~取り壊される校舎での最後の思い出づくりを~小学校向けサポートプログラム 校舎の思い出 プロジェクト

実績事例北区立なでしこ小学校

2015年6月27日に、北区立なでしこ小学校にて、「校舎の思い出プロジェクト」を実施しました。

北区立なでしこ小学校でお話を伺いました

92年間の「なでしこ小学校」の歴史の中で、校舎は58年もの長きにわたり、子どもたちの学舎として、まさに子どもたちを撫でるように慈しみ、その身の内に納めてきてくれました。この校舎に対して、「感謝の気持ちを表し、何か記念になる行事を企画したい。」と考えていました。
ちょうど本校の子どもたちのお祭り「なでしこまつり」が6月末に開催されるので、同時企画として壁画を作り上げていくことが決まり、より豊かな内容として当日まで着々と進行してきました。
子どもたちはまさに天才。思い思いに描く中にも、それぞれが自分の学校に対する思いを筆先に込めて素晴らしい世界を描ききっていました。真似ではない自然なピカソ風有り、ゴッホ風有りの芸術空間が思い出いっぱいの校舎に展開され、感動しました。 いつもは限られた紙上の空間に描きますが、今回の校舎の壁面キャンバスは大きく、描けば描くほど限りなく筆が進められる。思い思いの色で、汚れても平気、そのような自由な描写は楽しくないはずがありません。子供たちの、その目の輝きが何よりもその証明でした。(早川校長先生)

児童のみならず、PTA、おやじの会などにも声掛けをしたところ、たくさんの方々が楽しみながらお世話になった校舎にペイントを行いました。中にはペイント作業をしながら、小学生当時のお世話になった先生の話で盛り上がりながら描いていた親世代の方々もおられました。 PTAの方々にも昇降口付近に絵を描いていただきました。当日は出張があり学校に戻ってみると、色とりどりの花々が咲き誇っていました。とても華やかに玄関に迎えられ、気持ちが温かくなりました。登校する子どもたちの気持ちもきっと温かくなっていることでしょう。(石井副校長先生)

子どもが窓に絵を描いている際に“空白”の部分がありました。「ここには(あえて)塗らないのかな?」と、声をかけたところ、「ここはね、外の空の色によって変わるの!」と自ら素材を活かした発想を語ってくれました。その他にも階段のカーブになっているところに校舎の絵を描いて校舎の絵を立体的に見える工夫をするなど、素材や場所を活かした豊かな発想を元に絵を描いている子どもたちの姿がとても印象的でした。
子どもの視点から映される写真がとても新鮮でした。大人では自然に撮ることのできないような角度、そして友だちの飾り気のない自然な笑顔など、子ども同士だからこそ撮れるものがあるのだな、と感じました。
なでしこ祭り当日も、来校された方々限定のペインティングイベントをさせていただきましたが、大人からもたくさんの「楽しい」という声をいただきました。だんだんとにぎやかになっていく校舎を見て、「この学校がなくなってしまうのがもったいなくなるね」と少し切なくなってしまうくらい、大人も夢中になっていました。
「学校に絵を描く」というのは大変魅力的な企画で、私自身、指導する身でありながらも大変楽しませていただきました。(山本先生)

プロジェクト作品

大判プリント作品

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