"S"の記憶

30

会期 : 2006.11.1 - 2006.11.30

第30回展 齋藤 康一 
「キヤノンフォトコレクション作品
昭和の肖像 - 人物交差点 -」

長年にわたり、作家や映画監督など各界の著名人のポートレートを3000人以上撮影してきた齋藤康一氏。
本展は、新たにキヤノンフォトコレクションに収蔵された同氏のポートレート作品約80点を展示。カメラを向けながらも会話を交わし、素の表情を引き出してからシャッターを切る齋藤氏。そうして撮られたポートレート作品には、被写体となった人物の個性が色濃く写し出されている。

  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
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  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
  • キヤノンフォトコレクション作品「昭和の肖像 - 人物交差点 - 」
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作家メッセージ

数年前の個展「先輩・後輩・仲間たち」を見に来てくれた人から「齋藤さんは人物も撮るのですね」と言われ、自分では人物写真家のつもりでいたのにガックリと落ち込んだ事があった。考えてみれば、このところの個展は中国が続いていたのだから、そう言われても仕方がないのかも知れない。
各雑誌社からの仕事の依頼はほとんどが人物、コンタクトファイルの頁を開くと人・人・人と、よくもこれだけ大勢の人を撮ったと驚きながらも、撮影時いろいろな方との出会いや会話が懐かしくおもいだされてくる。中でもまだ学生時代に撮らせていただいた能楽師十四世喜多六平太師のお言葉が、その後一つの指針となった気がする。「わたしは人からは写真嫌いと思われている様だが、決して嫌いではありません。

ただ私の背後には何千人もの弟子が居ります。私の変な写真が出されると、その人たちにも迷惑が掛かってしまいます。私は個人であっても個人でないのです」。その言葉を肝に命じながらも、どうしても自分の気に入った写真、人が見て興味を引くと思われる写真を選択しがちになり、大袈裟に言えば常に葛藤を繰り返して来た気がしています。
今回ここに登場して下さる方は、私が尊敬する人、好きな人々です。良い写真と思って下さるか、もっと他のカットが有るだろうと怒られるか、とても気になるところです。

齋藤 康一 (さいとう こういち)

1935年
東京に生まれる。
1959年
日本大学芸術学部写真学科卒業。
在学中より林忠彦・秋山庄太郎両氏の助手を務め、卒業後フリーとなる。週刊誌や月刊誌などに3000人以上の人物写真および、ルポルタージュを多数掲載。
1976年
第7回講談社出版文化賞受賞。
1988年
日本写真協会年度賞受賞。

現在、社団法人日本写真家協会会員、社団法人日本写真協会会員、六の会同人。
主な著書に、『平和への行脚』『蘇州にて』『この人・この時』『1965年中国』『上海'92~'93』『北京'95~'96』『花、人物、風景を撮る』『先輩・後輩・仲間たち』などのほか、共著多数。ビデオ『人物撮影のプロテクニック』、DVD『中国万華鏡』も発表している。
個展に「平和への行脚」「この人・この時 Part1」「中国にて」「この人・この時 Part2」「彩」「蘇州にて」「この人・この時 Part3」「江南点描」「雲南便り」「この人・この時 Part4」「ポルトガル」「人物交差点」「1965年中国にて」「上海'92~'93」「北京'95~'96」「先輩・後輩・仲間たち」「蘇州・上海・北京 僕の中国三都物語」「中国万華鏡」「新春・福写真」「齋藤康一写真展 文革前夜 ~1965年・秋・中国~」のほか、グループ展多数。

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