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  • CINEMA EOS 商品情報

VOICE CINEMA EOS SYSTEMを体験した、プロフェッショナルたちの活用事例。

CINEMA EOS SYSTEM

株式会社ツアーバンクシステム
EOS C100 Mark II EOS C100

株式会社ツアーバンクシステムはウェデイングビデオ部門で早くからデジタル撮影/編集を取り入れ、年間一万組の実績を挙げている映像制作会社です。国内では大阪本社、東京、沖縄、石垣島、宮古島の5拠点、海外ではハワイ、グアム、バリ、パラオの4拠点を展開し、リゾートウェデイングの映像制作をはじめ海外挙式のプロデュースなどにも力を入れています。企業VPやCMなども数多く制作し、イベント映像やドローン撮影、360度のパノラマ映像の制作なども行っており、その多彩な映像制作における主要カメラとしてEOS C100 Mark IIが活躍しています。今回はEOS C100 Mark IIについて、併用しているデジタル一眼レフカメラとの違いや、女性スタッフの多い同社での運用上のメリットなどを中心にご紹介します。

写真:小野真稔さん

General Manager 東京支店 小野真稔さん 優れたユーザビリティでスタッフのトレーニング期間を短縮

ブライダルで何か新しい試みができないかと考えている時にEOS 5D Mark IIが登場し、これは動く写真だとすごく驚きました。ビデオ業界の人間から見て不安視していたのは、フォーカスを合わせる時の使用感や筐体の熱対策、グリップのホールド感などがビデオカメラと異なる点でしたが、次いで登場したEOS C100(初代)ではその心配がほぼ払拭されたため、導入を検討することにしました。弊社では海外拠点などで経験者を採用することが難しいエリアもありますが、EOS C100ならある程度カメラが撮影をサポートしてくれるので、今までより少ないトレーニング期間でもスタッフを現場に出すことができます。これが導入の決め手となり、リリース直後に一挙にEOS C100を10数台、追加でEOS C100 Mark IIを複数台導入することになりました。

コントラストの高い挙式撮影で活躍するワイドDRガンマ

ブライダルでは「花を綺麗に撮りたい」「ドレスの白を映したい」「海を美しく撮りたい」など、高輝度の被写体に悩まされることが多いです。従来なら明部か暗部か、屋内か屋外かのどちらかを活かすしかないのですが、EOS C100 Mark IIにはワイドDRガンマが搭載されています。簡単にいうと手軽に白とびを抑えられて綺麗に撮れる機能で、ぱぱっと素早く撮りたいときにとても便利です。教会もドレスも白いものが多くてコントラストが高いので、ワイドDRを使わない理由はないですね。時間に余裕のある企業向けの映像制作では、Canon Logの運用も始めています。スピードが求められるブライダルではまだまだハードルが高いですが、お客様の満足度向上を目指して新しい取り組みにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。

デジタル一眼レフカメラスタイルにビデオ機能を融合した使い勝手の良さ

ハンドルユニットが標準装備されているので、これ一台でデジタル一眼レフカメラを載せたリグのように扱えます。ホールド感もハンドグリップがあるので安心ですし固定がしやすいですね。グリップの角度は自分好みにカスタムもできます。また絞りを変える時にビデオカメラでは絞りリングを使いますが、EOS C100 Mark IIの場合はそのボディーデザインに合わせてデジタル一眼レフカメラのように右手側に配置されているダイヤルでも変えられるので、構えた後にもブレずに絞りを調整できます。写真撮影に慣れた人にとっては使いやすい仕組みになっていますよね。音声面でもEOS 5D Mark IIはミニプラグですが、EOS C100 Mark IIならXLRを装備していますし、内蔵マイクで収録もできるので汎用性が高い。ビデオをやっている人間ならば当たり前のことですが、高品質なマイクで収録できるのは嬉しいポイントです。

写真:平田愛海さん

映像制作SEC. Photographer・Videographer 沖縄支店 平田愛海さん スチルカメラマンにも馴染みやすい操作感

私はもともとビデオを担当していて、その後写真をずっとやっていた時期がありましたが、またビデオに戻ってきました。そういう経歴だからかもしれませんが、EOS C100 Mark IIの操作感は写真をやっている人に馴染みやすいと感じています。まずグリップの位置がデジタル一眼レフカメラと同じで持ち慣れた感じがありますし、写真では全部右手で行っていた操作が、そのままEOS C100 Mark IIで活かせるのが気に入ってます。「ONE-SHOT AF」で真ん中でピントを合わせて、アサインボタンでロックし、構図を変えてそのままRECするという、この一連の動きがビデオカメラとして実現できているのが、スチルカメラマン寄りの体質になっている自分にとっては嬉しいですね。写真をやってる方達から「ムービーはよくわからない」って声を聞きますが、そういう方達にこそ使って欲しいカメラです。

ハイアングルが容易になり、効率化を実現

液晶モニターはバリアングルなのでハイアングルが楽に狙えます。脚立を使っていた時間のロスも削減でき、効率が良くなりました。またリゾート地のブライダルでは、屋外の太陽光で液晶が見づらくなることがあるのですが、角度を調整することで見やすくすることができます。モニターの映りが広範囲に見えるので、周りの人が「こんなに綺麗なんだ」と感動していることもあります。新郎新婦や列席者などに思わぬところで見られていて、カメラが注目されることが増えました。みなさん目が肥えていらっしゃる分、ボケ感の美しい映像が気になるのだと思います。

映像制作SEC. チーフマネージャー 沖縄支店 島袋龍栄さん × 映像制作SEC. Videographer 沖縄支店 石川清舟さん

写真:島袋龍栄さん 石川清舟さん

バッテリーの持ちが長く、ストレスフリーな撮影が可能

デジタル一眼レフカメラとEOS C100 Mark IIの明らかな違いは、バッテリーの持ちがすごく良くなっている点です。EOS 5D Mark IIだと1回の挙式でバッテリーを2、3本は持っていて、予備も合わせると4、5本は使います。沖縄支店ではメイクから挙式を経てビーチに出るシーンまで、だいたい3時間前後を要します。披露宴では300~400名来場しますので、4時間くらいの長時間。デジタル一眼レフカメラだとバッテリーがたくさん必要でかさばってしまったり、交換のタイミングを考えなくてはいけないので大変でした。 EOS C100 Mark IIはバッテリー1本で3時間弱も回せるので、披露宴は2本あれば充分です。バッテリーを変えるタイミングをあまり気にせず撮影に集中できるようなり、精神的にも楽になりました。

リゾートウェディングの撮影で活きる豊富な機能

挙式の撮影では一瞬一瞬がかけがえのないシーンです。ベールアップや指輪の交換などの重要なシーンに限って時間が短く、移動して撮影ポジションを決めるのがシビアなときもあります。そのときにワンプッシュしただけでセンターフレームにピントを合わせてくれる「ONE-SHOT AF」の機能はすごく楽ですし、安心感がありますね。STMレンズに限られますが顔認識機能も使えるので、動きの速いフラワーシャワーなどで重宝しています。列席者へインタビュー撮影をするときにも、人物が前後に動いたりするとピントがずれる可能性がありますが、追尾してくれるので便利です。また沖縄は海が綺麗ですし、砂浜も真っ白でロケーションは良いのですが、真夏だと目が開けられないくらいの眩しさです。その点、EOS C100 Mark IIは、2/4/6ストップの3段階のNDフィルターが内蔵されているので安心して撮影できます。DISPLAYボタンを長押しするとモニターの輝度をMAXにできる機能もあり、ブライダル向きの細かい配慮が施されていると感じました。

写真:太田 初穂さん

Chief Director 東京支店 太田 初穂さん

リゾート地とは違って東京支店では9割以上が企業系のVPを扱っており、企業紹介映像、リクルート用映像、TVCM、官公庁案件、製品紹介、学校案内などをおこなっております。ディレクターがいる場合には、カメラマンに徹してチームで動くこともありますが、企画や打ち合わせから1人で行い、撮影もしつつ、After Effectsでアニメーションも作って、編集から完パケまでワンマンの場合も多くあります。私は前職でENGのカメラを担いでいました。サッカーの試合でビジョン映像の撮影などを担当していましたが、身長が低いので選手を撮るときにどうしてもアオリになってしまい、「お前の映像はすぐわかる」といわれることもありました。それを嫌って、距離をとってズームをすると今度は手ぶれがひどくなってしまうのが悩みでした。その点、EOS C100 Mark IIはハイアングルから撮るときには頭の上に載せて撮れるくらいコンパクトですし、バリアングル液晶でしっかりモニターもできます。首にかけたストラップを伸ばしてリーチの距離でカメラを固定すれば安定感も問題ありません。私の場合はさらに安定させるために、カメラを持ち上げる時にグリップを逆手に握って固定しています。そうやって身長が低いなりに工夫できるのが気に入っていて、使う人によって自分色に染めやすいカメラという印象を持っています。コンパクトなのは移動の際にもメリットがあります。北海道の雪の中にも撮影に行くのですが、EOS C100 Mark IIならカメラリュックに入れて持ち運べるので身軽に動けます。軽くて機動性が高いのは女性にとっては嬉しいですね。手荷物として飛行機にそのまま持ち込めるサイズに収まるのも便利だと思います。

心に響く映像を撮るため、プロの目線で機材を選ぶ

前職で出会った静岡の技術スタッフの皆さんから「なぜその映像を撮るのか」「どうしてその構図を選ぶのか」など、撮る内容に意味を持って撮影をすることが大切だということを教えてもらいました。技術者として一から育ててもらい、そのおかげで今の自分があると感謝しています。機材の使い勝手がどんどん良くなって、誰もが簡単に映像が撮れるようになった今だからこそ、その教えに則ってプロとして何を伝えるのかをしっかり意識したいと思っています。 そのためには自分にあった機材を選ぶことも大事なことなんですよね。私は技術者として、そしてプロとしての理由に基づいてEOS C100 Mark IIを選んで、大事なパートナーとして活用させてもらっています。

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