キヤノンギャラリー村上 悠太 写真展:つなぐ旅(東京写真月間2016 『「人と鉄路」心をつなぐみち』)

画像を拡大

毎年、写真文化の普及と発展を目的として、開催されている写真イベント「東京写真月間」。本展は、「人と鉄路」-心をつなぐみち-をテーマに、今年の国内展の一つとして開催される写真展です。
鉄道写真家村上悠太氏が「つなぐ旅」と題し、鉄道によって人と土地、こころがつながるような心温まる作品を35点展示します。

開催日程 会場
2016年5月20日(金)~6月6日(月) キヤノンオープンギャラリー2(品川)

作家メッセージ

僕は鉄道が大好きだ。

それは被写体としてはもちろん、乗り物としてもまた人と人の交差点としても好きである。鉄道は人が動かし、人を街へ職場へ学校へ、もしかすると僕を待つ誰かの元へ連れて行ってくれるとても素敵なものだと感じている。

今、仕事として鉄道写真と向き合っていく中でどうしてもストレスも溜まれば、いきどおりを感じることもある。当然だ、仕事なのだから。ただ、それらを解消してくれるのもまた鉄道なのだ。だから僕はときおり鉄路に身を委ね、旅に出る。

鉄道の旅のロマン、魅力とはなにか。それは誰にも知られず一人、旅人になれることだろう。そして、旅先で誰かと僕は出会う。

一人旅をはじめたのは13歳の冬。見たことのない雪国と日本海を見てみたかったのがきっかけで初めて一人、旅人になった。見るものすべてがとても刺激的であっという間の旅だったのをよく記憶している。

当時は旅先で見るその地域特有の列車たちにワクワクしていた。雪国なら大きな雪かきをつけた車両がいる、そんな具合だ。

しかし一人旅も繰り返してくるとやがて車中の時間を持て余し、やや退屈になってくる。ふと車内を見回すとまわりの乗客は自分より大人だが、どうやら皆、車内のゆったりとした時間に少し飽きている様子だ。

するとどこからともなく「どこから来たの」と尋ねられ、見知らぬ誰かとの会話が始まる。そう出会いの瞬間である。

行先の話、その土地の話、旅の話、鉄道の話。とにかく今までいろいろな人とたくさんの話をしてきた気がする。もちろん、その多くはその時だけのつながりだ。しかし、もしかしたらそのぐらいのつながりが旅の道中にはちょうどよいのかもしれない。

その土地にはその土地ごとにかけがえのない生活があり、そこに生きる人々の日常がある。そしてその日常の中には鉄道があり、鉄道の旅は僕にとってその日常たちに触れさせてくれるものにいつからかなっていた。

日常と旅、息づく人々、鉄道、生活、そして自分。それらをつなぐすこし細くて長い旅を僕は今、生きながら続けている。

ギャラリートーク開催のご案内

作家による展示作品の解説や、撮影時のエピソードなどをお話しいただきます。

同日13時より、ショールーム内ワークショップコーナーにて『村上悠太のEOSシステムで楽しもう!「てつ動画」の世界』を開催します。(約40分・参加料無料)

プロフィール

村上 悠太(むらかみゆうた)

1987年東京生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業後、(有)レイルマンフォトオフィスに入社。
鉄道写真家として鉄道会社カレンダー、ポスター等で活躍。
高校時代には毎夏、北海道上川郡東川町で開催された全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」に出場。
最近は写真だけでなく動画にも挑戦し2016年1月に鉄道写真+鉄道動画「てつ動展」を開催。

著作権について
当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
これらのコンテンツについて、権利者の許可なく複製、転用などする事は法律で禁止されています。
キヤノンギャラリートップへ
このページのトップへ