"S"の記憶

63

会期 : 2010.11.6 - 2010.12.18

第63回展 今森 光彦 
『「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~』

日本の里山と並行して、世界各地の自然とそこに生息するさまざまな生物を30年以上にわたり撮影し続ける今森光彦氏。
本展では、コスタリカのハチドリやパナマのナマケモノなど、豊穣な自然環境に適応した生物たちと、その多様な生物と共存して生きる人々たちの姿を記録した約50点の作品を展示。日本の里山を見つめながら、同時に、常に世界にも視野を広げていたいと語る同氏がとらえた作品には、地球が持つ、生命の循環の美しさが写し出されている。

  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~
  • 「地球いきものがたり」 ~小さな生命に出逢う旅~

作家メッセージ

小さな生命を求めて世界中を旅してきた。最初に訪れたのは、インドネシア。まだ学生のときで、今から思うと、熱帯にいけば奇想天外な生物に出会えるかもしれないという子供染みた好奇心がはじまりだと思う。現地を訪れてとにかく目の前に立ちはだかる熱帯雨林の深さには、驚嘆した。しかし一方で、森を開墾した棚田の中に、たおやかな人々の暮らしがあることも知った。

珍しい生物たちを発見するなかで、いつも感心するのは、彼らの生活の舞台になっている壮大な風景。そして、それらにつながりをもっている人々の暮らしや風土。
地球は、生命という循環があるから美しい。日本の里山をみつめながら、常に世界にも視野を広げていたい。多様な生物たちと生きることの大切さを"共存"というキーワードでこれからも伝えていきたいと思う。

今森 光彦 (いまもり みつひこ)

1954年、滋賀県大津市生まれ。
写真を独学で学び、1980年からフリーランスとして活躍。以後、琵琶湖をのぞむ田園にアトリエを構え、自然と人との関わりを「里山」という概念で追う一方、世界各国を訪ね、熱帯雨林から砂漠まで広く取材。

●主な受賞歴

第48回毎日出版文化賞
第20回木村伊兵衛写真賞
第28回土門拳賞
など受賞多数。

●主な作品

写真集

『今森光彦・昆虫記』(福音館書店1988年)
『世界昆虫記』(福音館書店 1994年)
『里山物語』(新潮社 1995年)
『湖辺』(世界文化社 2004年)

写真文集

『萌木の国』(世界文化社 1999年)
『里山を歩こう』(岩波書店 2002年)
『藍(あお)い宇宙』(世界文化社 2004年)
『わたしの庭』(クレヨンハウス 2005年)

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