キヤノンギャラリー関野 吉晴 写真展:新グレートジャーニー

本展は、現在、日本人のルーツを探る旅「新グレートジャーニー」を敢行している探検家、関野吉晴氏の写真展です。関野氏は、日本人の祖先がかつて大陸から移動してきた道程をたどりながら、その途上で出会った人々の暮らしぶりや自然を活写し、記録してきました。インドの華美な民族衣装に身を包んだ女性たち、野外市場に並ぶ色とりどりの食材、ミャンマーの黄金に輝く仏像、雪深い寒冷地で牧畜を営む人々など、アジアの多様な文化とそれを取り巻く自然環境をとらえた写真を80点展示します。
大学在学時よりアマゾン川全域踏査など果敢な挑戦を続けてきた関野氏は、1993年に「グレートジャーニー」と題する人類の足跡を逆にたどる旅に出ました。この旅は、アフリカ大陸で誕生した人類が世界各地に移動、拡散していった行程をさかのぼるもので、関野氏はチリのナバリーノ島からタンザニアのラエトリ遺跡までの5万キロ以上に及ぶ行路を10年かけてたどりました。「新グレートジャーニー」はこの旅の第2弾として2004年に始まった、日本人の起源を探求する旅です。

なお、展示作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」で出力します。

開催日程 会場
2007年9月21日(金)~10月11日(木) オープンギャラリー(品川)

作者メッセージ

1993年から2002年にかけて、アフリカで生まれた人類が世界中に拡散していく中で最も遠くまで拡散したホモサピエンスの旅路(イギリス人考古学者はこの旅路のことを「グレートジャーニー」と名付けた)を逆ルートで辿る旅をしました。
2004年からは日本人のやって来た道を歩いています。形質人類学、考古学、遺伝学、古生物学、文化人類学などの学際的研究から3つの主要ルートが考えられています。細石刃石器を根拠として想定した「北方ルート」は2005年に終わり、現在はヒマラヤの山麓から始まり、インドシナ、中国、朝鮮半島経由の「南方ルート」を続けています。ここに展示してある写真は北方ルートと現在継続中の南方ルートの中で撮った写真の中からピックアップしました。
同じアジアでも北と南では全く違う暮らしぶりです。アジアの多様な文化、自然を見ていただけると幸甚です。
2008年からは、「海のグレートジャーニー」+初期日本人の「海洋ルート」を辿る旅を始める予定です。

講演会

プロフィール

関野 吉晴(せきの よしはる)

略歴

1949年
東京都墨田区生まれ。
1975年
一橋大学法学部卒業。
1982年
横浜市立大学医学部卒業。
一橋大学在学中に探検部を創設、アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。その後医師となり、25年間に32回、通算10年間以上にわたって南米への旅を重ねる。
1993年
アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸に拡散した道を、南米最南端から逆ルートでたどる「グレートジャーニー」に挑み、2002年2月10日タンザニア・ラエトリにゴールした。
2004年
「新グレートジャーニー 日本人の来た道」をスタート。5年がかりの旅になる予定。
2007年
武蔵野美術大学教授(文化人類学)。
以降
探検家・医師。

受賞

1999年、植村直己冒険賞(兵庫県日高町主催)受賞。

著作権について
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