操作性

撮影現場での機動性を重視 映画、CM、TVドラマ…EFシネマレンズはハイエンドプロの信頼に応える操作性と、マニュアル操作に配慮したメカ設計は、様々な撮影現場を効率化します。

[レンズ鏡筒部]

基本設計

フルマニュアル仕様のEFシネマレンズは、リングの繊細な操作性を重視した、複雑かつ精密なカム機構を入念に設計。シネマトグラファーの感性に応える適度な重みと粘りのあるトルク感を実現しています。またプライムレンズ/コンパクトズームシリーズはフロント径を114mmに統一。φ105mmのスクリュータイプフィルターが使用可能です。(※ただし14mmプライムレンズは除く。トップエンドズームはフロント径 136mm)

距離目盛を左右両目に刻印 蓄光指標を採用

シネマレンズならではの特長として、フォーカス環はレンズの左右両面に指標を刻印しているため、距離目盛を左右両側から確認可能です。また夜間撮影や暗がりでの撮影での視認性を高めるため、蓄光塗料による指標標示を前鏡筒部(右側視認用)に採用しています。

画像:距離目盛を左右両目に刻印 蓄光指標を採用

前玉径・ギア位置の統一

前玉径はφ135(トップエンドズーム)/φ114(コンパクトズーム・プライムレンズシリーズ)で統一されており、レンズ交換時、マットボックス等のアクセサリーがそのまま装着可能です。またズーム・フォーカス・アイリスのギア位置が各レンズシリーズ毎で統一されており、レンズ交換時にもフォローフォーカスなど、アクセサリーギアの位置調整が不要です。

画像:前玉径・ギア位置の統一

マウント結合部にラバーリングを採用(プライムレンズのみ)

プライムシリーズには防塵・防滴処置を施し、過酷な環境での撮影でも様々な箇所を防滴性の高い構造で、砂ぼこりや水滴の侵入を防ぎます。(注)完全防水構造ではありません。水没や激しい雨天では水分が侵入する可能性があります。

画像:マウント結合部にラバーリングを採用(プライムレンズのみ)

11枚絞り

絞り羽根の枚数を増やすことにより、開放〜最小絞りまで極めて円形に近い自然なボケ味を得られます。また奇数枚にすることで高輝度被写体の光芒が拡散し、やわらかな描写となります。

トップエンドズーム/コンパクトズームだけの特徴

  • ・EFマウント/PLマウントの各2バージョンを用意
  • ・放送用途も考慮したフランジバッグ調節機能付き
  • ・スーパー35mm対応(35mmフルサイズ、APS-Hサイズには未対応)

[フォーカス機構]

フォーカスリング

粘りのある操作感に加えて、緻密なフォーカシング操作を可能にする、操作回転角300°を採用しています。

画像:フォーカスリング

T値(Tナンバー)表記を採用

スチルカメラのレンズに使われるF値(Fナンバー)は、焦点距離/有効径で計算され、レンズの透過率を100%と仮定した場合の明るさに対応します。現実にはレンズの透過率によって露出条件が異なるため、センサーに到達する実際の明るさを表記する方法がT値(Tナンバー)です。映画用レンズではT値表記が一般的で、T値とF値は下記の関係式によって表されます。異なるレンズでもT値が同じであれば同じ露出条件になります。

画像:T値(Tナンバー)表記を採用

画角変動(ブリージング)の抑制

[高性能フォーカス方式]

ズームレンズシリーズは、放送用で定評のある3群インナーフォーカス方式、または新フローティングフォーカス方式を採用して、フォーカスブリージングを極限まで抑制しています。

フォーカスブリージングの抑制 [設計の一例]

画像:フォーカスブリージングの抑制

高画質

表現力

操作性