"S"の記憶

66

会期 : 2011.3.31 - 2011.5.16

第66回展 高桑 常寿 
「唄者の肖像」

アフリカをはじめ、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、日本と、世界中のミュージシャンの撮影を続けてきた高桑常寿氏。
本展では、沖縄、八重山、宮古で撮影した「唄者(うたしゃ)」のポートレート約60点を展示。「唄者」とは、沖縄の三味線「三線」を弾きながら唄い踊る芸能者のこと。氏が4×5判の大型カメラで真正面からとらえた作品には、その高精細な描写とともに、各々の唄者の人柄や歩んできた人生までもが写し出されている。

  • 唄者の肖像
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作家メッセージ

僕の大好きな島の唄者のポートレート

すばらしい唄うたいに出会いました。
その肖像を4×5判の大型カメラで定着させました。
これらの写真は、ある意味僕の一方的なラブレターかもしれません。

1991年より憑かれるようにしてアフリカに通い続け、すばらしいアフリカ人ミュージシャンに出会い、ポートレートおよび集合写真を4×5判の大型カメラで撮ってきました。その後もアジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、そして日本のミュージシャンを数多く撮影してきました。もしかしたら人は大判カメラを前にした時、"撮られる意識"が強く働き、人となりがそのまま顕れてしまうのかもしれません。

大判カメラによる肖像写真は、その人の人生をそのまま切り取って、魂まで表現することができると感じています。1998年より、沖縄、八重山、宮古の唄者のポートレートを、やはり4×5判の大型カメラで撮影を続けてきました。ご存じのように唄者とは、三線(さんしん=沖縄の三味線)を弾きながら唄い踊る芸能者のことで"うたしゃ"と読みます。そこに写っているのは人生を唄と踊りに捧げた、すばらしい顔ばかりです。

ぐるりと濃い顔にじっと見つめられる写真展になります。
島の人にとっては、唄と三線と踊りは欠かせません。
そんな濃い唄者の顔から力をもらって帰るに違いありません。

高桑 常寿 (たかくわ つねひろ)

1955年 名古屋市生まれ。
エディトリアル・デザイナー、編集者を経て、その間に写真を撮り続けた結果、30歳から写真家として独立。以後、グラビアを中心に活動。

●主な個展

2002年 "The African Musicians by 4×5 part1"
ジェラール・フィリップ劇場(フランス・サンドニ)
2003年 "The African Musicians by 4×5 part1"
フェスティバル・エスペランサ(ベルギー・ブリュッセル)
2004年 "The Asian Musicians by 4×5"、"マハマ コナテとブルキナファソの日々"
東京都写真美術館1F カフェ・シャンブルクレール
2005年 "Musicians of Africa in 4×5 Tokyo 2005"
青松寺 観音聖堂(東京)
2006年 "アフリカ ミュージシャンの肖像"
世田谷文化情報センター 生活工房
2008年 "Land of the Groove—写真家が出会ったアフリカのミュージシャンたち"
JICA 地球ひろば
"Musicians of Africa in 4×5"
横浜ランドマークプラザ 2009年 "アフリカ・ミュージシャンの肖像"
横浜赤レンガ倉庫ギャラリー
2010年 "唄者の肖像 八重山 沖縄"
石垣市民会館展示ホール


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