スナップ写真やポートレートなど、写真の主役といえばやっぱり人。どんなに色鮮やかにシーンを写しとれても、そこにいる人物がボケてしまっては意味がありません。そこでカメラが被写体となる人物の顔を認識し、最適なピント合わせや露出設定を行う新技術を開発。それがフェイスキャッチテクノロジーです。
カメラが認識した複数の人物の顔から、特定の人物にピントや露出を合わせつづけることで撮影ミスを減らすことができます。選択した人物の顔のAF枠は二重なり、フレーム内で人物が動くと認識枠が自動で追従します。運動会やお遊戯会など、ひとが動き回るシーンやグループのなかから特定の人物だけを狙って撮りたいときに有効な機能です。 ※動きの速い被写体や長時間横や下を向いた被写体は追尾できない場合があります。
画面内にいる人物の顔を認識して、優先的にピントを合わせる機能です。人物が複数の場合も同時にピントを合わせることが可能。動画撮影時*は、動きにも反応することができ、人物が移動すると測距枠も追随し続けます。なお、画面から人物が消えると、自動的に通常の9点測距AiAFに切り替わります。 *動画時の顔優先AFはPowerShot S5 IS/TX1のみ搭載しています。
人物の顔の明るさを良好に撮影するために露出を最適化します。認識した顔の明るさにあわせて、画面全体の明るさを適正に制御します。逆光になるシーンや暗いシーンでは、必要に応じてストロボを発光させます。
一般的なデジタルカメラの場合、ストロボ制御は画面の中央部で行います。そのため人物が画面の端にいると露出オーバーになったり、着ている服の色の濃淡によっても左右されてしまいます。しかし、見つけ出した顔を中心に調光することで白飛びや黒つぶれを軽減できます。
画面内から認識した顔の色味に注目しながらホワイトバランスを調整することで、顔をより自然な色味で撮れるようになりました。複数の光源が存在する場所や、特定の色が画面内で大きな部分を占める場合でも、それらの影響を受けないので、どんなシーンでも安心。人物をキレイなままカメラにおさめることができます。
顔認識機能を応用して、ストロボ発光時に起こりがちな“赤目”を検出してカメラ内だけで補正できます。せっかくの記念写真や決定的瞬間をとらえた写真が、もし赤目になってしまっても大丈夫です。
AFフレームの拡大表示が、顔優先AF時にも可能になりました。シャッターを半押しするだけで、画面内の顔AF枠を拡大表示。被写体との距離がちょっとあっても、撮影前に表情をしっかり確認できるので便利。最高の笑顔もカンタンに狙って撮ることができます。
人物を撮影した後で、顔へのピントをかんたんに確認できます。撮影直後だけでなく、再生時にもチェックが可能。同じシーンでの微妙な違いがわかり、便利です。
撮影した画像を、再生時に顔を中心にトリミング(画像の切り出し)してくれる機能です。余計な背景を削除することで、表情の豊かさにポイントを絞った一枚に仕上げられます。高画質の利点と顔認識技術を応用することでプリントの楽しさが、ますますひろがりました。