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HISTORY OF LOG Logの歩み ~ 新たな「Digital Film」という発想の誕生 ~

写真:HISTORY OF LOG

キヤノンのデジタルシネマカメラは、広いダイナミックレンジを実現するためにCanon Logという独自の記録方式を採用しています。

これまでのビデオのワークフローではあまり聞かれない「Log」という記録方式。
これは一体どのようなフォーマットなのか?

まずはその生い立ちについてご紹介しましょう。
ハリウッドで本格的に「Log」が使われ始めたのは、1995年頃。Cineon(シネオン)と呼ばれるLog形式の記録方式が登場したことに始まります。これはフィルムで撮影された素材をデジタル化するために規格化された10bitのフォーマットで、デジタル値の1がフィルムのネガ濃度0.002に対応しています。フィルムの情報を記録するには十分な2.048という濃度域を、1024階調ある10bitデータに収めることができます。Cineonとは、一言で言えばフィルムのデジタルコピーであり、フィルムと同等のダイナミックレンジをデジタルで使用できるようにした方式なのです。
Cineonのような「Log」をベースに作業することで、デジタルとフィルムの親和性が高まり、暗部からハイライトまでフィルムに記録されたすべての情報を扱うことができるため、カラーグレーディングの幅が広がり、ビデオガンマでは再現できなかった広いラティチュード(露光範囲)を活かした映像作りが可能になりました。
「Log」とは、まさにデジタル時代のフィルム的発想であり、『Canon Log』もこれと同じ思想で設計されています。

何故、CineonはLogと呼ばれるのか?

フィルムのデジタルコピーと言われるCineonがなぜ、「Log」と呼ばれるのか。それは、ネガフィルムそのものの特性に関係しています。フィルム撮影/制作の経験がある方にはご理解頂けると思いますが、プリントフィルムはくっきりとした、いわゆる人間の目の"見た目"に近い仕上がりになっていますが、ネガフィルムはただ反転しているだけではなく、非常にコントラストの低い映像として記録されています。これは、ネガフィルムが露光量を対数化(Log化)したLog Exposureに比例した特性を持っているためで、デジタルコピーであるCineonも同様の特性を持っているのです。そのため、輝度に対して均等な比例関係=リニアな特性を持つ通常のビデオガンマを「リニア」と呼ぶのに対し、Cineonは「Log」と呼ばれるようになりました。

図:ネガフィルムの特性曲線

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