"S"の記憶

58

会期 : 2010.4.1 - 2010.5.15

第58回展 西宮 正明 
「西宮正明映像言語展 フィルム粒子とピクセルの共棲」

世界的な写真家/映像作家である西宮正明氏が、「写真の粒子は美しい」というコンセプトのもと、写真表現を構成するフィルム粒子の表情に焦点を当てた実験的な作品展。
展示作品は、ベースとなる35mmネガフィルムを高解像度のCCDスキャナーで読み取り、そこに表れたフィルム粒子のシャープネスや豊富な階調、増感表現による荒々しさを大判プリンターによって大画面に再現。フィルムとデジタルの新しい相互関係によって、新たな表現が生まれる。

  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲
  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲
  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲
  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲
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  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲
  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲
  • 西宮正明映像言語展 粒子とピクセルの共棲

作家メッセージ

銀塩粒子賛
FILMとPIXEL共棲の時代へ

稍(やや)もすると、時の流れを加速させることを新しい感覚と思っている現代人は、170年間の歴史の上に積み重ねられた、銀塩粒子の歴史を、簡単にデジタルのピクセルに移行させかねない現況にある。
それは、映画および写真メディアの大きな岐路を意味し我々映像表現者は、その問題意識を慎重に分析する必要に迫られている。
今回の個展は「写真の粒子は美しい」という平易なタイトルで、写真粒子の存在感とその表現能力を、写真と映像とのコラボレーションも含めて展開し、写真粒子の魅力的な言葉を、自らも再認識しようとする行為である。

その写真表現の強さは、写真粒子のインパクトであることを、キャンバス出力したタブローのような写真と粒子に投影される映像との組み合せで強くアピールしようと試みたのです。 有能なピクセルと存在感の写真粒子との共棲の実証をVISUAL化する事が今回の試みなのです。
写真関係以外の方々にも御高覧願いたいと思っています。

西宮 正明 (にしみや まさあき)

東京都出身。1954年グラフィックデザインを学び、外資系企業のデザイナーに。1956年ファッション系報道より広告写真に移行。フリーランスとなる。1960年映像全般の制作会社ニシミヤ・クリエイト設立。1993年武蔵野美術大学映像学科非常勤講師に就任。2003年名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科教授に就任。2009年アジア・ヨーロッパ新進写真家フォーラム日本側講演(マレーシア)を担当。CG、写真、インスタレーション、動画、CM他演出多数など、映像全般をディレクション。現在に至る。

●所属

社団法人 日本広告写真家協会 元会長 現顧問
社団法人 日本写真協会 理事 教育推進委員長

●主な作品展

1962年
西宮正明映像展(草月会館)
1970年
街頭ポスター展「IN TOWN 70」
1983年
写真展「STILL LIFE」(スウェーデン・ハッセルブラッドギャラリー)
1991年
美術展「MODULATION」(イタリア・ヴィラロマーナ美術館)
1997~98年
写真発言展「NEVER」核への抗議展(富士フォトサロン)
2005年
写真展「西宮個展サーキット」

●主な著作物

1964~72年
実験映画制作 35mm「草野心平詩集」「ローズマリーの写真集」35mm「ZOOM ZOOM NEW YORK」
1974年
B2版大型雑誌『BIG PAGE』自主制作
1989年
『THE EGG 西宮正明写真原点』出版(六耀社)
2000年
エッセー集『アートの木』出版(愛育社)
芸術院会員 中村晋也彫刻作品写真集『Miserere mei』(六耀社)
2010年
エッセー集『アートの木』(mini)出版(愛育社)
B4版写真集『PHOTO BOOK ONE(粒子)』出版(愛育社)

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