EOS–1Ds Mark III|特長

データハンドリング
新たにsRAWを加えた、充実の記録画質
従来からあるJPEG、RAWに加え、新たにRAWにスモールサイズが追加されました。これは記録画素数が約1/4(約520万画素)、ファイルサイズが約1/2のRAW画像。付属ソフトウェア「Digital Photo Professional」で現像処理します。印刷サイズはA5程度で充分なものの、画像調整の自由度を確保したい場合に有効です。なおJPEGの画像サイズは4種類、各サイズの画質(圧縮率)は10段階で任意設定することができます。もちろんJPEGと、RAWまたはsRAWの同時記録も可能です。
記録画質の選択
記録画質の選択は、ファンクションボタンからの設定のほか、メニュー画面での設定も可能です。
1枚のサイズ/撮影可能枚数/連続撮影可能枚数(目安)
| 記録画質 | 記録画素数 (約・万画素) | ファイルサイズ (約・MB) | 撮影可能枚数 (約・枚) |
|---|---|---|---|
| L(ラージ) | 2100(5616×3744) | 6.4 | 290 |
| M1(ミドル1) | 1660(4992×3328) | 5.2 | 350 |
| M2(ミドル2) | 1100(4080×2720) | 3.9 | 470 |
| S(スモール) | 520(2784×1856) | 2.2 | 840 |
| RAW(ロウ) | 2100(5616×3744) | 25.0 | 75 |
| sRAW(スモールロウ) | 520(2784×1856) | 14.5 | 130 |
- ※ 当社試験基準2GB CFカード使用時の枚数。
- ※ 当社試験基準(JPEG画質:8、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード、カスタム機能:初期状態)による。
- ※ 被写体やメモリーカードの銘柄、ISO感度、ピクチャースタイル、カスタム機能などの設定により異なる。
ファイル管理を効率化する、記録方法
CFカードスロットはCFカード新仕様のUDMA(Ultra Direct Memory Access)に対応、SDメモリーカードスロットは2GB以上の記録容量を実現するSDHC(SD High Capacity)規格に対応。ファイルサイズの大きな高画質データの大量記録、高速書き込みに対応しています。さらに外部記録メディア*も利用することも可能です。記録方法は、一方の記録メディアの空き容量がなくなると他の記録メディアに自動切り換えする[自動切り換え]、異なる画像サイズごとに記録メディアを指定できる[振り分け]、すべての記録メディアに同じ画像を記録する[同一書き込み]と、3種類の方法を用意。さらに、それぞれの記録済みの画像を別の記録メディアにコピーしたり、外部記録メディアにバックアップすることも可能。画像サイズをファイル名に自動的に付加できるため、逐一画像を開かなくても記録画質の判別が容易です。
- * 別売のワイヤレスファイルトランスミッター WFT–E2装着時。

プロのニーズに応える拡張性、WFT–E2 II B対応
ワークフローに柔軟性と効率をもたらす、WFT–E2 II B
無線/有線LAN環境でのデータハンドリング、カメラのリモート操作を実現するワイヤレスファイルトランスミッター WFT–E2 II Bに対応しています。撮影した画像を指定サーバーに自動転送する「FTPモード」、リモートライブビュー撮影を実現する「PTPモード」、Webブラウザーでリモート撮影と画像取り込みができる「HTTPモード」の、3種類の通信モードを搭載。スタジオ撮影の効率化、フィールド撮影における画像の即時活用などに力を発揮します。
外部記録メディアやGPS機器を接続できる、USBホスト機能
ワイヤレスファイルトランスミッター WFT–E2 II Bを介して、外部記録メディアをUSB接続することが可能です。膨大な枚数を撮影するときも、メモリーカードを交換・管理する煩わしさを解消でき、便利です。また、ハンディタイプのGPS機器をUSB接続することにより、「緯度、経度、標高、協定世界時」の情報を取得、Exif情報のGPSタグに付加することも可能。ネイチャーフォトや航空写真などにおいて、撮影場所と撮影時間を記録・管理するのに役立ちます。
表現者のアートワークをサポートする、多彩なソフトウェア
RAW画像の閲覧/現像/編集ソフト・Digital Photo Professional
Digital Photo Professionalは、さらに進化を続けます。メイン画面では、ドラッグ&ドロップによるサムネイル画像の並べ替え、RAW+JPEGで同時記録した画像の一括サムネイル表示、ライブビュー撮影でアスペクト比設定した画像のトリミング表示など、操作性が大きく向上しています。また、RAW表示の高速化、「NR」パレットを加えさらに充実したツールパレット、ダストデリート機能など、ワークフローを効率化するための機能が充実しています。さらに、レンズ収差補正機能も新搭載。光学理論や設計上の限界から発生する収差(周辺光量低下、歪曲収差、色収差、色にじみ)を、画像処理によって補正することが可能です*。レンズ設計、カメラレンズシステム設計、画像設計を一貫して開発してきた、キヤノンならではの機能です。
- * EFレンズ使用時のみ有効です。一部、レンズ収差補正機能の対象外となるEFレンズがあります。
オリジナルのピクチャースタイルが作成できる、Picture Style Editor
撮影された色と表現したい色を比較しながら調整することで、オリジナルのピクチャースタイルファイルを作成することができます。RAW画像の調整結果からピクチャースタイルを作成し、カメラやDigital Photo Professionalに適用。撮影後、逐一画像を調整していた手間がなくなり、より手軽に個性を反映した画像が得られます。
EOS DIGITALとパソコンを結ぶ通信用ソフト、EOS Utility
EOS UtilityはカメラからPCへ画像を取り込めるほか、PCから各種設定をカメラに登録することができます。リモート操作での撮影も簡単に行え、特にEOS–1Ds Mark IIIとWFT–E2 II Bとの接続によりリモートライブビュー撮影を実現。新たにクイックプレビュー機能も搭載し、スタジオ撮影などに大きな力を発揮します。
プリントワークへの回答
大判プリントして最終作品とする、色見本としてプリントしてデータに添付する、サムネイル出力してファイルの管理に役立てる。プロのワークフローにおいて、自家プリントの重要性は大きくなるばかりです。EOS DIGITALのソリューションも、撮影と現像だけでは終わりません。印刷ソフトウェアとプリンタを通じて、PCプリントにも高画質を追求するとともに、ワークフローの効率化をサポートします。
ダイレクト画像転送
EOS DIGITAL Solution Diskをインストールしたパソコンとの接続により、画像をスムーズにパソコンへと転送。Digital Photo ProfessionalとPIXUS Pro9500 MarkII/Pro9000 MarkIIの付属アプリケーションEasy–PhotoPrint Proとの連携により、RAW画像の現像・画像調整からプリントまでが一連のワークフローで可能になります。
RAW/sRAW画像をスムーズにプリント
RAW画像をパソコンからプリントする場合、一度フル解像度で現像してから印刷サイズに合わせたデータを生成、プリンタに送るのが一般的です。多くの画像を一度にプリントしたい場合、これはPCにとって大きな負荷となります。そこで、Digital Photo ProfessionalとEasy–PhotoPrint Proはお互いに連携。ワンクリックでDigital Photo ProfessionalからEasy–PhotoPrint Proへ転送、現像の手間なくピクサスから直接プリントすることにより、現像に要する時間を短縮。プリント速度を大幅に向上させることが可能です。
Easy–PhotoPrint Proとのシームレスな連携
Adobe Photoshop(R) CS/CS2/CS3からプリントする場合、これまではPhotoshopとプリンタドライバ、それぞれに印刷設定が必要でした。Easy–PhotoPrint Proなら、この印刷設定を一元管理。Easy–PhotoPrint Proでレイアウトや印刷し、イメージ通りの仕上がりを出力します。
好みの色を追求できる、色調整機能
Easy–PhotoPrint Proは、色調整のパターン印刷機能を搭載。用紙の種類ごとの発色特性に合わせて、プリントの色合いや明るさを微調整することが可能です。また、画像調整に使用しているパソコンのモニターの色合いなどに、プリンタをマッチングさせられるのもメリット。簡便なカラーマネジメントとしても力を発揮します。

