でしたから、1段分向上できたことになりますね※ 静止画のみ CIPA準拠

「画像情報によるISのメリットは、段数以外にもありますか?」

IS 宮原はい。ジャイロセンサーからの角度ブレ情報を使ったISはその性質上、手ブレなどの細かい高周波の揺れには強いのですが、「体揺れ」などのゆっくりとした低周波の揺れはどちらかというと苦手でした。カメラを構えたとき、どんなに動きを止めたつもりでも、体は知らず知らずゆっくり揺れてしまうものなんですが、こうした揺れには対応しきれなかった部分があるんですね。その一方で、画像情報を活用したISは低周波に強いという特性があります。こうしたお互いの特性を活かすことで、細かい手ブレだけでなく、ゆったりとした揺れにも強い全方位的なブレ補正を実現できました。

約14倍の情報量で高感度でも解像感をキープ※約14倍の情報量で高感度でも解像感をキープ※

「高感度性能はいかがでしょう?」

画質 寺山処理の見直しにより、ノイズリダクションの性能が向上しています。従来のDIGIC 6では、ノイズリダクション時に取り扱える情報量の問題から、どうしてもテクスチャーとノイズの判別ができずにテクスチャーを消失させてしまい、ノイズリダクション効果を発揮できないという部分もありました。しかし、DIGIC 7では、DIGIC 6と比べて約14倍の情報を取り扱えるようになったため、より高精度な処理ができるようになっています。エッジ部周辺に発生するノイズを低減し、高感度であっても高い解像感を保てるようになりました。今回のG7 X Mark IIにおいては、ISO1600がより大きな効果を発揮できる感度です。G7 X比でISO800に迫るエッジ部のノイズ低減を実現して、解像感の向上に寄与しています。※ G7 X Mark IIと同レンズ・同センサーのDIGIC 6搭載機種との比較において(ISO3200以下)

パンフォーカスでも逆光でも、より自然で美しい画へパンフォーカスでも逆光でも、より自然で美しい画へ

「他に画質面で進化したポイントはありますか?」

画質 寺山小絞り時の回折ボケ補正を加えました。DIGIC 7の高速な処理性能を生かし、光学情報を活用した補正を実現しています。ダイナミックな風景撮影など、パンフォーカスでの撮影でぜひ実感していただきたいですね。

   

チーフ 八巻さらに、今回コンパクトデジタルカメラとしては初めて、EOSで搭載しているオートライティングオプティマイザ―(ALO)を導入しています。DIGIC 7初搭載機種として、EOS M3で搭載していたALOよりもさらなる進化を遂げているのが特長です。これによって、コントラストを維持したまま明るさを補正できるので、逆光時の人物撮影などで積極的にご活用いただけます。

安心して撮影にすべてを注力できる電力性能安心して撮影にすべてを注力できる電力性能

「追尾やISなどの撮影機能と画質の進化がDIGIC 7の力でしょうか?」

   

チーフ 八巻それ以外に、省電力性能も大きなポイントです。DIGIC 7は省電力に大きく貢献していますし、他の部分にも再度見直しをかけました。これによって、撮影可能枚数もG7 Xでは約210枚でしたが、G7 X Mark IIでは約265枚まで伸びています。バッテリーの持続時間というのは、実際に撮影に出かけると大きな問題ですからね。電池残量を気にせず、思う存分に撮影を楽しんでいただけると思います。※ 液晶モニター表示時(CIPA規格による)