EF400mm F4 DO IS II USM 特長紹介

生まれ変わったDOレンズ、完成。

新開発の密着2層型DOレンズを搭載し、従来レンズに比べフレアの大幅な抑制に成功。高画質と小型・軽量を両立した超望遠レンズ、誕生。

EF400mm F4 DO IS II USM

希望小売価格:¥899,000(ケース・フード付き、税別)商品コード:8404B001、JANコード:4960999-977270 ◯APS-Cデジタル一眼レフ装着時の画角:640mm相当(35mm判換算) ◯レンズ構成:12群18枚 ◯撮影距離範囲:3.3m~∞ ◯最大撮影倍率:0.13倍 ◯フィルター径:ドロップインゼラチンフィルターホルダー52(WⅡ)内蔵 ◯最大径×長さ:φ128×232.7mm ◯質量:約2,100g ◯手ブレ補正効果(CIPAガイドライン準拠)4.0段分 EOS-1D X使用時 ◯手ブレ補正モード3搭載

【高画質(色収差補正能力+非球面の光学特性)】新開発・密着2層型DOレンズの採用で、フレアを大幅に低減。

2001年、世界初の2積層型DOレンズとして生まれたEF400mm F4 DO IS USM。画期的な高画質と小型・軽量化を実現しながらも、暗い場所で明るい光源を撮影した場合、フレアが発生しやすいという問題がありました。その課題に対する答えが密着2層型DOレンズ。フレア発生の大幅な低減に加え、解像感をさらに向上。優れた描写特性を実現しています。

新開発・密着2層型DOレンズ

リング状の回折フレアの低減。

回折フレア低減 従来比約1/4 密着2層型DOレンズは、2つの回折格子を密着させ、空気層による回折効率の低下を排除。さらに回折格子に新たな光学材料を開発し、可視域全域でより多くの光を回折させるように最適化。その結果、高輝度光源に発生していたリング状の回折フレアを大幅に低減しています。

密着2層型DOレンズ

従来レンズ 積層型DOレンズ

フレア大回折格子の間の空気層で特に回折効率が低下。

作例:従来レンズ 積層型DOレンズ高輝度光源にリング状の回折フレアが発生しやすい。

新レンズ 密着2層型DOレンズ

フレア小回折格子を密着させ、 フレアの発生を大幅に低減。

作例:新レンズ 密着2層型DOレンズ回折フレアを大幅に低減。

フレアの原因となる回折光

DOレンズを内部に配置し、逆光フレアを低減。

光の入射角度 従来比約1/3 密着2層型DOレンズを従来のDOレンズ位置より画面外の光が当たりにくい位置に配置し、フレアの発生を大幅に低減しています。

密着2層型DOレンズ

従来レンズDOレンズが前にあるので外光が当たりやすく、フレアが発生しやすい。

新レンズ外光が直接当たらないように、DOレンズを内部に配置。フレアの発生を大幅に削減。

解像感の向上による精緻な描写。

DOレンズと大口径研削非球面レンズの組み合わせで、球面収差・コマ収差などの諸収差を補正。また、UDレンズとの組み合わせで色収差も補正。解像感の高い画像を実現しています。

新レンズ

作例:従来レンズ/新レンズ比較

作例:従来レンズ/新レンズ比較

従来レンズ

MTF特性図

横軸が撮像素子中心からの距離、縦軸がコントラスト。 ●10本/mmのカーブが1に近いほどコントラスト特性が良く、ヌケが良い。
●30本/mmのカーブが1に近いほど高解像度でシャープな描写。

蛍石レンズやUDレンズを上回る色収差補正。

DOレンズは通常のガラスレンズと逆の色収差特性を持っています。その性格を活かし、通常のガラスレンズと組み合わせることで、互いの色収差を打ち消し合い、蛍石レンズやUDレンズを超える高い色収差補正を可能にしています。

図:色収差補正性質の異なるレンズを組み合せて色収差を打ち消す。

新レンズ

蛍石レンズやUDレンズを上回る色収差補正。

レンズの表面にナノサイズのくさび状の構造物を無数に並べることで、光の反射を抑制する特殊コーティングSWCを施したレンズを4群内に配置。画面内光源に対するゴーストを大幅に低減しています。
※ Subwavelength Structure Coating

新レンズ

【小型•軽量(全長232.7mm 質量約2,100g)】DOレンズ採用による小型・軽量設計。

ネイチャー、報道、スポーツ。レンズを持ち歩く時間が長い撮影者のために、高画質でありながら、手持ち撮影も可能にした軽量・コンパクトな超望遠レンズを実現しています。

図:EF400mm F4 DO IS II USM(レンズ全長:232.7mm 質量:約2,100g)

光学性能・信頼性能を大幅に向上させつつ小型・軽量設計を実現。

レンズの配置を最適化した光学系、メカ構造への積極的なマグネシウム合金の採用により、「高画質」かつ「焦点距離400mm」でありながら、小型・軽量という従来レンズの魅力を維持しています。同様の焦点距離を持つEF400mm F2.8L IS II USMと比較すると、全長で約110.3mm、質量で約1,750g小型・軽量となります。

※ 従来機種のEF400mm F4 DO IS USMは約2,085g(三脚座装着時)。

[全長:232.7mm][最大径:128mm][質量:約2,100g]

キヤノン光学テクノロジーの結晶、DOレンズ。

光には障害物の端を通るとき、障害物の裏側に回り込む「回折」という性質があります。この現象を利用して光の進路をコントロール。世界で初めて各収差の補正に成功したのがDOレンズです。撮影レンズの表面に数mm~数10μmmの溝を同心円状につくり、一枚で蛍石レンズ以上の色収差補正効果と非球面レンズの特性を同時に実現。また、通常レンズを小型化するためにレンズ同士の配置を狭めると色収差が増大しますが、DOレンズを組み込むことで色収差を打ち消し、高画質と小型化を実現しています。DOレンズには、2積層型、3積層型、新開発の密着2層型の3種類があります。

DOレンズの構造(概念図)

  • 正面図正面図
  • 2積層型2積層型
  • 3積層型3積層型
  • 密着2層型密着2層型NEW

3積層型

※ DOとは、Diffractive Optics(回折光学素子)の略称。

【その他の機能】より快適に、よりタフに。過酷な環境下でも撮影者の信頼に応える、さまざまな先進機能を搭載。

図:各部名称

手持ち撮影をサポートする強力な手ブレ補正効果。

新型IS(手ブレ補正)ユニットの採用により、シャッター速度換算で4.0段分の手ブレ補正効果を実現。さらに流し撮りができる「手ブレ補正モード2」、露光中のみに手ブレ補正を行う「手ブレ補正モード3」を搭載。高精度で安定性に優れた補正効果で、撮影者をサポートします。

※ CIPAガイドライン準拠。EOS-1D X 使用時

過酷な撮影環境に耐える防塵・防滴構造。

防塵・防滴箇所 水やホコリがレンズ内部へ侵入することを防ぐため、マウント接合部のラバーリングやマニュアルリング、AFストップボタン、スイッチパネルなどの可動部をはじめ、随所に防塵・防滴構造を採用。過酷な撮影条件下でも支障をきたさないよう配慮しています。

汚れに強いフッ素コーティング。

フッ素コーティングの効果 特に汚れの付着しやすいレンズの最前面と最後面(フィルタを除く)に施されたフッ素コーティング。撥油性、撥水性が高く、溶剤を使わずに乾いた布で汚れを取り除くことが可能。乾拭き後に静電気を帯びにくく、ホコリなどを寄せ付けにくいのも特長です。

記憶させたピント位置に素早く戻せるフォーカスプリセット機能。

フォーカスプリセットボタン/フォーカスプリセットスイッチ フォーカスポイントをあらかじめ設定しておけば、デフォーカス(ボケ)状態から復帰が可能。フォーカスモードがAF/PF/MFのどの場合でも使用できます。

微妙なピント調整ができるフルタイムマニュアルフォーカス。

オートフォーカスの後、フォーカスリングを回すだけで瞬時にマニュアルフォーカスが可能。微妙なピント調整を行うことができます。

  • 本レンズは、回折光学素子の特性上、画面内外に光源があると、撮影条件によっては光源を中心に色つきのフレアが発生する場合があります。
  • ★ 従来レンズ: EF400mm F4 DO IS USM(2001年12月発売)
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