携帯情報端末(ハンディターミナル)導入事例JR東京総合病院

電子カルテシステムの稼働で医療の質と患者サービスの向上を実現

JR東京総合病院はつねに医療の質の向上、患者サービスの向上を念頭に、システム化によって病院経営の改善、業務の効率化・合理化を図ってきた。最新の電子カルテシステムにはプレアAT-100が採用され、看護業務の省力化を実現している。

システムの進化で医療業務の省力化を図る

ハンディーターミナルを使用した看護業務(イメージ)

JR東京総合病院における情報のシステム化は1965年にスタートした。70年にはそれまで診療科ごとだったカルテをID番号の付与によって「1患者1番号1カルテ方式」に進化させ、患者の全体像を把握することが可能になった。
80年には第1次医療情報システムが稼動し、87年の第2次医療情報システムでは医師からの検査・処方などのオーダーを手書きからコンピューター化することで、正確で的確な医療業務が実現した。さらに情報システムは進化を続け、第3次、第4次へと移行。第4次では外来系システムが稼働しフルオーダリングが可能になった。

電子カルテシステムで安全・安心な医療業務を実現

第4次医療情報システムを経て、2006年から稼働を開始したのが「電子カルテシステム」である。 電子カルテには入院患者、外来患者すべての情報――医師の経過記録、看護師の経過記録、患者ごとの検査・画像データ(CT、レントゲン、エコーなど)などが蓄積される。

東日本旅客鉄道株式会社
JR東京総合病院 看護部
副看護部長
飯吉文美子さん

「入院患者の疾患や症状にしたがって、標準化された看護計画がワークシートに反映できるようになったことが大きなメリットですね。以前は看護師一人ひとりが患者さんの病状などを調べながら個別につくっていたのですが、電子カルテシステムが稼働してからは、看護計画が自動的に作成できるとともに、看護オーダーによりワークシートにも反映することができ、ベテラン、新人を問わず同じクオリティの看護業務ができるようになりました」(飯吉さん)

看護部 看護師長
伴野則子さん

「電子カルテでは患者さんに関わるすべての情報を把握することができます。病状などはもちろんですが、リハビリ、栄養管理など他の部門の記録なども見ることができるようになり、患者さんの今の状態を把握しやすくなり、質の高いチーム医療が可能になりました」(伴野さん)

看護部 主任看護師
大久保弥生さん

「救急外来での対応が迅速になりました。救急車からの連絡時に患者さんのID番号がわかれば、医師と看護師が患者情報を共有でき、点滴などを速やかに用意できるようになりました」(大久保さん)

この電子カルテシステムのデータ入力の一端を担うのがキヤノンハンディターミナルAT-100である。

AT-100で看護業務の省力化を実現

2006年に電子カルテシステムが稼働して以来、入院患者のバイタルデータ(血圧・体温・脈拍など)などの入力に使用されていたのが携帯端末である。2012年に新たにキヤノンのハンディターミナル・プレアAT-100が採用された。

看護部 主任看護師
土屋麻美子さん

「私たちの仕事は激務です。とにかく軽くて使いやすいものをということでいくつか候補に挙がったのですが、キヤノンさんの携帯端末が180グラムと一番軽くて薄く持ちやすい。バーコード読取による認証もやりやすく操作性に優れていた点を評価しました」(土屋さん)

「バイタルデータのほかに観察記録として患者さんの食事の量を入力します。下膳のときに入力していくのですが、以前の端末ではできなかった患者さんごとに連続入力ができるようなり、入力時間が短縮しました」(伴野さん)

このシステムの開発担当はグループ会社のジェイアール東日本情報システムである。担当のお二人は次のようにプレアAT-100を評価いただいた。

事務部 医事課
可児健次さん

「システム開発者側からすると、無線の接続が格段に良くなったことが評価できます。WiFiなどと干渉しないように課題を解決してくれたことが導入の決め手となりました」(可児さん)

(株)ジェイアール
東日本情報システム
白倉柳一さん

「他の携帯端末も基本的な機能はクリアしていましたが、プレアAT-100の軽さが最終的な決め手になりました。もちろんキヤノンマーケティングジャパンさんが医療現場をよく知って、バックアップ体制がしっかり出来上がっている点も評価しました」(白倉さん)

JR東京総合病院はこれからも患者の立場に立ちながら、地域医療に貢献していく。

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