EOS–1D Mark III|特長

データハンドリング
新たにsRAWを加えた、充実の記録画質
sRAWを加え、さらに選択の自由度を増した記録画質
従来からあるJPEG、RAWに加え、新たにRAWにスモールサイズが追加されました。これは記録画素数が約1/4(約250万画素)、ファイルサイズが約1/2のRAW画像。付属ソフトウェアで現像処理します。印刷サイズはA5程度で充分なものの、画像調整の自由度を確保したい場合に有効です。なお JPEGの画像サイズは4種類、各サイズの画質(圧縮率)は10段階で任意設定することができます。もちろんJPEGと、RAWまたはsRAWの同時記録も可能です。
記録画質の選択
記録画質の選択は、ファンクションボタンからの設定のほか、メニュー画面での設定も可能です。
画像サイズ
| 記録画質 | 記録画素数(約・万画素) |
|---|---|
| L(ラージ) | 1010(3888×2592) |
| M1(ミドル1) | 800(3456×2304) |
| M2(ミドル2) | 530(2816×1880) |
| S(スモール) | 250(1936×1288) |
| RAW(ロウ) | 1010(3888×2592) |
| sRAW(スモールロウ) | 250(1936×1288) |
ファイル管理を効率化する、記録方法
さらに柔軟性を増した、記録メディアと記録方法
CFカードスロット、SDメモリーカードスロット*1を装備。さらに外部記録メディア*2も利用することも可能です。記録方法は、一方の記録メディアの空き容量がなくなると他の記録メディアに自動切り換えする[自動切り換え]、異なる画像サイズごとに記録メディアを指定できる[振り分け]、すべての記録メディアに同じ画像を記録する[同一書き込み]と、3種類の方法を用意。さらに、それぞれの記録済みの画像を別の記録メディアにコピーしたり、外部記録メディアにバックアップすることも可能。画像サイズをファイル名に自動的に付加できるため、逐一画像を開かなくても記録画質の判別が容易です。
- *1 2GB以上の記録容量を実現するSDHC規格に対応。
- *2 別売のワイヤレスファイルトランスミッター WFT–E2装着時。

空間を超えたファイル共有・活用 WFT–E2
無線/有線LANによる多彩な画像転送を実現
無線/有線のさまざまなネットワーク環境に対応する、ワイヤレスファイルトランスミッター WFT–E2を新開発。撮影した画像を指定サーバーに自動転送する「FTPモード」、リモートライブビュー撮影をはじめ各種のリモート操作を実現する「PTPモード」、Webブラウザーでリモート撮影と画像取り込みができる「HTTPモード」の、3種類の通信モードを搭載しています。カメラに接続ウィザードを用意しているため、画面にしたがって入力するだけでセットアップが完了。さらに無線LANアクセスポイントや無線LAN端末の検出機能も装備。LAN環境にある端末を一覧で表示するため、通信したい相手とすばやく接続することができます。内蔵アンテナの転送可能距離は最長で約150mです。
外部記録メディアやGPS機器が利用できる、USBホスト機能
ワイヤレスファイルトランスミッター WFT–E2は、USB 2.0 Hi–Speed端子とUSBホスト機能を装備。外部記録メディアを接続することが可能です。膨大な枚数を撮影するときも、メモリーカードを交換・管理する煩わしさを解消するほか、「記録メディア自動切り換え」「振り分け記録」「同一画像記録」の設定にも対応。さらに、メモリーカード内の画像のコピーやバックアップ保存など、データハンドリングの自由度を大きく向上させます。また、外部メディアの代わりにハンディタイプのGPS機器をUSB接続することにより、「緯度、経度、標高、協定世界時」の情報を取得して、Exif情報のGPSタグに付加することも可能です。
画像のセキュリティーを確保 OSK–E3
セキュリティー強化に貢献する、オリジナル性判定・暗号化キット
オリジナルデータセキュリティーキット OSK–E3を開発。撮影時に、カメラが画像にオリジナル画像判定用データを付加(C.Fn IV–15)。OSK–E3が対象画像と判定用データを分離・比較し、レタッチ等が行われているか否かを高精度に判定します。さらに、EOS–1D Mark IIIとの組み合せにより画像の暗号化記録を実現。万が一、第三者が記録メディアまたは伝送中の画像を入手しても、閲覧・改ざん・不正使用される心配がありません。暗号化された画像は、Original Data Security UtilityをインストールしたPCで復号、閲覧が可能。復号した状態で画像保存、オリジナル性の検証も行えます。

プリントワークへの回答
撮影からプリントまでの、ソリューション・システムを構築
大判プリントして最終作品とする、色見本としてプリントしてデータに添付する、サムネイル出力してファイルの管理に役立てる。プロのワークフローにおいて、自家プリントの重要性は大きくなるばかりです。EOS DIGITALのソリューションも、撮影と現像だけでは終わりません。印刷ソフトウェアとプリンタを通じて、PCプリントにも高画質を追求するとともに、ワークフローの効率化をサポートします。
ダイレクト画像転送
EOS DIGITAL Solution DiskをインストールしたPCとの接続により、画像をスムーズにPCへと転送。Digital Photo ProfessionalとPIXUS Pro9500/Pro9000の付属アプリケーションEasy–PhotoPrint Proとの連携により、RAW画像の現像・画像調整からプリントまでが一連のワークフローで可能になります。
RAW/sRAW画像をスムーズにプリント
RAW画像をPCからプリントする場合、一度フル解像度で現像してから印刷サイズに合わせたデータを生成、プリンタに送るのが一般的です。多くの画像を一度にプリントしたい場合、これはPCにとって大きな負荷となります。そこで、Digital Photo ProfessionalとEasy–PhotoPrint Proはお互いに連携。ワンクリックでDigital Photo ProfessionalからEasy–PhotoPrint Proへ転送、現像の手間なくピクサスから直接プリントすることにより、現像に要する時間を短縮。プリント速度を大幅に向上させることが可能です。
Easy–PhotoPrint Proとのシームレスな連携
Adobe Photoshop(R) CS/CS2/CS3からプリントする場合、これまではPhotoshopとプリンタドライバ、それぞれに印刷設定が必要でした。Easy–PhotoPrint Proなら、この印刷設定を一元管理。Easy–PhotoPrint Proでレイアウトや印刷し、イメージ通りの仕上がりを出力します。
好みの色を追求できる、色調整機能
Easy–PhotoPrint Proは、色調整のパターン印刷機能を搭載。用紙の種類ごとの発色特性に合わせて、プリントの色合いや明るさを微調整することが可能です。また、画像調整に使用しているパソコンのモニターの色合いなどに、プリンタをマッチングさせられるのもメリット。簡便なカラーマネジメントとしても力を発揮します。
ワークフローを効率化する、ソフトウェア
さらに使いやすくなったEOS UtilityとDigital Photo Professional
EOS DIGITALとPCの通信用ソフト・EOS Utilityと、RAW画像の閲覧/現像/編集ソフト・Digital Photo Professionalを同梱。EOS UtilityはカメラからPCへ画像を取り込めるほか、PCから各種設定をカメラに登録することができます。リモート操作も行え、特にEOS–1D Mark IIIとの接続によりリモートライブビュー撮影を実現。スタジオ撮影などに大きな力を発揮します。
Digital Photo Professionalも進化。メイン画面は、ドラッグ&ドロップによるサムネイル画像の並べ替え、RAW+JPEGで同時記録した画像の一括サムネイル表示、ライブビュー撮影でアスペクト比設定した画像のトリミング表示など、操作性が大きく向上しています。さらにRAW表示の高速化、「NR」パレットを加えさらに充実したツールパレット、ダストデリート機能など、ワークフローを効率化するための機能が充実しています。