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  • CINEMA EOS 商品情報

VOICE CINEMA EOS SYSTEMを体験した、プロフェッショナルたちの活用事例。

CINEMA EOS SYSTEM

メルセデス・ベンツ Eクラス Cabriolet スペシャルムービー(コマーシャル・フォト2012年9月号掲載)
EOS C300/C300 PL

メルセデス・ベンツ EクラスCabriolet スペシャルムービー「 FOUR 」

監督/脚本/撮影/編集=菱川勢一 助監督/撮影助手=小原穣・藤田恭平 VE=鈴木なつみ Executive Pr=津止久雄 Pr=飯野圭子 T=田沢美亜 ST=細見佳代 HM=青木理恵 ED=五十嵐聖 Sound Engineer=水野慎一 Editing Studio Coordinators=山田雅也 Original Soundtrack=ヤマダタツヤ・万波麻希 声優=安藤瞳 Website Design=辻哲郎・神子知也 Logo Design=小林祐介 撮影協力=LICAVOU,Atelier Ptica Display Flowers=CreaF Client=Mercedes-Benz Japan

「メルセデス・ベンツEクラス Cabriolet」は、男性ユーザーの多い中、「女性のためのメルセデス」として提案された車種。メルセデスを愛車とするひとりの女性を主人公にした4つのストーリーのWebムービーが制作された。彼女を撮影しているのは恋人あるいは夫という設定で、彼女の語り口調とともに車に乗って出かけるふたりの物語だ。プライベートビデオ映像のように見せるため、カメラは手持ちで動き回れる重量であること、そしてライティングを行わなくても撮影できる高感度が必要だった。その条件を高画質で満たすカメラとして選択されたのがEOS C300。その機動性と高感度性能を活かして、全編自然光と地明かりのみ、逆光時もレフを使わずに、そのまま撮影を行っている。高画質で自然な印象の映像が撮れるキヤノン EOS C300の性能があったからこそ実現できた企画となった。雑貨店、レストラン、草原、移動する車内など、シーンごとに光の条件が変わる中でもEOS C300は柔軟に対応。その機動性も手伝って、4編のムービーを構成する映像をわずか2日間で撮り終えることができたという。

写真:菱川勢一さん011969年東京生まれ。ニューヨークにてミュージックビデオやCMの演出・編集を手がけ、帰国後DRAWINGAND MANUAL の設立に参画。http://www.drawingandmanual.jp
https://www.facebook.com/drawingandmanual.tokyo
https://vimeo.com/drawingandmanual/
https://drawingandmanual.stores.jp

DRAWING AND MANUAL 代表取締役社長アートディレクター/映像作家/写真作家 菱川勢一さん 「EOS C300のトーンはドキュメンタリーの映像に向いている気がします」

以前から、一眼レフカメラのムービー機能はいろいろと試してはいました。けれども、ローリングシャッター現象やモアレや暗部のノイズの多さが気になり、それらがクリアされたカメラが出ることを長い間期待していました。いつでもすぐに持って撮影に出かけられて、高品質な映像が撮影できるムービーカメラを手元に置いておきたいと考えていたので、InterBEEでEOS C300を見た後、早い段階で購入を決定しました。まだ周りでは誰も使っていませんでしたが、試していくうちにその性能もわかってきました。そうしたところに、今回の「メルセデス・ベンツ Eクラス Cabriolet」のWebムービーの話があったので、この企画はEOS C300で撮影すれば、ドキュメンタリータッチでしかも上質な映像が撮れる、と直感しましたね。

写真:菱川勢一さん02DitoGear OmniSlider というレールにEOS C300を載せた横移動撮影の様子。EOS C300 (CF カード収録)

テスト撮影した段階でも、今回のストーリーに出てくる場所はすべてライティングなしで撮れるという感触を得ました。レストランの中でのシーン、夜間の走行中の運転席などでは、最大でISO12800まで上げましたが、肉眼ではほとんど見えない細部までしっかりと映像に映っていたのは驚きました。特に指示することなく、女優に自由に動いてもらい、自然な仕草や表情を動き回りながら長回したり、EFレンズのズームを使い、サイズを変えながら撮影。その中から選んで良い映像をつないでいます。手持ち撮影では、グリップの角度が細かく変えられ、自分に合ったホールド感が得られて、20分近くの長回しも苦になりませんでした。このグリップのホールド感は、僕にとっては最高の性能のひとつです。8割くらいは手持ち撮影ですが、車体をキレイに見せたかった横移動撮影では、DitoGear OmniSliderという2mほどのレールにEOS C300を載せて動かしています。このレールにはEOS C300の重量がギリギリ載せられたので、重宝しました。ハンドルの液晶モニターの取り付け位置やパワースイッチの操作ツマミの使いやすさなど、他のムービーカメラではあまり配慮がされていない部分がちゃんと作られているのは素晴らしいと思っています。外部マイクの性能もしっかりしているので、今回は現場の音も押さえておくのにも使いました。この撮影ではあえてCanon Logは使わず、ほぼそのまま「撮って出しのトーン」を活かし、作り込んだ印象を与えないプライベートビデオ風のトーンにしています。オフライン編集ではAdobe Premiere Proを使い、色調整もわずかに行っただけです。ほぼAdobe Premiere Proで完成させましたが、Autodesk Infernoを使い、最終的にはTV放送でも流せるように仕上げています。

図:ワークフロー

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