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中村 征夫

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EOS 5D Mark IV EF16-35mm F2.8L II USM 1/200sec F11 ISO160

NEWS

  • ・2016.9.23 | 「FIVEGRAPHY EOS 5Dシリーズスペシャルセミナー」の映像を公開しました。
  • ・2016.9.21 | 「EOS 5D Mark IV 特別企画展 The Photographers 3」を開催します。

プロフィール

中村 征夫

中村 征夫(なかむら いくお)

1945年、秋田県昭和町(現・潟上市)生まれ。日本を代表する水中写真家。19歳のとき神奈川県真鶴岬で水中写真を独学で始める。1977年東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海で逞しく生きる生きものに感動、以降ライフワークとして取り組む。数々の報道の現場の経験を生かし、海の魅力や海をめぐる人々の営みを伝えている。

[ セミナー映像 ]

FIVEGRAPHY スペシャルセミナー

水中の世界の魅了や、EOS 5D Mark IVによる表現の広がりを語りました。

(前半)FIVEGRAPHY スペシャルセミナー 写真家 中村 征夫 氏【キヤノン公式】

前半

(後半)FIVEGRAPHY スペシャルセミナー 写真家 中村 征夫 氏【キヤノン公式】

後半

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インプレッション

自然光を生かしてありのままの風景を写す

沖縄本島の中央部に位置する恩納村。かつてここの海にはあまりにも美しいサンゴ礁が広がっていました。しかし、沖縄返還後の開発によって、そのサンゴ礁が壊滅状態になり、一度は死の海と化してしまったのです。それから約40年の時が過ぎ、再び訪れてみると、その光景に自分の目を疑いました。若いサンゴがびっしりと生息し、再起不能と思われていた雄大な風景が蘇っていたのです。

今回、EOS 5D Mark IVを携えて向かった恩納村で、その蘇った風景を、サンゴ礁を育んだ自然光の中で撮影したいと考えました。しかし、いざその場に行くと、強風のため、自分の体が翻弄されてしまうほど強いうねりが発生していたのです。通常なら1/60秒でも写し止められますが、強いうねりの中では手ブレしてしまいます。ISO感度を2000まで上げ、なんとか速いシャッター速度で切り撮りました。それがこのサンゴ礁の作品です。撮影後、写真の仕上がりを見て驚きました。高感度を感じさせないほどの高画質で、相当の大きさに引き伸ばしても何ら問題ないと感じたのです。

水中撮影にとって、高画質を保ったまま高感度撮影できるのは強力な武器です。光の少ない水中ではストロボが必要ですが、太陽光が入るやや暗い場所でストロボを使うと、どうしても光の当たった場所だけ人工的な匂いを感じてしまいます。太陽光が入る場所ではできるだけその光を生かしたい。このカメラなら、わずかな自然光を生かし、ありのままの自然を写し止めることができるのです。

水中撮影の楽しさをより広げてくれるカメラ

EOS 5D Mark IVを使ってもう一つ驚いたことは、暗い場所でのピント合わせの正確さ、速さです。このアカマツカサの群れを捉えた作品は、光のほとんどない海底洞窟の中で撮影したものですが、このような暗い状況では被写体にAFが合いにくいのが通常です。しかし、このカメラなら中央の測距点がEV-3の低輝度まで対応しているため暗い場所でもピントがすぐ合い、撮っているときの感覚がまるで違いました。

また、EOS 5D Mark IVの魅力は写真撮影だけでなく、4Kが撮れる動画撮影も非常に進化している点です。特にデュアルピクセル CMOS AFの採用によりAFが驚くほどスムーズ。手前の被写体から遠くの被写体にレンズの向きを変えても、ピント移動の違和感がほとんどありません。動画サーボAFの特性で速度も変えれば、AFは思いのままです。EOS C500では撮影が難しい狭い場所や淡水の藪の中でも、このカメラなら容易に撮影でき、映像においても表現の幅が広がるのを確信しました 。高感度撮影での高画質、暗い場所でのAF精度、そして進化した動画撮影機能。今まで諦めていた場所でもこのカメラなら快適に撮影に臨めます。そして、それは撮影の楽しみが広がることを意味するのです。誰も見たことのない水中世界。撮りたくても撮れなかった瞬間や光景。EOS 5D Mark IVは、それらを思いのままに表現させてくれる待望のカメラです。

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写真家一覧

EOS 5D Mark IV EF11-24mm F4L USM 1/200sec F22 ISO2000

強いうねりの中、シャッター速度を速めるためにISO 感度を上げて撮影したサンゴ礁。自然光に照らされる若いサンゴ礁の姿を精緻に描写できました。

EOS 5D Mark IV EF11-24mm F4L USM 1/200sec F22 ISO200

大きな目が特徴のアカマツカサが海底洞窟の中を群れになって泳いでいました。暗い場所での撮影でしたが、自在に泳ぎ回る魚たちに瞬時にピントを合わせてくれます。