耐久性・堅牢性の技術

白レンズ

Lレンズの性能を象徴する白い鏡筒

望遠・超望遠系Lレンズの鏡筒の「白」。それは、夏の炎天下など急激な温度上昇にさらされるプロ用レンズのために選ばれた色。一眼レフカメラ専用レンズとしては、1976年に登場したFD600mm F4.5 S.S.C.とFD800mm F5.6 S.S.C.から、過酷な環境下でもレンズ内部に帯びる熱を防ぐために塗布しているものだが、いつしか「白レンズ」の愛称とともにプロ用高性能レンズのシンボルとしてフォトグラファーの間で定着することとなった。EFレンズの時代にはさらなる高性能化によって、白レンズの名は、憧れを持ってそう呼ばれることとなった。モータースポーツの興奮をそのまま捉える高速AF。そして優れた描写力。

世界的なスポーツイベントでフィールドに並ぶ「白い砲列」は、ダイナミックな瞬間を余すところなく捉えるLの性能を証明している。カメラを取り巻く環境は変化を続けている。最新のデジタルテクノロジーをも取り込みながら、1本のレンズに求められる性能はさらにハイスペックに。フォトグラファーの欲求に応え、さらのその感性を刺激し続け、時代の先端で活躍するプロフェッショナルを支える「L」は一つの到達点。しかし、それは、さらなるクオリティのための、通過点でもある。そう、理想のレンズへの挑戦は、今も続いている。