
石井先生の講評
爽やかに感じるやわらかなボケを背景にして、かわいいつぼみの並びを撮影した作品ですね。背景の見つけ方が上手くなってきました。
背景と主被写体をしっかり分けて考えられるようになってきましたね。撮影の基礎を身につけることで自分がどのように撮りたいのか理解してきたことがよく分かります。

-先生からどんなアドバイスをうけましたか?
中里さん:最初のころ、よく質問してたんですよ。 「背景が明るくて逆光の場合に、こう撮りたいんですけど?」とか。でも聞いても先生は教えてくれないんですよね・・。
質問に答えてくれないなぁ、教えてくれないなぁと思っていると、すっと現れてそのタイミングに合ったアドバイスや、私の悪い癖を指摘してくれたりします・・・(笑)。
-悪い癖とは?
中里さん:EOS学園に入る前のことですけど、望遠レンズを使ってよく撮っていました。望遠で被写体をぐっと引き寄せて・・、背景をぼかして撮る方法。
背景がボケさえすれば、それだけでキレイな写真だと思っていました。完全に癖になっていたんでしょうね。どんな課題であっても、ボケの計算もないまま撮りつづけていたんです。
そのとき、先生から、
「あなたは近づきすぎて、引き寄せすぎる癖がありますね。しばらくは何を撮るにも50mm一本で行きなさい」
というアドバイスをいただいたんです。
そこで初めて、自分の悪い癖や傾向にきづきました。
普段使っているズームレンズでも、近づきすぎない引き寄せすぎないことを意識するようにしましたが、やはり先生のアドバイスのとおり、50mmレンズに交換することが一番の矯正になったと思います。
それからは少し画角感覚が身に付いたのか、ぱっと開けた感じがして、不得意と感じていた、ポートレートや街中のスナップなんかにも弾みがついてきました。

石井先生の講評
爽やかに感じるやわらかなボケを背景にして、かわいいつぼみの並びを撮影した作品ですね。背景の見つけ方が上手くなってきました。
背景と主被写体をしっかり分けて考えられるようになってきましたね。撮影の基礎を身につけることで自分がどのように撮りたいのか理解してきたことがよく分かります。
-先生から見て、中里さんの写真に対する姿勢や技術の成長についてはどう感じていますか?
石井先生:中里さんは最初の段階で技術的な答えを早く求める方だったと思います。お話のとおり私は答えを早く教えない講師なので、お互いの意識のすり合わせが大変だと感じたかもしれません。
そのような中で、中里さんは自分の癖や傾向をみつけ、それに喜びを感じながら、じっくりと答えを出していけるようになったことが良かったですね。
そして、自分の目で見て何が撮りたいのかを考えてからファインダーをのぞき、どう撮るかどう仕上げるか、というのが技術だということを理解してくれました。
これは本当に大きな成長です。
-最後に、ステップアップ講座IVを卒業されての感想と今後の抱負についてお聞かせください。
中里さん:講座を通して、着実にステップアップしている感覚が味わえました。 また、これまで撮ることがなかった色々なジャンルの写真にも興味がもてましたし、本当の意味で写真の楽しさに触れられることができたのではないかと思います。 今後は先生が教えてくださった「写真は撮った人のメッセージ」を胸に、写真を撮りつづけたいと思っています。ありがとうございました。

石井先生の講評
いよいよ応用編です。
撮影する物も写真ならではの見つけ方で探せるようになってきました。このように、影を撮影して写真の楽しみを表現するあたりはさすがですね。DPPでの現像によるコントラスト調整も適切ですよ。

石井 秀俊 先生 名古屋校
