インターネットが普及する前、ビジネスの連絡手段と言えば電話、ファクス、郵便が一般的。そんな時代に使われていた名刺の役割は、「連絡先の伝達カード」だった。しかし、インターネットが普及した現在はメールによるコミュニケーションが一般的に。当然、名刺の役割も変わった。社会人、特に営業職の方にとって、今や名刺は強力な「営業ツール」に生まれ変わったのだ。
ここでは、いかに名刺を使って相手に自分を売り込むか、自社の製品などを効果的にアピールするか考えてみよう。日本における名刺の基本サイズは55mm×91mm。この小さなスペースに、ビジネス成功のヒントが隠されている。

初対面の相手に、いきなりカタログやパンフレットを差し出しても、なかなか受け取ってもらえない場合が多い。しかし、名刺は必ずといって良いほど受け取ってもらえ、さらに捨てられにくいという特性を持つ。顔写真や似顔絵入りは、ことさらその傾向が強い。営業職にとって、インパクトのある顔写真やイラスト入りの名刺は、必須アイテムなのである。

- オーソドックスなパターンの顔写真入り名刺。この他、写真を大きくしてバックを切り抜くと、よりインパクトのある仕上がりになる。

- 似顔絵は多少、年齢や髪型が変わってしまってもOK。まじめな表情よりも、ややコミカルにしたほうが親近感がわきやすい。

- 女性の場合は、ちょっとだけ美しくするのがセオリー。似せることよりも、美しいことを優先すべきだ。
もしかして名刺の裏面を、白紙状態のままにしていないだろうか。名刺の表面が自分を売り込むスペースなら、裏面は会社や製品をアピールする場として積極的に活用したい。名刺は事業のプレゼンテーションも行えるビジネスツールなのだ。

- たとえ訪問先の相手が不在でも、名刺の裏面を活用していれば、必要な情報を伝えることができる。

- 初対面の相手と名刺を交換する際、業務内容を細かく説明する時間などないに等しい。裏面に会社案内を記しておけば、別れた後に見てもらえる可能性が高い。

- 人と人とのつながりが業務に直結する営業系の名刺は、裏面に持っている資格や特技、趣味などを入れるのも良い。こうするだけで随分と親近感がわいてくる。
名刺にCRMの要素を含めると、さらに顧客獲得が強固なものになる。オススメ、イチオシ、キャンペーンといった情報に始まり、スタンプカードやイベントカレンダー、購買(来店)履歴、カルテなどの要素を盛り込むと、リピーター確保に大いに役立つのだ。

- 裏面をスタンプカードとして活用。クーポンにするという手もある。

- イベントカレンダーを掲載。これも来店を動機づける要因につながる。

- キャンペーンやオススメ情報の掲載は、すぐに始められる有効手段だ。
アナログな名刺にITの要素を付加すると、一気に先進的なイメージが高まる。QRコードで自社のケータイサイトに誘因を図る、また見込み客の情報を得ることも可能だ。この他、「検索」をイメージさせて製品をアピールする、Twitter風のデザインにして自分をアピールという方法も考えられる。

- QRコードは表面に印刷。これも名刺プリンターなら、すぐに実現できる。

- インターネットの要素を取り込み、検索スペースに製品名を配置。宣伝、さらに自社サイトへのアクセスも期待できる。

- Twitterで自社製品などのアピールが行える場合は、こんな裏面の使い方もアリだ。
名刺は1種類だけ…という考え方が払拭されつつある。セカンド名刺、プロモーション名刺、シーズン名刺など、2枚目の名刺がビジネスを変えるキッカケをもたらすのだ。TPOに合わせて名刺を使い分けるといった工夫も、今の時代を勝ち抜くには必要な考え方である。

- 担当する得意先専用の名刺を作成。肩書きを「○○社担当課長」などに変えても社内的に許されるケースが多いのでは?

- 新製品の発売タイミングなどに合わせて、フレキシブルに配る名刺を使い分けるのも良い。

- 新年のご挨拶など、季節に応じた対応も名刺プリンターなら簡単。個人で数パターンのカラーバリエーションを持つのも、話題作りに役立つ。








