耐久性・堅牢性の技術

防塵・防滴構造

過酷な撮影条件下でも、最高の性能を発揮するために

精密な光学機器である一眼レフカメラ用レンズは、プロにとっては仕事の道具といえる。それは屋外、雨天など過酷な条件下でも変わらぬ高性能が求められるということでもある。レンズを実際に使うプロの声はレンズの性能を高める上で非常に重要な要素である。雨や風、ほこりに囲まれた撮影現場。こうしたプロフォトグラファーの過酷な撮影条件を想定し、1999年に、キヤノンは新たに開発した超望遠レンズシリーズに防塵・防滴機構を採用。マウント接合部には、カメラに装着した際の隙間を塞ぐラバーリングを採用。フォーカスリング、フォーカスプリセット再生リングなどの可動部は防塵・防滴性の高い構造とした。

また、スイッチパネルや後部ドロップインフィルターホルダーの差し込み口にもラバー部材を採用するなど、細部にわたり機能向上が行われた。またEF24-70mm F2.8L USMなどでは、ズームリングやズーミングによる繰り出し部にも防塵・防滴構造が採用されるなど、その取り組みは徹底している。デジタル時代を迎え、プロ用レンズは今後さまざまな技術、環境化へとその活躍の場を広げて行く。フォトグラファーにとって欠かせないツールとして、新たな撮影領域を拡大していくために。その中で耐久性能や耐環境性能の向上は、ますます積極的な取り組みが重要な課題となってきている。