「EOS650」

1987.03「EOS650」「EFレンズ群」発売、圧倒的な性能・インパクトある広告・販売攻勢で、トップシェアを奪回

1987年3月、他社のAF機によって一眼レフのトップシェアを奪われたキヤノンが、その座を奪回すべく発売したのが、圧倒的なAFスピードを実現した「EOS650」と「EFレンズ群」である。
当社では、その製品性能を強く印象づけるために広告に工夫を凝らした。新聞広告では、最初に「私は、イオス。曙を告げる。」のキャッチフレーズのみで、実物のカメラを出さずにその誕生を予告。次の広告で「私は、イオス。快速、快適」と、機能の説明を加えた。そして、最後の広告で本日発売の告知をするという3段階で展開した。「エッ、これがカメラの広告?」という意外性、斬新さが世間にインパクトを与え、1987年度の朝日新聞広告賞を受賞した。また、TVCMでは躍動感ある自転車レースを題材に圧倒的なAFスピードを具体的に印象づけるCMを制作して放送した。他社を圧倒する製品性能と宣伝活動を背景に販売攻勢をかけた結果、念願のトップシェアの奪回に成功し、その後もトップシェアを堅持した。
EO650は、「カメラグランプリ’87」に選定された。