キヤノンギャラリー小川 光三 写真展:大和路の仏たち

仏像や寺院など古美術や文化財の記録撮影を行う会社、飛鳥園(奈良市登大路町)を主宰する写真家小川光三氏の作品展。本展では阿修羅像(興福寺)をはじめ救世観音像(法隆寺)など、大和の風土の中で、連綿と受け継がれ存在する仏像達の姿24点を展示します。
その静かで精緻な佇まいは、慌ただしく日々を過ごす現代人が忘れがちな“心のよりどころ”について想起させます。作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示致します。

開催日程 会場
2009年9月17日(木)10月1日(木) オープンギャラリー(品川)

作者メッセージ

日本古来の神々のいます大和の地に仏教が伝来したのは六世紀。
この異国伝来の神は蘇我氏などの豪族から皇族へ、そして国家仏教へと発展し、やがて平城京(ならのみやこ)に絢爛と仏教文化の華が開きました。その間、国の体制も天皇を中心した中央集権の律令国家へと大きく転換、大陸の国々と肩を並べるまでに至ります。こうした隆昌する国家の機運の中で、大和の風土に調和して造像されたのが大和路の仏たちです。
今はかつての栄光の名残であるとは云え、ここには我々の祖先が抱いた溌刺とした志と、深い祈りと願いが今に息づいているのです。

プロフィール

小川 光三(おがわ こうぞう)

略歴

1928年
奈良県生まれ。仏像を主とした古美術写真の開拓者・小川晴暘の三男。
1947年
大阪市立美術研究所に入所。日本画、洋画を学んで青年期を過ごす。
1950年
父の後を継ぎ、古美術写真に専念。文化財保護委員会(現文化庁)の委嘱により、五年間にわたって全国の仏像調査の撮影を担当する。そのかたわら大和を中心とする古代史研究に没頭。
写真家でもあり文化史家としての一面ももつ。

主な著書および写真集

『大和の原像』(大和書房、1973年)、『飛鳥園仏像写真百選—正・続—』(学生社、1980年、1981年)、『やまとしうるはし』(小学館、1982年)『魅惑の仏像』全28巻(毎日新聞社、1986年~1993年)、『あをによし』(小学館、1996年)『興福寺』(新潮社、1997年)、『仏像』(山と渓谷社、2006年)など、とんぼの本シリーズにも『大和路散歩ベスト10』(2003年)、『仏像の見分け方』(共著、1987年)がある。

写真展

2004年秋フランス、2005年イタリア、2006年~2007年ドイツにて仏像主体の写真展を開催。

著作権について
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