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グローバル企業として世界で幅広い事業を展開しているキヤノングループ。その一員として、日本国内を中心にマーケティング活動やソリューション提案を担ってきたキヤノンマーケティングジャパングループが、創立50年の節目を迎えた。マーケティングの進化と共にその姿を変えてきた50年の足跡を振り返ってみたい。

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  • 2018.03.01

Episode.20 「キヤノンマーケティングジャパングループ」

50年のトピックス【1990-1999】 デジタル化、ネットワーク化の進化に対応し、システムインテグレーション事業を展開革新的な技術に対応し、顧客重視の姿勢をより進化

バブル崩壊という苦しみから始まった90年代だが、「デジタル」と「ネットワーク」技術が進化し、本格的に普及し始めた時期でもある。オフィスではパソコンが主役となり、複写機はデジタル複写機になり、さらにファクシミリやプリンター機能を持った複合機へと変化していく。

そんな時代にキヤノン販売は、顧客にとって最適な業務環境を提案し構築する「システムインテグレーター」への進化を果たしていくことになる。キヤノン製品を核としながらも国内外の優れたハードウエアやソフトウエアを組み合わせ、より広い視野に立って価値あるシステム提案を行う。従来の顧客重視の姿勢をより進化させた形といえるだろう。

一方カメラ事業では、普及型一眼レフカメラの「EOS Kiss」を発売。魅力的な機能や価格、画期的なネーミングと「愛はキスで残す」とうたう宣伝を展開し、子どもを持つ女性など新しい一眼レフユーザー層を生み出した。コンパクトカメラでは「IXY」が登場。スタイリッシュな製品に合わせた「ドレスのように、イクシを着よう」というキャッチコピーを使った宣伝で、若者からの絶大な支持を得た。どちらもマーケティングの力が発揮された代表的な事例といえるだろう。

  • 画像:EOS学園

    アマチュア向け写真教室「EOS学園」がスタート

    1991年に、初心者から愛好家までスキル向上や豊かなフォトライフのサポートのため、写真教室の「EOS学園」を開設。カメラの使い方から撮影テクニック、作品制作までさまざまな講座を用意。写真文化の発展と愛好家の育成に力を注いでいる。
  • 画像:時代に先駆け、システムインテグレーター企業へ

    時代に先駆け、システムインテグレーター企業へ

    デジタル化やネットワーク技術の進化により、オフィスの業務システムも大きく変貌を遂げようとしていた。それに先駆け、キヤノン販売は最適なシステムを提案する「システムインテグレーター」企業へと変革を図る。
  • 画像:IXY

    新しい製品ブランド「IXY」の誕生

    後にデジタルカメラにも引き継がれていくAPS対応カメラ「IXY」が登場したのは1996年。高品位かつ斬新なデザインが特徴。「カメラを身に着ける」という新しい提案広告も大反響を呼んだ。

1990-1999

  • 1990

    3月通産省のシステムインテグレーター認定企業となる

    11月「カートリッジ回収リサイクルシステム」国内運用を開始

  • 1991

     「EOS学園」を開設

  • 1992

    6月モノクロデジタル複合機「GP55」(愛称・MEDIO)を発売

  • 1993

    9月普及型一眼レフカメラ「EOS Kiss」を発売

  • 1994

    2月幕張本社ビル竣工式を挙行

    3月世界初のフルカラー自動両面コピーを実現した「CLC800」(愛称・NEW PIXEL DiO)を発売

  • 1995

    7月初のデジタル一眼レフカメラ「EOS DCS 3」を発売

    9月世界初の一眼レフ用手ブレ補正ズームレンズ「EF75-300mm F4-5.6 IS USM」を発売

  • 1996

    1月Jリーグオフィシャルスポンサーとしてキヤノンと共に協賛

    5月世界最小APS対応カメラ「IXY」を発売

    7月初のコンパクトデジタルカメラ「PowerShot 600」を発売

    9月通産省「消費者志向優良企業」の表彰を受ける

  • 1998

    5月ヤマト運輸(株)と共同でキヤノン宅配メンテナンスサービスを開始(修理品を宅配便で回収・配達)

  • 1999

    10月インクジェットプリンター「BJ F850」(愛称・WonderBJ)を発売

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    【1980-1989】
    販売力強化と先進的な製品の提供により、ビジネスを拡大
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    【2000-2009】
    グループ連結経営確立、ソリューションプロデューサーへと変革

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