"S"の記憶

75

会期 : 2012.5.8 - 2012.6.13

第75回展 石川 梵 
「人の惑星(ほし)」

地球のダイナミズムと人間の祈りをテーマに、世界の辺境の地の取材を続ける石川梵氏。
本展では、地球上のさまざまな土地でたくましく生きる人々と、誕生以来46億年を経てなお荒々しく活動を続ける地球の姿を空撮した作品約110点を展示。モンゴルの平原で馬を駆る男たちや、アフリカの原野で暮らすマサイの若者などを写した作品は、厳しい自然と向き合ながら懸命に生きる人間の強さと、母なる地球への深い畏怖の念を感じさせる。

  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)
  • 人間の惑星(ほし)

作家メッセージ

1990年にフリーランスになって以来、人々の祈りを通して人間の姿を追い続けてきました。インドネシアの海で銛一本で鯨に跳びかかる勇壮な鯨捕りたちも、モンゴルの平原で馬を駆る男たちも、アフリカの原野で暮らすマサイの若者も、大自然の前では、慎み深く、敬虔な一人の人間でした。
並行して地球46億年のダイナミズムを捉えようと、主に空から地球の姿を撮影してきました。空から見れば、インド大陸がユーラシア大陸にぶつかって隆起してヒマラヤとなる様子や、アフリカ大陸が二つに割れていく過程をまざまざと見ることができます。

荒ぶる地球と、それに対峙し、生きてきた人間。実はそれは、今回の震災にも通じるものです。地球とはどんなに恐ろしく、そして優しく、人間は自然に翻弄されつつも、こんなに強い生き物なのか、その先にある祈りの心まで一緒に見つめてほしい。そんな願いを込めた今回の写真展です。

石川 梵 (いしかわ ぼん)

1960年生まれ。フランスAFP通信写真部を経て、フリーランス。
地球と人間をテーマとした二つのライフワーク。ひとつは、地球46億年の歴史を、空から撮る。もうひとつは、祈りを通して、人間の内面世界を露わにする。
これまで講談社出版文化賞、日本写真協会賞新人賞他、受賞多数。
Life, Paris Match, Geo, National Geographicなど海外のメディアでもフォトストーリィを発表。
主な写真集、著書に『伊勢神宮―遷宮とその秘儀』(朝日新聞社 1993年)、『海人―THE LAST WHALE HUNTERS』(新潮社 1997年)、『時の海、人の大地―太古の記憶を求めて地球を巡る旅』(魁星出版 2006年)、『鯨人(くじらびと)』(集英社新書 2011年)、『フリスビー犬、被災地をゆく』(飛鳥新社 2011年)、『伊勢神宮 式年遷宮と祈り』(集英社新書 2014年)、『祈りの大地』(岩波書店 2014年)。
写真集『THE DAYS AFTER―東日本大震災の記憶』(飛鳥新社 2011年)は、これまでの長年に亘る地球と人間という骨太の連作とともに、2012年度日本写真協会賞 作家賞を受賞した。

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