駆動系の技術

EMD

映像表現の世界をさらに広げる高度な機能

情報通信の完全電子化を実現した電子マウントシステムに対応し、絞り口径を電子制御するEMD(Electro-magnetic Diaphragm)。カメラ側からメカニカルレバーを介して絞り羽根の開閉を行っていた従来のシステムに比べ、格段に制御精度を上げることに成功した。レバーの衝撃もなく、作動が静かに、スムーズに行われる。また、このEMDの導入はEFレンズの中でもひときわ個性的なTS-Eレンズ誕生のきっかけともなった。レンズ光軸を平行移動させて像変形を修正する「シフト」と、レンズ光軸面の垂直関係を崩してピントの合う面を自在にコントロールする「ティルト」。

この2つの機能を1本にまとめた世界初の自動絞り対応TS-Eレンズは、それまで大判カメラでのみ可能であったアオリ撮影を、35mm一眼レフの世界に持ち込んだ。広角を活かした建物の内外観・風景写真の撮影などに威力を発揮。「TS-E17mm F4L」「TS-E24mm F3.5L II」もまた、Lならではの優れた描写性能により、創造性に満ちた映像表現の世界を広げてくれる。