2013年にDreamlabo 5000を導入された、当時の状況ときっかけについて教えてください。

導入前は銀塩タイプのいわゆるミニラボ機がメインです。ポジ用とネガ用、それぞれに適した銀塩機を備えていた時期もありますし、フィルムのサイズに合わせてスキャナを使い分けていた時期もありますが、撮影側がデジタルに変わりワークフローが整理されたことで、出力機のリプレイスが検討しやすくなりました。銀塩機は技術的な進化がほぼ止まっていましたから、銀塩機の先を考えてDreamLabo 5000を検討しはじめたというのが導入のきっかけですね。いまは主力の出力機をDreamLaboに一本化しています。

Yoshihiro Tatsuki” No.1–6 “Yoshihiro Tatsuki” No.1–6
仕様:並製本(W200×H192mm)
用紙:光沢タイプ/36ページ

Dreamlabo 5000のプリントをご覧になったときの印象はいかがでしたか。

確実に銀塩よりきれいだなというのが正直な第一印象でした。建築物は縦横のラインや構成材であるタイルの質感をしっかり出す必要があるのですが、銀塩機ではモアレやジャギー、デジタルデータ特有の筋や環が出てしまうことがありました。DreamLaboのプリントはそうした再現の不備がなく、リアルに再現できるのも大きなポイントでした。

画集『INORI』 画集『INORI』
監修・イラスト:redjuice/
デザイン:有馬トモユキ

Dreamlabo 5000導入によって効率化された点はどのようなところでしょうか。

管理面でのメリットでは、銀塩機のように朝と晩で色が違うというような色の変化がなく、1枚でも100枚でも、1ヶ月後でも1年後でも同じ色を出せること。印刷のズレもないことが大きいですね。DreamLabo導入以前は、フォトブック出力のためにトナータイプのオンデマンド機を使用していた時期もあったのですが、表裏見当の精度がそこまで高くありませんでした。DreamLaboは両面印刷ができるうえに表裏のズレもない。製本工程上、これは非常に高く評価できるポイントです。また、商品ラインナップとしてもこれまでにはないサイズの商品を展開できるようになりました。
単純な用紙代などで考えれば銀塩機のほうが安かったと思いますが、プリントの速さ、色の安定性、見当精度が高く、両面印刷できることによる工程数の減少などによって、トータルで見ればDreamLaboのほうが安い。人件費が一番高いですからね。 DreamLaboを導入して以降、描写力に対するお客様からの評価が高くなったと感じています。自社でフォトグラファーを抱え、企画から撮影、出力、製本まで一貫した提案・製作が行なえるのが弊社の特徴です。その強みを活かして、建築以外の分野にも積極的に取り組んでいく。それが弊社の成長戦略と考えております。