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カフェレストランのオーダリング~会計までの一連業務をモバイルPOS端末だけで実現
道の駅 田園プラザ川場



業種:サービス | 従業員規模:100~299名 | 成果:業務効率の向上、顧客/従業員満足度向上

  • 本ページの記載内容は、POS-TABLEをご導入済みのお客様向けの内容です。
  • AT-100、AT-3300、AT-3700は既に販売を終了しております。
  • クレジット決済をご検討中のお客様は、決済端末CA-P1をご覧ください。

群馬県川場村にある田園プラザ川場は「関東好きな道の駅 5年連続第1位」、「日経プラス1 家族で一日楽しめる道の駅 東日本第1位」に選出された人気スポットである。2014年7月には標高500mの地の利を活かして、オープンカフェテラス「カフェ ド カンパーニュ」をオープンした。

同店はヨーロッパのオープンカフェテラスの雰囲気をコンセプトに、オーダー時にテーブルで都度会計をするスタイルを取り入れている。オーダーから会計までの一連の処理にモバイルPOS端末であるプレアAT-100とモバイルプリンターBP-100を導入した。ソフトウエアはモバイルPOSパッケージ「POS-TABLE」の新バージョンである飲食業版を採用した。キッチンにはオーダー内容が都度確認できるキッチンプリンターを設置して、すべて無線LAN接続で運用している。

いままでにない空間を作るためオープンテラス席を考案

園内にコーヒーやソフトクリームを販売している店はあるが、カフェと謳っている店舗はない。川場の水を活かした水だしコーヒーとクレープが一押し商品という、こだわりの店である。

「せっかく川場に来てもらったのだからコーヒーは沸騰させたお湯ではなく、土地の水を活かした水だしコーヒーがいいのではないかと。そういうところからこだわっています。また、去年から人気のスイーツ専門店のシェフにお願いして、全面的にクレープのプロデュースをしてもらいました。市販のソースや生地を一切使わないところもこだわり、お客様にはアピールしています。とにかく、いままでの田園プラザにはない空間を作りたいということで、店舗デザインに関してもヨーロッパのカフェをイメージしたオープンテラスの席を考案しました」(小林さん)
(写真:株式会社 田園プラザ川場 第3グループ 課長小林昭仁氏)

オーダー時の都度会計に特急列車の車内販売システムを応用

オープンカフェテラスなので支払い漏れを防げるシステムでなくてはならない。また他の店舗と差別化できるように、お客様がテーブルからレジまで移動することなく、座ったままお支払いができるシステムを希望していた。しかし当初、要望に合うシステムはなかなか見つからず、開発やカスタマイズを受けてくれるところもない。諦めずに調べていたときに、特急列車の車内販売を思い出したという。

「車内販売のシステムをベースに、注文をキッチンに流すワークフローを組み込めないかと車内販売システムで実績のあるキヤノンに問い合わせました。すぐに営業担当の方が来てくれてこちらの要望を話してみると、ちょうど商品化を企画している飲食業版のコンセプトに近いということがわかりました。テーブル会計ができてキッチンプリンターに注文を飛ばせることは、既存の店舗と差別化するための絶対条件でしたから、キヤノンさんに声をかけたのはタイミングがよかったですね」(小林さん)

決済をスムーズに行える携帯性と視認性

新店舗のシステム導入については、いくつかの要望があった。

「スタッフは女性が多いのであまり重装備にはできません。POS-TABLEにはいくつか端末のラインナップがありましたが、コンパクトなAT-100を選択しました。AT-100は、太陽光のあたるテラス席でも見やすいですし、メニューなどの文字も読みやすいので問題ありませんでした。要望としては、テラスからキッチンへいかにスピーディにオーダーを伝えられるかということと、お金を授受するためにできるだけ手を空けておきたいという点が重要でした。POS-TABLEはオーダーから支払いまでのすべてを、モバイル端末のタッチパネル画面で操作できるので、スタッフから操作性に関して不満を聞いたことはないですね」(小林さん)

オーダー〜会計までをモバイル端末の操作だけで完了

飲食業版は他にもさまざまな便利機能が搭載されている。

「飲食店は便宜上テーブルナンバーを振っていますが、テーブルやイスに番号を表示するのは嫌でした。暗記すればよいだろうと安易に考えていたのですが、POS-TABLEではテーブルを視覚的に選択できます。一見して『ああ、これがあったか』と思いましたね。また、飲み物を出すタイミングを選択できるのもポイントです。本来は覚えておいたり書き留めなくてはならない注文を、すべてタッチパネルで選択できるので便利です」(小林さん)

お客様にもご好評をいただいているテーブル会計

オープン前に一番心配だったのは「こだわりをもって計画しても、お客さまにテーブル会計が馴染むかどうか」だったという。

「テーブル会計については店頭に表示して席でも説明させていただいているので、いまのところ問題は起きていません。むしろ、前払いなので席を立つタイミングを気にせずゆったりできるということで、ご好評いただいています。慣れてしまうとテーブル会計は我々スタッフにとっても楽です。お客様と会話している間にオーダーが終了できてしまうので、想像していたよりもずっとスムーズ。操作に手間がかかるんじゃないかというイメージは払拭されました」(小林さん)

オリジナリティあふれるカフェをオープンし、さらに人気に磨きがかかった川場田園プラザで、今日も「POS-TABLE」が活躍している。

道の駅 田園プラザ川場

設立:1993年4月1日
所在地:群馬県利根郡川場村萩室385

※本記事は取材時のものです



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