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AFカスタム設定ガイド機能

シーンに合わせてCase1~6を選んで効果的な設定に 3つのパラメーターを組み合せた「プリセット」

「AFカスタム設定ガイド機能」は、AIサーボAFの特性を決定する機能です。そのため、AFモードを[AIサーボAF]に設定したときに有効となります。

EOS-1D Xの[AF1]タブには、スポーツ種目をイメージした6種類のアイコンが表示されます。これが「AFカスタム設定ガイド機能」のプリセット項目です。撮影しようとしている種目や動きの特長に合わせて[Case1]から[Case6]の中から選択することでシーンに適したAIサーボAF特性の設定が簡単に行えます。
用意されている6つのプリセットは、[被写体追従特性][速度変化に対する追従性][測距点乗り移り特性]という3つのパラメーターの設定を組み合せたものです。これらのパラメーターを撮影状況や、被写体の動きに合わせて1つ1つを設定していくことは煩雑で、適切な設定が決まるまでに手間がかかりますが、プリセットの中から選択することで簡易に効果的な設定を行うことが可能です。

  • Case1

    汎用性の高い基本的な設定

  • Case2

    障害物が入るときや、被写体がAFフレームから外れやすいとき

  • Case3

    急に現れた被写体に素早くピントを合わせたいとき

  • Case4

    被写体が急加速/急減速するとき

  • Case5

    被写体の上下左右の動きが大きいとき(1点AF時無効)※

  • Case6

    被写体の速度変化と上下左右の動きが大きいとき(1点AF時無効)※

[Case1]~[Case6]には、特定の被写体の「動き」や撮影シーンに効果的なパラメーターの組み合せがセットされています。
アイコンや項目の名称を参考に選ぶだけで、シーンに適したAIサーボAFの特性に設定することができます。

[設定のヒント]各ケースを表示した状態でボタンを押すとAF設定の特性や撮影シーン例を確認することができる

INFO.ボタンを押す

[Case1]~[Case6]についてもう少し詳しい内容を知りたいときには、それぞれのケースを表示した状態て〈〉ボタンを押すと、より詳細な設定内容と、撮影シーンの例が表示されます。どのケースを選ぶべきか迷ったときは、参照してください。

※スポット1点AF(任意選択)と1点AF(任意選択)時は「測距点乗り移り特性」が無効になります。

障害物が横切ったり、ピント抜けしやすい状況では[粘る]が有効 手前を横切る障害物を無視する←→新被写体としてピント合わせするかの設定が行える

  • [粘る:-]
  • [俊敏:+]

各[Case]を選択している状態でボタンを押し、ボタンで[被写体追従特性]を選択することで調整が可能です。

[AFカスタム設定ガイド機能]では、[被写体追従特性][速度変化に対する追従性][測距点乗り移り特性]の3つのパラメーターを個別に調整することが可能です。[被写体追従特性]は、AIサーボAF時の測距中に、障害物がAFフレームを横切ったときや、AFフレームが被写体から外れたときの、被写体に対する追従性の設定です。
[粘る:-2/-1]の設定は、障害物がAFフレームを横切ったときや、AFフレームが被写体から外れたときでも、できるだけ狙っている被写体にピントを合わせ続けようとします。-1よりも-2のほうが、狙っている被写体を長く捉え続けようとします。
[俊敏:+1/+2]の設定は、AFフレームで捉えた、距離の異なる被写体に、次々にピントを合わせることができます。+1よりも+2のほうが、異なる被写体にスピーディーに反応します。

急なストップ、ダッシュの多い競技では[+1/+2]が有効 急に動き出す/急に止まる被写体に対する追従性を設定

  • [0]
  • [+1]

各[Case]を選択している状態でボタンを押し、ボタンで[被写体追従特性]を選択することで調整が可能です。

[速度変化に対する追従性]は、被写体の急な動き出しや、急停止など、速さが大きく変化したときの、被写体に対する追従性の設定です。初期設定は[0]で、移動速度がほぼ一定、もしくは速度の変化がそれほど激しくはない被写体の撮影に適しています。
[+1/+2]は、急な動き出し、急加速、急減速、急停止する被写体に適しています。被写体の速さが瞬時に大きく変化しても,狙っている被写体にピントを合わせ続けます。例として、向かってくる被写体の急な動き出しには「後ピン」、急な停止には「前ピン」になりにくくなります。[+1]よりも[+2]のほうが大きい速度変化に対応することが可能です。その半面、被写体のわずかな動きに影響されやすくなり、ピントが不安定になることがあります。

動きが俊敏でAFフレームから外れやすい競技では[+1/+2]設定が有効 上下左右に動く被写体に対してAFフレームの乗り移りを積極的にさせるかどうかを設定

  • [0]
  • [+1]

各[Case]を選択している状態でボタンを押し、ボタンで[被写体追従特性]を選択することで調整が可能です。

[測距点乗り移り特性]は、被写体が上下左右に大きく動いたときの、AFフレームの乗り移り(切り換わり)の特性を設定するパラメーターです。複数のAFフレーム間での乗り移りを前提としたパラメーターですので、測距エリア選択モードが1点のAFフレームのみを使用する[スポット1点AF][1点AF]の場合は無効となります。[0]の設定は、測距点の乗り移りが緩やかな、標準的な設定です。
[+1/+2]は、上下左右に大きく動く被写体の撮影に適した設定です。任意選択したAFフレーム(ゾーンAFのときは、測距中のAFフレーム)から被写体が外れたときに、周囲の測距点へと、より積極的な乗り移りを行って被写体を捕捉していきます。
カメラの自動的な判断(乗り移り)をより活用したい場合には[+1/+2]]の設定、任意選択したAFフレームでの被写体追従に比重を置きたい場合には[0]の設定がおすすめです。

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