「NP-1100」

1970.09普通紙複写機市場へ、独創的技術でつくった製品と独自の販売方式で参入

富士ゼロックスの独占状態だった普通紙複写機市場において、ゼロックス社の特許網を破った国産初の普通紙複写機「NP-1100」が1970年9月に発売された。販売において富士ゼロックスはレンタル方式だったが、キヤノン事務機販売は顧客のランニングコストを抑えるために、本体(販売価格88万円)を買い取ってもらい、消耗品やパーツの交換、定期メンテナンス、出張修理などは1枚7.5円の料金を徴収して保証する「TG(トータルギャランティ)システム」を考案して導入することとした。
また、コピー品質を万全にするために、「サービスなきところにセールスなし」の方針でサービス体制を強化し、初のストックビジネスモデルである「TGシステム」を無事に船出させた。
1972年11月には、キヤノンが世界に先駆けて実用化した液乾式普通紙複写機「NP-L7」を発売。NP-1100は採算的には赤字であったが、NP-L7はベストセラー機となり、複写機事業を軌道に乗せた。