社会貢献健康・医療商品・サービス、お客さまの声

地方医療に画像処理とクラウド技術で貢献

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キヤノンマーケティングジャパン(以下キヤノンMJ)グループは、病院のCT(コンピューター断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)で撮影した画像を、キヤノンの画像処理技術とクラウド(インターネット上にデータを集約する)技術を活用し、遠隔地同士で共有する「遠隔読影サービス」 によって地域格差が広がる地方医療の質の向上に貢献しています。
この「遠隔読影サービス」は、病院で撮影した画像を、遠隔地にいる放射線医師にオンラインで送り、読影(画像診断)結果をリポートしてもらうという仕組みのサービスです。

遠隔読影サービスの全体概念図

遠隔読影サービスの全体概念図聖隷浜松病院様で検査した画像と専門医の読影結果を共有

北海道の医療の地域格差是正を支援

北海道では、2014年10月より「遠隔読影サービス」が本格的にスタートしています。北海道では、札幌や旭川などの都市部以外は常に医師が不足しており、放射線医も全道で約60人しかいません。医療の地域格差が深刻化する中、広大な北海道の土地に点在する医療施設と、数少ない放射線医をクラウドで結ぶ「遠隔読影サービス」の活用が進むことで、過疎地に住む方でも画像診断を受けることができ、さらに、画像撮影と診断までの時間短縮も可能になっています。現在、52施設で同サービスが利用されており、広大な北海道のかなりの範囲をカバーするまでに至っています。

聖隷浜松病院では、地域医療連携に活用が拡大

北海道に続き、静岡県浜松市では、地域医療連携にメディカル・イメージ・プレイスのクラウド基盤の活用が始まっています。地域医療連携とは、地域の多種多様の医療機関が、各々の施設の機能や規模、地域の医療状況に応じて医療機能の役割分担と専門化を進め、医療機関同士の円滑な連携によって、患者が地域で継続的に適切な医療を受けられるようにしていくための取り組みです。
浜松市では、中核となる大規模な総合病院と地域の中小病院や診療所をつなぐ地域医療ネットワークがすでに構築されていました。画像診断に関しては、高額なCTやMRIの導入が難しい個人のクリニックなどをかかりつけとしている患者さんは、中核病院でCTやMRIを撮影し、その画像をかかりつけ医に郵送するという仕組みで運用されていました。しかし、画像データをCDやDVDなどに記録し、郵送するというアナログな方法では、手間がかかり、画像撮影から診断までのタイムラグも発生することから、キヤノンMJグループのクラウド基盤が活用され始め、導入施設数も順次増えています。
今後は、画像と診断リポートだけでなく、さまざまな医療データをクラウド上で共有していく仕組みづくりや新たな活用方法の検討も行い、地域医療連携の強化を支援していきます。

お客さまの声:聖隷浜松病院 医療情報センター長 増井様

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聖隷浜松病院 医療情報センター長 増井 孝之様

キヤノンMJさんのサービスを導入したことで、これまでアナログで行ってきた医療連携をデジタル化することができ、多くの利点を感じています。クラウドを活用する最大の利点は、ネットワークと端末、画像を表示させるソフトさえあれば、場所を問わずどこでも画像を見られるということです。例えば、地域のかかりつけ医は、患者さんに画像をお見せしながら診断することができますし、急を要するケースでは、撮影した画像を即座にかかりつけ医と共有できるのも大きなメリットだと感じています。
今後は、ウェブ上でクリニック側から検査予約できるようなシステムの構築や、さまざまな医療データをクラウド上で共有していきたいと考えています。もちろん、患者さんの医療情報は個人情報保護の観点から慎重を要するものや、より万全なセキュリティー対策が必要とされる内容が含まれます。その課題をキヤノングループの素晴らしい要素技術やさまざまな商材によって解決し、クラウドの活用によって地域の医療連携を強化するという我々の取り組みを後押しし続けてほしいと思います。

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