• 概要
  • 特長
    • 描画力
    • 機動力
    • データハンドリング
    • 操作性・信頼性
  • 仕様
  • 撮影サンプル
  • 外観

EOS–1Ds Mark III|特長

EOS-1Ds Mark III

機動力

最高約5.0コマ/秒の高速連続撮影

約2110万画素の高画質でありながら、ワンショットAF/AIサーボAF時ともに最高約5.0コマ/秒の高速連続撮影を実現。商品撮影はもちろん、人物の一瞬の表情を狙ったポートレート、動きの激しいスポーツなど、幅広いテーマに対応することができます。ドライブモードに高速連続撮影、低速連続撮影を用意しており、被写体の動きにすばやく対応することが可能。また、それぞれのモードは連続撮影速度をユーザー自身が設定できます。

最大56枚(JPEG Large)。ゆとりある連続撮影可能枚数

超高画質と機動性の両立。EOS–1Ds Mark IIIは、JPEG Largeで約56枚、RAWで約12枚という連続撮影可能枚数を確保しています。さらに、UDMA対応CFカード使用時は書き込み速度が約3倍(EOS–1Ds Mark II比)にアップ。ゆとりあるバッファ容量と速やかなバッファ開放で、撮影枚数への気遣いが減り、次々と訪れるシャッターチャンスに集中することができます。

記録画質連続撮影可能枚数[約/枚]
高速連写低速連写
L(ラージ)56(63)83(180)
M1(ミドル1)73(96)140(370)
M2(ミドル2)110(160)300(500)
S(スモール)160(470)890(890)
RAW(ロウ)12(12)14(16)
RAW+L(ラージ)10(10)10(10)
M1(ミドル1)10(10)10(10)
M2(ミドル2)12(12)12(12)
S(スモール)12(12)12(12)
sRAW18(18)24(28)
sRAW+L(ラージ)12(12)14(16)
M1(ミドル1)12(12)14(16)
M2(ミドル2)12(12)18(18)
S(スモール)18(20)20(24)
  • 当社試験基準 2GB CFカード使用時の枚数。
  • ( )内の数値は、UDMA対応のキヤノン試験基準 2GB CFカード使用時の枚数。
  • 当社試験基準(JPEG画質:8、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード、カスタム機能:初期状態)による。
    (連続撮影可能枚数は、被写体やメモリーカードの銘柄、ISO感度、ピクチャースタイル、カスタム機能などの設定により異なる)

撮影環境への配慮、サイレント1枚撮影モード

写真:サイレント1枚撮影カメラの作動音が、その場の雰囲気にそぐわないケースがあります。そこで、ドライブモードにサイレント1枚撮影モードを新たに搭載。これはカメラの静音化というテーマに早くから取り組んできた、キヤノンならではのモードです。ミラーダウンおよびシャッターチャージ時のモーターを低速駆動することで、ミラーショックとチャージ駆動に伴う音を抑制。撮影後、シャッターボタンを戻すまでチャージされないため、作動音の発生タイミングを任意でコントロールしたい場合にも有効です。

高精度クロスタイプ、19点エリアAF

図:クロスタイプ測距点AFシステムは、19点クロス+アシスト26点の新エリアAFです。原理的に分解能力が高いF2.8光束センサーと、デフォーカス検知に優れたF5.6光束センサー。この組み合わせから、EOS–1Ds Mark IIIの高精度なAFが生まれます。さらに、26点のアシスト測距点を含む合計45点のAFフレームで被写体を捉えるため、予測が困難なシーンにも的確な対応が可能です。なお、AFセンサーの感度を高めることにより、低輝度限界性能が向上(-1~18EV、常温・ISO100)。暗い状況下でのAF活用を可能とし、撮影の効率化に貢献します。

  • EF24mm F2.8、EF28mm F2.8使用時は、19点のクロスAFフレーム中、左端3点/右端3点を除く13点でクロスタイプ測距ができます。左端3点/右端3点では、横線検出によるAF撮影となります。EF70–200mm F2.8L USMとエクステンダーを組み合わせたときは、中央AFフレームを選択して撮影してください。中央以外のAFフレームでは測距誤差が生じることがあります。

撮影者の意思に応える、多彩なAF機能

すべてのAFフレームを使って自動的に被写体を捕捉する45点自動選択のほか、19点のうち任意の1点を選んで撮影することもできます。任意選択時のAFフレーム選択方法はAFフレーム選択ボタン押し後、メイン・サブ電子ダイヤルを操作するというシンプルなものです。さらにAFフレーム選択ボタン押し後、背面のマルチコントローラーを押すだけで中央AFフレームを選択することができます。なお、左端/右端を越えると、45点自動選択になります。

19点

図:AF19点19点のAFフレームから、任意の1点を選択します(C.Fn III–9–0)。構図の自由度とAF撮影の手軽さ、どちらも重視したい場合に有効です。

9点内側/外側

図:AF9点内側/外側任意選択できるAFフレームを9点(中央1点を含む)に限定することで、AFフレーム選択の機動性を高めることができます。9点のAFフレームは内側(C.Fn III–9–1)、または外側(C.Fn III–9–2)。ある程度、事前に構図を決めて撮影したい場合に効果的です。

  • メイン電子ダイヤル。
  • サブ電子ダイヤル。
  • AFフレーム選択ボタン押し後、背中のマルチコントローラーを押すと中央AFフレーム選択、左端/右端を越えると45点自動選択になります。

作動耐久試験約30万回をクリアする、高速・高耐久シャッター

実績のあるシャッターユニットをベースに、耐久性と安定性、信頼性のさらなる向上を図りました。部品表面処理、熱処理を最適化した、高耐久部品を採用。作動耐久試験約30万回をクリア。さらに、スリット通過時間を検知するフォトリフレクター(PR)を新たに採用することで、耐久性とともにシャッター精度の安定性も高めています。また、X接点もPR信号による電子X接点を採用しています。最高シャッター速度は1/8000秒。肉眼が捉えられない瞬間を鮮やかに切り取り、大口径EFレンズが持つ絞り開放の効果も存分に引き出せる高速シャッターです。

光を自在に演出する、63分割測光センサー

19点のAFフレームに対応する、新開発の63分割測光センサーを搭載。評価測光やE–TTL II自動調光時、最適化されたアルゴリズムと相まって、的確な露出制御・調光制御を実現しました。また多彩な測光方式を搭載。シーンに柔軟に対応したり、慣れ親しんだ撮影スタイルで光と影を演出することができます。

評価測光

ファインダー内に占める被写体の位置、明るさ、背景、順光/逆光など、複雑な光の要素をカメラが判断し、主被写体を適正露出にします。被写体の反射率などの影響を抑え、さらに安定して適正露出が得られる、最新のアルゴリズムを採用しています。

中央部重点平均測光

図:中央部重点平均測光63分割測光によって得られる画面全体の輝度情報を加味しつつも、画面中央部に重点を置いた測光方式です。経験的に身につけた露出ノウハウを活かしたい場合に有効です。

部分測光

図:部分測光測光範囲は、ファインダー画面中央部の約8.5%。背景の輝度の影響を抑えつつ、被写体全体を測光。AEロックと組み合わせることにより、効率的に撮影が進められます。

スポット測光

図:スポット測光ファインダー画面中央部、約2.4%の範囲を測光します。さらに、測光領域を合焦AFフレームと連動させることも可能(C.Fn I–7)。被写体と背景の輝度差が大きい場合でも、AFと同時に適正露出が得られ便利です。最高8回のマルチスポット測光も可能。

多彩な表現を生み出す、露出モード

シャッター優先AE、絞り優先AE、プログラムAE(シフト可)を搭載。それぞれセイフティシフト(C.Fn I–8)が可能で、露出の自由度を重視しつつ確実性も確保できます。さらに、E–TTL II自動調光プログラムストロボAE(C.Fn II–4により評価調光/平均調光を選択可)、マニュアル露出、バルブを用意しています。セイフティシフトでC.Fn I–8–1はシャッター優先AE、絞り優先AEに対して機能するもので、被写体の明るさが急変した場合、カメラが自動的に設定値をシフトして適正露出を確保します。C.Fn I–8–2は、シャッター優先AE、絞り優先AE、プログラムAEに対して機能。ISO感度をシフトするため、意図した動感や被写界深度を変えることなく常に適正露出を確保できます。

スタジオで効果を発揮、ライブビュー撮影

写真:ライブビュー撮影被写体やストロボの準備、構図やピントの確認、露出の設定など、さまざまな作業を並行して行うスタジオ撮影では、ファインダーの代わりに、カメラの液晶モニターまたはパソコンの画面を見ながら撮影するライブビュー機能が力を発揮します。レンズが捉えた映像をリアルタイム(30フレーム/秒)で確認できるため、逐一ファインダーを覗きこむ必要がなくなり、セッティングから実撮影までを大幅に効率化することが可能。また、フィールドにおいてもハイ/ローアングル撮影などで有効です。

  • パソコン画面を見ながら撮影するリモートライブビュー撮影では、付属ソフトウェア「EOS Utility」をパソコンにインストールする必要があります。
  • 撮影環境によっては温度警告が表示される場合があります。

拡大表示

写真:ライブビュー拡大表示ライブビュー撮影時のピント合わせはマニュアルフォーカスです。拡大ボタンを押すと、フォーカスフレームを中心に5倍、10倍と順次、拡大表示に切り換わるため、ピント合わせがより厳密に行えます。フォーカスフレームは、マルチコントローラーを使って任意の位置に移動が可能です。

露出シミュレーション

実際の撮影露出を反映したシミュレーション表示が可能なため、シャッターを切る前に撮影露出のイメージを確認することができます。

  • 輝度などの条件によっては、設定どおりの明るさで表示されない場合があります。
  • ストロボ使用時、およびバルブ設定時は、露出シミュレーションは行われません。
絞り込みボタンによるシミュレーション
絞り込みボタンを押すとシミュレーション表示。実際の撮影露出で表示されるため、画面が暗くなり、被写界深度が確認しにくくなる問題がありません。
シミュレーションの常時表示
通常、ライブビュー時の画面は、露出設定に関わらず最も見やすい明るさで表示されています。これを、常に露出設定を反映した表示に切り換えることが可能です(C.Fn IV–16–1)。マニュアルでの露出設定やAE撮影時の露出補正が、より直観的に行えます。

グリッド表示

写真:グリッド表示全画面表示時は、縦横2本ずつのグリッド線を表示することが可能。垂直・水平の傾きを補正するのに役立ちます。

アスペクト比情報の付加

写真:アスペクト比情報の付加フィルム式の中判/大判カメラや印画紙のアスペクト比に応じた縦線を画面に表示(C.F IV–14)。アスペクト比情報を付加した画像を付属ソフトウェア「Digital Photo Professional」で開くと自動的にトリミング表示されるほか、そのアスペクト比のままJPEG/TIFF変換・保存、印刷することが可能です。使い慣れたカメラの構図感覚を活かしたい場合や、プリントを前提とした撮影などで役立ちます。

テスト撮影機能

リモートライブビュー機能では、ストロボ撮影時のホワイトバランス調整も簡単に行えます。テスト撮影後、表示された画像でクリックホワイトバランスを設定。再度テスト撮影を行うことで、ホワイトバランスがカメラに適用・登録されます。撮影後、マニュアルホワイトバランスを設定したり色温度設定する必要がなくなり、スタジオワークなどの効率化に貢献します。

小型・軽量・大容量のリチウムイオン電池

写真:バッテリーパック安定性と発展性がある技術を電源にも。EOS–1Ds Mark IIIは、小型・軽量、かつ大容量な電源を求め、新開発のリチウムイオン電池、バッテリーパック LP–E4を採用しました。小型・軽量でありながら、2300mAhの大容量を実現。カメラ本体の徹底した低消費電力化と相まって、常温(+23℃)で約1800枚の撮影が可能です。バッテリーパック LP–E4はICチップを内蔵。カメラと情報通信することにより、きめ細かなバッテリー残容量の確認が可能です。ファインダー内および上面表示パネルに、6段階で電池残量を表示。さらにメニュー[バッテリー情報]では1%単位で残容量を確認できるほか、撮影回数、劣化度なども確認できます。


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