携帯情報端末(ハンディターミナル)導入事例東京ガス株式会社

現場完結型検針業務で検針員の負担を軽減

現在、東京ガスのガス供給世帯は約1000万件におよび、その検針は東京ガスライフバルの「ハローメイト」と呼ばれる約1700名の検針員が行っている。この膨大な検針業務の効率化と省力化のために、お客さまサービス部では、旧来より検針システムを構築しており、現在は第6世代の検針システムが稼働中である。

第6世代の検針システムが稼働中

これまで、検針システムは約5年を1サイクルとしてリニューアルを重ねてきた。キヤノンのハンディターミナル、プレアGT-1による検針システムは第6世代にあたる。

東京ガス株式会社
お客さまサービス部
料金センター課長
横水良直さん

「今回キヤノンのハンディターミナルを使ったシステムが第6世代になります。第5世代と大きく違うところは、プリンターの方式です。第5世代ではハンディ本体にプリンター機能が付いており、そこから検針票を出力していましたが、第6世代では本体とプリンターが別になった、モバイルプリンターを使用し、さまざまな帳票類を出力できるところが大きな変更点です」(横水さん)

東京ガス株式会社
お客さまサービス部
料金センター課長
葛綿基浩さん

「もうひとつはデータのやり取り、通信方式です。今までは、LANを介してデータのやり取りをしていたのですが、第6世代ではモバイルのデータ通信カードを使ってできるように変えたというのが大きな変更点です」(葛綿さん)

第6世代のシステム構築にあたってハンディターミナルを他社製からキヤノンに変更した理由はどこにあるのか。

ティージー情報ネットワーク
ITソリューション1部
CIS第1グループ副課長
野中智成さん

「ハンディターミナルにのっているアプリケーションの移植は、同じメーカーのハンディターミナルのほうが親和性は高くなります。そういった点は、以前のメーカーさんのプラスプロフィットになるのですが、そこを考慮に入れてもなお、総合的に評価したところ、やはりキヤノンが抜きん出ていました」

ハローメイトさんが認めたGT-1の操作性

第6世代の検針システムの中核をなすハンディターミナルにキヤノンプレアGT-1が採用された背景には実際の検針業務に当たるハローメイトさんの高い評価があった。

写真:検針の様子モバイルプリンターで、
バーコード付きの
コンビニの振込用紙も
印刷できる

「操作性という観点からは、現場のハローメイトさんに、いくつかのハンディターミナルを見て、触って、操作してもらいました。ハローメイトさんの中には冬場など軍手をしながら作業をする方もおり、ボタンが大きくて押しやすい、画面が見やすいなど私たちでは気がつかない、操作面などでの評価が高かったですね。また、トータルで考えたときに、キヤノンは全国の都市ガス事業社さんの検針システムを数多く手掛けられており、その知見に期待したところがあります」(横水さん)

現場完結型の検針業務、不測時の検針にも対応

写真:検針の様子端末に滑り止めがついているので
外での検針も安心してできる。
通信機能により、検針終了後、
現場から検針データを
送ることも出来る

キヤノンプレアGT-1を使った第6世代システムの最大の特長は検針データの処理をすべて現場で行い完結できるところにある。ハローメイトさんの1日の検針件数は約400件に上る。その日の検針データは、検針終了後に現場からFOMA通信で幕張にある顧客マスタサーバーに送信され、翌日の検針スケジュールが、ハローメイトさんのハンディターミナルに送信される。

「今までは社内ネットワークのような仕組みを使ってクレードルで通信をかけていたのですが、ドコモのFOMA通信によって、現場でデータをやりとりすることができるようになりました。クレードルは事業所にしかなかったので、いちいち拠点に戻って、それで通信をかけて翌日の準備をするということをやっていたのですが、今は現場で検針が終了した時点で瞬時に通信をかけられ、検針業務の省力化、効率化につながっています」(野中さん)

さらに特筆すべきメリットは、ハローメイトの不測時の検針業務の移管である。

「もうひとつ、このドコモの通信カードの大きなメリットとして、急にその日検針員の方が具合を悪くして、もうこれ以上検針ができないといった場合に、通信を使って他の方に残りの検針業務を移管できる機能が付いたという点です。今までは、その日の検針データをメモリーカードに移し、それを変わって検針してくれるハローメイトさんの現場までお持ちして、それで残りを検針していました」(野中さん)

今は通信網を介して不測時の対応が現場を移動することなく対応できるようになった。
さらに、第6世代のシステムでは無線検針も可能になった。1000万件のお客さまのうち無線検針世帯は約17万件であるが、検針の効率化を促進している。

ガス検針には何より確実性、信頼性が求められる。東京ガスでは常に検針現場に目を向け、お客さま目線で最良で高品質の検針業務を目指していく。

お客さまプロフィール

東京ガス株式会社

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