原稿をスキャンしてコンピューターの共有フォルダーへ送信する方法(iR-ADV Gen3)
複合機本体からパソコン(Windows)の共有フォルダーに、原稿をPDF送信する手順を説明します。
- 共有フォルダーの作成
- 宛先の登録
- 本体上での送信
- 宛先の登録内容の確認
メモ
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- お使いの機種やオプションの装着状況によって画面が異なる場合があります。
- お使いのコンピューターのOSによって画面が異なる場合があります。
文書内テキストの検索性の向上をするには、別途オプションが必要です(PDF/XPSのみ対応)
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重要
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- パスワード設定されていないユーザーアカウントを使用している場合、Windowsをアップデートした後にスキャンができなくなることがあります。
- ユーザーアカウントにパスワードを設定し、本FAQの手順にて宛先登録されることを強く推奨いたします。
- ユーザーアカウントにパスワードを設定できない場合、「Windowsのアップデートやアニバーサリーアップデート後、共有フォルダーへのアクセスができなくなった場合」の手順で「パスワード保護共有」を無効に設定すると現象を回避できることがありますが、共有フォルダー内のファイルがネットワーク上のすべてのPCからアクセス可能となります。機密情報等、他の方に見られたくないデータを保存しないように運用ください。
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必要な条件
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- 本体から共有フォルダーのあるコンピューターにネットワーク経由で接続できる
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▼ 共有フォルダーの作成
※以下は設定手順の一例です。共有フォルダーの作成やアクセスの許可につきましては、お客様のセキュリティポリシーに合わせて設定を行ってください。
- コンピューター名を確認します。
Windows Vista / Windows 7 |
[ ](スタート)→[コンピュータ](Windows 7は[コンピューター])を右クリックして、[プロパティ] をクリックしたあと、コンピューター名を確認します。 |
Windows 8 / Windows 8.1 |
デスクトップ画面右上(右下)にカーソルを置き、[コンピューター]を右クリックして[プロパティ] をクリックしたあと、コンピューター名を確認します。 |
Windows 10 |
(スタート)を右クリックして[システム]をクリックしたあと、コンピューター名を確認します。 |

Windows 7の場合
- デスクトップ上で右クリックして、[新規作成]→[フォルダー]で新規フォルダーを作成したあと、フォルダーの名称を「PDF-Scan」に設定します。
- フォルダーを共有設定にします。
「PDF-Scan」フォルダーを右クリックして、[プロパティ]を選択したあと、[PDF-Scanのプロパティ]ダイアログボックスの[共有]ページで[詳細な共有]→[このフォルダを共有する]にチェックマークを付けて、[アクセス許可]をクリックします。
Windows 7の場合
- [Everyone]を選択して、[アクセス許可]の[変更]にチェックマークが付いているか確認したあと、付いている場合には[OK]をクリックします。付いていない場合にはチェックマークを付けて、[OK]→[OK]をクリックします。
これでデータを送信する共有フォルダーの作成が終了しました。
メモ |
Windows Vistaの場合は、共有フォルダーは、 として表示されます。 |
▼ 宛先の登録
リモートUIから登録する方法とタッチパネルディスプレーから登録する方法があります。リモートUIを使用すると効率よく宛先を登録できます。
リモートUIから登録する場合
- Webブラウザーのアドレス入力欄に本機のIPアドレスを入力します。
リモートUIの画面が表示されます。
メモ
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- 本製品のIPアドレスは、操作パネルで
(設定/登録)を押して以下の手順で確認できます。
(設定/登録)→[環境設定]→[ネットワーク]→[TCP/IP設定]→[IPv4設定]→[IPアドレス設定]
アクセスできない場合は、以下の手順でプロキシの除外設定を行ってください。
- Internet Explorer→メニューバー→[ツール]→[インターネットオプション]→[接続]タブ→[LAN の設定]をクリックします。
- [プロキシサーバーを使用する]にチェックを入れ、[詳細]をクリックします。
- [例外 次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない]の空欄に本製品のIPアドレスを入力し、[OK]をクリックします。
- Webページにメッセージが表示されリモートUIにアクセスできない場合は、次のように対処してください。
- Webページが切れました
メニューバーの[ツール]から[インターネットオプション]を選択し、「全般」タブから、インターネット一時ファイルを削除してください。そのあと、ブラウザーを再起動して再度リモートUIにアクセスしてください。
- HTTP 404 File Not Found
IPアドレスが正しいかを確認してください。本体のネットワーク設定のIPアドレスの範囲設定をご確認ください。
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- [アドレス帳]をクリックし、表示される宛先表画面で[宛先表01]をクリックします。
- [新規宛先の登録]をクリックします。新規宛先登録画面が表示されます。
- 種類で[ファイル]を選択して、[決定]を押します。

- 表示される[新規宛先の登録:ファイル]画面で、各項目を設定したあと、[OK]をクリックします。
名称 |
宛先の名称を入力します。任意の名称をつけることができます。 |
フリガナ |
フリガナを半角で入力します。 |
プロトコル |
[Windows(SMB)]を選択します。 |
ホスト名 |
入力例)
コンピューター名が「pc1」、共有フォルダー名が「PDF-Scan」の場合は以下になります
\\コンピューター名\共有フォルダー名を入力
(コンピューター名には、「共有フォルダーの作成」の手順1で確認したコンピューター名、共有フォルダー名には手順2で作成した共有フォルダー名を入力します) |
[設定]をクリックし以下の項目を設定します。 |
フォルダーへのパス |
PDF-Scan(共有設定したフォルダー)直下にファイルを作成する場合は入力不要です。
たとえば、PDF-Scanの中に名称「Temporary」のフォルダーを作成し、スキャンデータを保存する場合は、
「\Temporary」と入力します |
ユーザー名 |
コンピューターにログイン時に使用するユーザーアカウントを入力します。 |
送信前に確認画面を表示する |
ファイルサーバーへ送信するとき、毎回パスワードの入力画面を表示させる場合は、チェックマークを付けます。下記[パスワード]で 登録したパスワードを使用する場合はチェック不要です。
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パスワード |
上記[ユーザー名]に入力したユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
確認入力 |
同じパスワードを入力します。 |
以上で送信先が登録されました。
タッチパネルディスプレーから登録する場合
- メインメニューで[宛先/転送の設定]を押します。
メモ |
メインメニュー画面が表示されていない場合は、[メインメニュー]を押してください。 |
- [宛先の登録]を選択します。
- [新規宛先の登録]→[ファイル]を押します。
- 各項目を設定します。
名称 |
宛先の名称を入力します。任意の名称をつけることができます。 |
プロトコル |
[Windows(SMB)]を選択します。 |
ホスト名 |
入力例)
コンピューター名が「pc1」、共有フォルダー名が「PDF-Scan」の場合は以下になります
\\コンピューター名\共有フォルダー名を入力(コンピューター名には、「共有フォルダーの作成」の手順1で確認したコンピューター名、共有フォルダー名には手順2で作成した共有フォルダー名を入力します) |
フォルダーへのパス |
PDF-Scan(共有設定したフォルダー)直下にファイルを作成する場合は入力不要です。
たとえば、PDF-Scanの中に名称「Temporary」のフォルダーを作成し、スキャンデータを保存する場合は、
「\Temporary」と入力します |
ユーザー名 |
コンピューターにログイン時に使用するユーザーアカウントを入力します。 |
パスワード |
上記[ユーザー名]に入力したユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
送信前に確認画面を表示 |
ファイルサーバーへ送信するとき、毎回パスワードの入力画面を表示させる場合はチェックマークを付けます。上記[パスワード]で登録したパスワードを使用する場合はチェック不要です。 |
- [接続確認]を押してファイルサーバーへの接続を確認してください。
- [OK]を押します。
▼ 本体上での送信
両面のOCR(文字認識)のPDFを作成します。
※OCR(文字認識)のPDFを作成する場合は、オプションのサーチャブルPDF拡張キットが必要となります。
- 原稿をフィーダーまたは原稿台ガラスにセットして、メインメニュー画面で[スキャンして送信]を押します。
メモ |
メインメニュー画面が表示されていない場合は、[メインメニュー]を押してください。 |
- [アドレス帳]を押します。
- 登録した宛先を選択して、[OK]を押します。
- ファイル形式ボタンを押します。

- [PDF]→[OCR(文字認識)]→[OK]を押します。

- OCRで使用する言語を選択して、[OK]を押します。
- [その他の機能]を押します。

- [両面原稿]を押して、原稿の開きかたを設定したあと、[OK]を押します。

(スタート)を押します。
原稿がサーチャブルPDF化されて送信され、共有フォルダーに保存されます。
▼ 宛先の登録内容の確認
- メインメニューで[宛先/転送の設定]を押します。
- [宛先の登録]を押します。
- 編集する宛先を選択→[詳細/編集]を押します。
- 各項目の設定内容を確認します。
- [OK]→[閉じる]を押します。
▼ Windowsのアップデートやアニバーサリーアップデート後、共有フォルダーへのアクセスができなくなった場合
Windowsのアップデート後、共有フォルダーへのスキャンがエラーになる場合は以下の設定をお試しください。
- タスクバーのネットワークアイコン
を右クリックし、 「ネットワークと共有センターを開く」をクリックします。
(またはスタート を右クリックし、「コントロールパネル」から「ネットワークと共有センター」を開きます)

- 共有の詳細設定の変更」をクリックします。
-
「すべてのネットワーク」をクリックして表示項目を展開し、「パスワード保護共有」の「パスワード保護共有を無効にする」にチェックを入れ、「変更の保存」をクリックします。

この質問の対象商品(商品ごとの詳細は本文内を参照してください。)
iR-ADV C355F / iR-ADV C356F II / iR-ADV C3520F / iR-ADV C3530 / iR-ADV C3530F / iR-ADV C5535 / iR-ADV C5535F / iR-ADV C5540 / iR-ADV C5540F / iR-ADV C5550 / iR-ADV C5550F / iR-ADV C5560 / iR-ADV C5560F / iR-ADV C7565 / iR-ADV C7570 / iR-ADV C7580 / iR-ADV 4525 / iR-ADV 4525F / iR-ADV 4535 / iR-ADV 4535F / iR-ADV 4545 / iR-ADV 4545F / iR-ADV 6555 / iR-ADV 6560 / iR-ADV 6565 / iR-ADV 6575 / iR-ADV 8585 / iR-ADV 8595 / iR-ADV 8505
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