EOS 7D|特長

快適操作
3.0型クリアビュー液晶II
反射を原因から取り除く。強化ガラス採用3.0型クリアビュー液晶II。
光の反射を減らすのではなく、その原因を取り除く発想で開発した、3.0型クリアビュー液晶II。反射の原因の一つに、液晶モニターの保護カバーと、液晶パネルの間にある隙間(空気層)があります。この隙間に光学弾性体を充填し、密着させるソリッド構造を採用。反射を抑制し、日中の屋外でもより優れた視認性を発揮します。液晶モニターの保護カバーには、外部からの衝撃に強い強化ガラスを採用。また液晶パネルは、広視野角・約92万ドット(VGA)。発色性・色再現性にも優れているため、拡大表示しても十分な解像感が得られ、ピントチェックも快適に行えます。

状況に合わせて、常に視認性の高い表示を。液晶自動明るさ調整。
液晶モニターの横に、外光センサーを装備。周囲の明るさに合わせて、自動的に液晶の輝度を調整します。自動調整時の明るさは「暗め/標準/明るめ」の3段階。手動で7段階から明るさを調整することもできます。
多彩な設定項目で使いやすい。新しい仕様のクイック設定画面。
撮影機能の設定状態を一画面に集約することで、ダイレクトな機能選択と、設定変更が直観的に行えるクイック設定画面。シャッター速度や絞り数値、記録画質、AFフレームのほか、AFフレーム選択、オートライティングオプティマイザ、操作ボタンカスタマイズなど多彩な設定項目を設置しています。また、カメラ背面には「クイック設定専用ボタン」を配置。ファインダー撮影時だけでなく、ライブビュー撮影時でも、すばやくクイック設定画面を表示することができます。
ライブビュー撮影機能
専用スイッチですばやく切り替え。「ライブビュー撮影/動画撮影」切り替えスイッチ。
ハイ/ローアングルで撮影する時、三脚を使ってじっくり構図を決める時など、ライブビュー撮影機能は、いまやデジタル一眼レフカメラに欠かせない機能の一つです。高性能で快適なライブビュー撮影への要求は、ますます高度化しています。EOS 7Dは、性能と快適性を追求。ライブビュー撮影機能へのアクセスをよりスピーディーにするために、「ライブビュー撮影/動画撮影」切り替えスイッチを設置しました。スイッチを「ライブビュー」に合わせ「スタート/ストップ」ボタンを押すだけで、ライブビュー撮影に切り替わります。クリアな画面と約100%の視野で、構図決定やピント合わせも快適に行えます。また、ライブビュー撮影状態のまま、メニュー機能の設定、クイック設定画面表示、ホワイトバランスの設定など、さまざまな機能が使えます。

進化したライブモードなど、3種のAFモードを搭載。
顔優先ライブモード
フェイスキャッチテクノロジーを採用し、人物の顔を認識して「画面中央寄りで大きな顔」に優先的にピント合わせを行うモード。自動で適した露出やホワイトバランスに調整します。複数の顔を検出した場合は、一つの顔にフォーカスフレームを表示。マルチコントローラーを操作することで、ピント合わせしたい顔を自由に選べます。オートフォーカス時※も、ライブビュー表示は消失しません。
ライブモード
ライブモードでは、ライブビュー撮影中にオートフォーカス※しても、液晶モニターの映像が途切れません。撮影者の意図に応じて自由にフレーミングできるため、ハイ/ローアングル撮影時に有効です。
クイックモード
ファインダー撮影と同じ、19点AFを活かした高速・高精度なオートフォーカスを行うモード。オートフォーカス中はライブビューが一度中断、合焦後にライブビュー映像が再び表示されます。すばやいピント合わせが求められるシーンに適したモードです。
- ※ ライブモード・顔優先ライブモードは、被写体条件や使用するレンズによって「ピントが合いにくい」「ピント合わせにしばらく時間がかかる」ことがあります。
撮影直前に仕上がりのイメージを確認。ファイナルイメージシミュレーション。
ライブビュー撮影中または、動画撮影中にリアルタイムで撮影結果のシミュレーションが行えます。露出補正やピクチャースタイル、オートライティングオプティマイザ、ホワイトバランス、絞り込み効果など、撮影直前に仕上がりイメージの確認が可能。設定の変更もスムーズに行えます。
厳密なピント合わせは、マニュアルフォーカスで。
ライブビュー撮影時、三脚を使った風景やマクロ撮影などのシビアなピント合わせに有効なのが、マニュアルフォーカスです。マルチコントローラーを使い、フォーカスフレームを、ピント合わせをしたい位置に合わせて5倍、10倍に拡大して表示可能。低反射で高画質な液晶モニターなので、厳密なピント合わせが行えます。

静音、低振動撮影を実現する、キヤノン独自の静音撮影モード。
野鳥や昆虫撮影など、シャッター音や撮影時の振動をできる限り抑えたい、というシーンがあります。そこで、活躍するのが静音撮影モードです。メカ先幕シャッターの動きをCMOS内部で忠実に再現する電子先幕シャッターと、メカ後幕シャッター走行の組み合せにより、ミラーアップしたまま静音かつ低振動な撮影を実現。シャッターユニットとCMOSセンサーを自社開発しているキヤノンならではの機能です。
水平・前後の傾きを検知。EOS初のデュアルアクシス電子水準器を搭載。
風景撮影時など、水平出しに欠かせない水準器。外付けタイプは、ファインダーや液晶モニターから目を離しながらチェックする必要があり、フレーミングと同時に水平出しすることができません。そこで開発されたのが、インテリジェントビューファインダーによるデュアルアクシス電子水準器です。ライブビュー撮影時はもちろん、ファインダー撮影時にも表示可能。基準線が見えにくいシーンでも、客観的で安定した水平出しが行えます。また、EOS 7Dは前後の傾きも検知。建物などの撮影では、前後の傾きによるわずかな上・下すぼみを防止します。

総合的なダスト対策
総合的なセンサーダスト対策。EOS Integrated Cleaning System。
センサー部分に付着し画像に写り込んでしまう、ホコリなどのダスト。キヤノンは、その発生から除去までを3ステップで総合的に対処します。
①【ダストの発生を抑制】
シャッターユニットやボディーキャップに、ダストの出にくい部材を採用しました。
②【ダストの付着を抑制】
センサー部最前面のローパスフィルターに付着したダストを、超音波振動でふるい落とす、セルフクリーニングセンサーユニット。ローパスフィルター前面には、ダスト付着防止用フッ素コートを採用し、高い除去能力を実現します。

③【ダストの除去】
万一除去できなかったダストは、その位置情報を取得し、撮影データに付加。付属ソフトウエア[Digital Photo Professional]で、現像時に一括で消去します。
バッテリー情報表示
バッテリーの残容量や劣化度を液晶モニターでチェック。
バッテリーパックLP–E6との通信機能を搭載。液晶モニター上でバッテリー残容量(1%刻み)、撮影回数、劣化度(3段階表示)を確認できます。バッテリー情報は、最大6個までカメラに登録することが可能。複数のバッテリーパックの状態を把握することができ、効率的な機材管理を行えます。
超流体デザイン
使うほどに愛着が深まるデザインをめざして。EOSの進化形「超流体デザイン」。
メカは進化し続けているが、デザインはどうか。キヤノンは、EOS 7Dの開発に伴い、デザインプロセスの発想も一新。かつてないフォルムの開発がスタートしました。まず、世界各国でリサーチを行い、ハイアマチュアのデザインの好みを収集。「堅牢感」「凝縮感」「メカニカル感」というキーワードを得て、従来のEOSが持つ「先進」「洗練」「スマート」「グッドホールディング」の思想と融合させ、球体を変化させる独創的な手法で具現化。それがEOSの進化形「超流体デザイン」です。文字通り、流れるように連続する曲面で構成。シンプルに無駄なく内部構造を包み込んでいます。外装合わせ目の精密度にも配慮し、高級感と緻密感を演出。また、ホールド性、各部材、塗装に至るまで、すべてを徹底的に高品位に作り込みました。眼で見て、手で触って、実感できる新しさと心地よさ。使うほどに愛着が深まっていくデザインが完成しました。
持ちやすく、疲れにくい。手の形状を科学した、新設計グリップ。
撮影者の手と同化するグリップをめざし、さまざまな視点から快適性を追求。手の形状を分析し設計した、新しい快適なグリップが完成しました。指掛かりがよく手になじむ形状のため、横位置撮影だけでなく、縦位置撮影時のカメラの安定性に優れています。グリップラバーは右手のグリップ力を均一に分散する形状と硬度により、心地よい持ち味を実現。特に力のかかる部分はラバーを厚くし、指の力を効率的に吸収。長時間撮影時の手の疲労を軽減します。また、右手母指球にフィットする、背面形状を新たに採用。手の引っ掛かりがよく、手への負担を軽減します。
撮る気持ちへと駆り立てる、快適なレリーズ音を追求。
何度でもシャッターを切りたくなる、快適なレリーズ音へ。レリーズ音に対するユーザー評価をリサーチし、実機による周波数特性を分析することで、多くの人が「快適」と感じる音を追求。その音を実際のレリーズ音に反映させるため、メインミラーダウンの振動を他の部材に受け流す方式による、ミラーバウンド防止機構を新たに開発。衝突エネルギーを逃がすと同時にミラーバウンドを瞬時に止めることで、短くキレのよい音になるように工夫しています。
よく使う機能を割り当て可能。マルチファンクションボタン。
シャッターボタンのすぐそばに新たに配置された、マルチファンクションボタン。「AEロック」「FEロック」「ワンタッチRAW+JPEG機能」「ファインダー内水準器表示」から、ファインダー撮影中に活用したい使用頻度の高い機能を、操作ボタンカスタマイズ機能で割り当てることができます。
大型メニューボタン
押しやすく、視認性の高い、大型メニューボタン。
操作性の向上を図るため、メニューボタンを縦に配列。名称をボタン上に印刷することで、視認性を向上させています。大型化することで、グローブをしたままでもスムーズなボタン操作が可能に。またメニュー系ボタンは外装面に収め、機能系ボタンを突出させることで、誤操作を防止します。

誤操作を防止。サブ電子ダイヤルスイッチを独立配置。
サブ電子ダイヤルスイッチとメインスイッチを、分離して配置。意図せず電源を切ってしまうといった誤操作を防げます。
好みに合わせて自由に設定。操作ボタンカスタマイズ機能。
よく使う機能を、自分が操作しやすいボタンに割り当てられる操作ボタンカスタマイズ機能。設定画面ではボタンの種類や設定する機能をアイコンで表示しているので、どのボタンに何の機能が割り当てられているかが一目でわかります。
高耐久&防塵・防滴構造
信頼性を高める、マグネシウム合金製外装と高耐久塗装。
軽量で高強度、電磁シールド効果のあるマグネシウム合金を、主要外装カバー(上/前/後)に採用。グリップ部と前カバーの一体成形により、優れたボディー剛性を実現しています。カバーの合わせ目の隙間を、緊密にすることで、より美しく精密感の高い外装に。本体の基本構造は、ステンレス製シャーシと高強度エンジニアリングプラスチックス製のミラーボックスで構成しています。また、EOS-1系と同様の高耐久艶消し梨地塗装を採用。摩耗によるテカリが出にくく、高品位な質感を長期間持続します。

より安定した三脚固定をサポートする、滑り止め底面ラバー。
一般に三脚ねじ穴周辺の底面カバーには、滑り止めパターンを施しています。EOS 7Dでは、ここに別部材のラバーを採用。重量のある大口径レンズ使用時などでも、安定した三脚固定を実現します。
約15万回の耐久試験をクリア。高速シャッターを採用。
EOS-1系に採用されている非接触式ロータリーマグネット方式のシャッターを、APS-CサイズのCMOSセンサー仕様に開発。ホコリや油分が付着しにくく、摩耗への耐性も向上。高い信頼性を発揮します。約15万回の耐久試験をクリアする、高速・高耐久シャッターです。
過酷なフィールド撮影にも強い、防塵・防滴構造。
EOS 7Dは、電池室やメモリーカードスロットカバー開閉部、各種操作ボタンなどへのシーリング部品の組み込み(赤色部)や、マグネシウム合金製外装カバーの高精度段差合わせ構造、高精度なダイヤル回転軸、グリップラバーの密着構造などの採用(緑色部)により、高い防塵・防滴性を実現しています。

- ※ EOS-1Ds/1Dシリーズの防塵防滴構造とは異なります。