躍動する野鳥写真、その1枚を撮るために。

10月22日(土)、野鳥フォトフェスタ in 大阪にて、
戸塚 学氏と福田 啓人氏によるトークショーが行われました。
数々の躍動的な野鳥写真を撮り続けてこられたお二人に、
野鳥撮影におけるEOS 7D MarkⅡの実力・魅力を
ご自身の写真とともに語っていただきました。

Theme1 空飛ぶ姿に魅せられて

EF500mm F4L IS II USM +1.4x III、
1/2500sec、F5.6、ISO800

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戸塚:
「はやぶさを船をバックに撮りました。沖に行ったヒヨドリを仕留めて帰ってくるところ。難しい撮影だと思うでしょ。はやぶさは突っ込む動きは早いんですけど、獲物をとって帰ってくる時は重いから遅い。実は撮影しやすいんですよ。」

EF400mm F2.8L IS II USM、
1/3200sec、F5.6、ISO400

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福田:
「このような単純な飛翔シーンなら、EOS 7D MarkⅡのAFはほぼ完璧に追従してくれます。動きに合わせて望遠レンズを振り、被写体を追いかける動きさえマスターしておけば、AFはカメラまかせで十分ですね。」

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、
1/125sec、F7.1、ISO400

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福田:
「車の中から流し撮りで撮影。100の1秒程度のシャッタースピードなら、タンチョウヅルの頭をAFで止めて、流し撮りも問題なしです。」

Theme2 一瞬の激しい動きをとらえる

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、
1/4000sec、F5.6、ISO800

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福田:
「水面からまさに飛び立つ瞬間。顔にピントが来てますけど、実は買ったままと言っても良いほど、設定を変えていません。これがEOS 7D Mark Ⅱの実力です。唯一AFだけは、65点だと手前の水面にピントを持っていかれるのでゾーンAFにしています。」

EF400mm F2.8L IS II USM、
1/4000sec、F5.6、ISO400

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福田:
「タンチョウヅルのダンスです。こちらは65点のAFで撮影。被写体が大きければ、65点でもピントが後ろに抜けることはほぼなし。安心して被写体に集中できます。」

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、
1/2000sec、F5.6、ISO800

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福田:
タンチョウヅルの給餌場にオジロワシが現れて、魚の奪い合いをしているところ。100-400mmのレンズを使用し、ゾーンAFで撮影しました。激しい動きの中でも、きちんとAFが追従。抜けることなくピントが来てますね。

Theme3 絵になる景色とからめて

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、
1/2500sec、F5.0、ISO400

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福田:
「戸塚さんが人工物と野鳥を組み合せるのがお得意で、その影響で撮った一枚。タンチョウヅルが道路を歩いている風景ですが、道の奥をボカして奥行を出しました。1点AFでタンチョウヅルにピントを合わせてから、構図を整えて撮りました。」

EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM、
1/2500sec、F5.6、ISO400

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福田:
「SLの前を飛ぶタンチョウヅル。出来としては良くありませんが、カメラの性能を伝える意味でご紹介します。白い煙と白い羽という同色が重なっても、きちんと手前にピントが来ています。連写してもがピントはずっと合ったままでした。」

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、
1/5000sec、F5.6、ISO200

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福田:
「川岸の木にまとわりついているのは樹氷ではなく「雨氷」。雨が降った次の日にできる珍しい現象です。雨氷でキラキラ輝く木と組み合わせたいと思ってトライしました。光のボケも良い具合ですね」

Theme4 自然の色をそのままに

EF400mm F2.8L IS II USM、
1/4000sec、F5.6、ISO250

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福田:
「怒って追いかけっこをしているシーン。羽根の白のグラデーションをきれいに出したいと思い、わざと逆光気味にアンダーで撮影しました。EOS 1DX MarkⅡに比べると色調の再現が弱いと思う方もいるかもしれませんが、撮り方さえ正しければ遜色ない色で撮れますよ。」

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、
1/6400sec、F4.5、ISO800

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福田:
「朝、飛び立つところ。オートのゾーンAFで撮影。ピントが後ろに抜けず、被写体をきちんと追従してくれました。水面や雪もキレイなグラデーションで描写できました。」

EF16-35mm F4L IS USM、
1/1600sec、F8.0、ISO400

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福田:
「ねぐらに帰るところ。空の色がとてもきれいなので、16-35mmの広角で撮影。しばらく鳥を待っていて、良い時間に飛んできたのは2羽だけでしたが、うまく空とからめられました。」

最後に 僕たちが野鳥を撮る時こころがけていること

「野鳥撮影で大事にしていること。それは撮影の時、野鳥になるべくストレスを与えないこと。例えばタンチョウヅルなら車の中から出ないで撮ります。被写体のことを考えて撮っていると、被写体の方から撮影のチャンスをくれることが多々あるんです。予想外の良い動きをしてくれたり、こちらに飛んできてくれたり。なので、皆さんも追いかけたり、追い詰めたりせず、優しさをもって撮影に臨んでください。」

野鳥フォトフェスタ in 大阪 概要

  • 開催日:2016年10月22日(土)
  • 入場料:無料
  • 開催地:花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)花博記念ホール(200席)
  • 主催:公益財団法人 日本野鳥の会 協力=大阪支部
  • 機材協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、マンフロット株式会社

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