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トップ > SPECIAL COLUMN 写真で彩る上質な空間作り
無機質なオフィス空間を少しでも華やかにしたい。社員もお客さまも皆が心地よいと感じる空間にしたい。そんな希望に応えてくれるのが「写真」だ。初めのうちは何を基準に選べばよいか、悩みの種になってしまう。ここでは、弊誌の表紙でスタイリングを手掛けるインテリアスタイリスト・川合将人さんに、写真の飾り方を教えていただく。
自宅に写真を飾るのなら、難しく考える必要はない。好きな写真を、好きなように飾るのが一番だ。しかし、オフィス、店舗、病院といった多くの人の目に触れる場所に飾るのなら、第一にその空間をどう印象付けたいかということを決めておこう。重要な決議を行う会議室なら、社員が緊張感を感じられる空間、病院の待合室なら、患者がリラックスできる空間、といった具合にイメージを固めておくとよい。
では、その空間にふさわしい写真はどう選べばいいのだろうか。
まずは色の選定。写真の色は、部屋のテーマカラー(インテリアの基調になる色)と同系色にすると、部屋全体の統一感が図れる。インテリアがほとんどない部屋なら、写真を部屋のテーマカラーにするつもりで、季節感のある色(夏は清涼感のある寒色系)を選ぶのも方法だ。
次に、選んだ写真を絵柄から感じ取れるイメージに分ける。例えば高層ビル群の写真なら、「幾何学的なパターンで構成された絵柄」→「緊張感のあるイメージ」。青い空に浮かぶ雲の写真なら、「柔らかな曲線で構成された絵柄」→「リラックスできるイメージ」というように分けられる。あとは、最初に考えた空間のイメージと重なる絵柄を選べばいい。
フレームを決める際も、色は大切。ほかのインテリアと同系色、さらに言えば、同素材のものを選ぶと、部屋全体の調和が取れる。また、空間に広がりを持たせたいのなら、写真のトーンよりフレームの色を明るく(白など)、シックにまとめたいのなら、暗め(黒など)に、という選び方も可能だ。
訪問した会社に、大型サイズの写真が飾られていたとする。見た人は、おそらく「文化的な活動に理解度が高い会社」だと感じるはずだ。また、玄関に遊び心のある写真がランダムに飾ってあれば、「クリエーティブな人が多そう」と想像を膨らませるに違いない。写真を飾るということは、会社の印象を左右することにもつながる。サイズや枚数を決める際も、心してかかろう。
写真の飾り方に明確なルールはなく、答えも一つではない。ただし飾る位置には正解がある。人の目線の高さに合わせることだ。応接セットのある部屋では、ソファに腰を下ろした際の目線、玄関では立位の目線の高さを意識したい。そして守るべきは、床と平行に飾ること。写真が傾いていると、ルーズな印象を与えかねない。些細なことだが気を付けたい。
「Shuttle Photo」は、キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)が提供する、額装写真のレンタルサービスです。第一線で活躍中の写真家の作品の中から、キヤノンMJがセレクトした良質な写真の数々を皆さんのオフィスにお届けします。写真やフレームは専用サイトから簡単に注文可能。定期交換のサービスもあるため、季節ごとに、半年ごとにと室内の彩りの変化を楽しむこともできます。写真で生まれる会話、写真を使った空間づくりにお役立てください。
サイズ | Mサイズ(プリント:A3ノビ/額縁:A2相当)・Lサイズ(プリント:A2/額縁:A1相当) |
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作品ラインアップ | 自然風景、街並み・建造物、地域別(日本・世界)、花・植物、動物、人物、イメージカット、レトロ調、食材など。合計約3000点の作品が登録されています。 |
フレーム | スリム・ワイド・ツートン型×木目調・シルバー・ホワイト色など合計6種類を用意しています。 |
プリント | 専門の技術者により、1枚1枚プリントから額装まで手作業で仕上げます。 |
定期写真交換 | 3カ月、半年、1年ごとに写真の交換が可能です。 |
空間シミュレーション | 写真選定の段階では事前にシミュレーションも可能。Shuttle Photoのサイト上で、自身のオフィス空間に近いイメージCGと候補写真を組み合わせて試すことができます。イメージCGは受付、応接室、打ち合わせスペース、さまざまなオフィスシーンを用意しています。 |
キヤノンMJがお薦めする作品を一部紹介します。このほかに登録されている、合計約3000点の作品については、Shuttle PhotoのWebサイトでご覧いただけます。
Shuttle Photo事務局 電話:03-6719-9757 受付時間:平日9時~17時30分(土・日・祝日休)