キヤノン株式会社 キヤノン本社の省エネ・省CO2活動 ~「ガスコージェネレーションシステム」の有効活用と「ターボ冷凍機」の運用改善~

キヤノン本社には、キヤノングループ社員7,054名(2015年12月31日現在)が研究・開発や管理業務などに従事しています。
今回は、キヤノン本社で取り組んでいる省エネ・省CO2活動をご紹介します。

「ガスコージェネレーションシステム」の有効活用

キヤノン本社では、電気と都市ガスを購入し、ビル内の照明やOA機器、空調などに利用しています。東日本大震災以降は、電力事業者の火力発電所の稼働増加に伴い、CO2排出量が大幅に増加するとともに、政府から電力ピーク対策※1が要請されていました。
そこで、2002年に導入した「ガスコージェネレーションシステム」※2(以下、CGS)を有効活用することで、これらの課題に取り組みました。

  • ※1電力使用のピーク時間帯に電力使用を抑え最大使用電力(kW)を削減する対策
  • ※2都市ガスを燃料に発電すると同時に、廃熱を冷房・暖房・給湯・蒸気などに有効利用するシステム
  • CGSの仕組み
  • CGS

CGSの運用により、ピーク電力を約1,800kW削減するとともに、CGSの廃熱を冷房や給湯などの熱エネルギーとして利用することで、キヤノン本社全体のエネルギー購入量の削減にもつながりました。

「ターボ冷凍機」の運用改善

冷房用の冷水をつくる「ターボ冷凍機」の運用改善にも取り組みました。
従来は、冷水温度がメーカー推奨値(6~7℃)になる自動運転をおこない、実際の冷房効果を鑑みた適正値については、必ずしも十分に検証されていませんでした。そこで、冷水温度と室温の他、外気、湿度、季節などの要因を考慮し、相関関係を綿密に調査しました。その結果、冷水温度を8~10℃にしても、冷房効果が十分に得られることが判明しました。 現在は、自動運転から手動運転に切り替え、日々、機動的に運用をおこなっています。

(1)商品が届きます。 (2)受領書を切り取ります。 (3)納品書(裏面に広告)が取り出せます。ターボ冷凍機の冷水温度の変更

CGSの有効活用とターボ冷凍機の運用改善を通じて、夏季(6月~9月末まで)のCO2総排出量が約146トン削減、エネルギーコストが約4,000万円削減されました。

今後もキヤノン本社は、全体最適を考慮した設備の高効率化に努め、省エネ・省CO2に取り組んでいきます。

社員の声:施設管理メンバー全員がプロフェッショナルに!

キヤノン施設管理部門の皆さん

私たち施設管理部門では、電力使用量を常に監視し、CGSやターボ冷凍機の運転を“手動”でおこなっています。“手動”に切り替えたことで、私たち一人ひとりの運用スキルが向上したと強く感じています。また、これまで以上に、エネルギーコストにも意識をもって業務遂行できるようになりました。
今後も、施設管理のプロフェッショナルとして、環境負荷低減に寄与できるよう運用改善に取り組んでいきます。

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