ドキュメントスキャナー株式会社リードコナン

紙文書のイメージ化を低価格で実現する自治体向けシステム - 今後は民間向けにも拡大

イメージ取込には、コストパフォーマンスの高いドキュメントスキャナーを利用

「税務LAN」で利用するキヤノン製スキャナー「imageFORMULA DR-G1130」

同社ではイメージを取り込むためのスキャナーには、当初、OCR専用機を利用していたが、機器が高価だったことや、データ化は業者に依頼したものを取り込むため、OCR機能は特に必要なかったことから、一般販売されているドキュメントスキャナーを導入することにしたという。

条件は、文書を読み込む際に、スキャンしたことを確認するための管理番号を原本に印字できる「インプリント機能」が備わっていることだ。同社では多くの候補の中で、キヤノン製スキャナーがもっともコストパフォーマンスが高く、システム全体のコストを抑えることが可能だったため、採用を決めたという。

「インプリント機能」。左側がインプリンター前の原稿、右側がインプリンター後の原稿

また、キヤノンのサポートが充実しており、開発中に起こった問題に対して親身に相談に応じてもらえたことも採用を後押しした。

「税務LAN」を導入する北上市役所

早くから「税務LAN」を導入する地元の北上市役所では、繁忙期には月間4万枚をイメージ化しているが、1台のスキャナーですべて処理できているという。

株式会社リードコナン 開発部 主任 佐々木慎氏

実際のキヤノン製スキャナーの使い勝手について佐々木氏は、「センサーの精度が高いため、ジャムってもすぐに停止してくれますので、ツールで再スキャンできます。確定申告書は5枚つづりのこともあり、途中の紙がスキャンできないと、あとで整合性が取れなくなってしまいますが、キヤノンさんのスキャナーであれば、確実に検知されるので、非常に助かっています」と語る。

また、キヤノンが提供する「CapturePerfect SDK」も、業務効率化に役立っているという。

「税務LAN」のイメージ管理

「CapturePerfect SDK」は、キヤノンのスキャナーDRシリーズに標準添付されている、PCに画像を取り込むためのアプリケーション「CapturePerfect」の各種設定を、プログラム側でコントロール可能にする開発ツールだ。これを利用することで、ユーザーは読み取りを行いたいドキュメントの種類を画面から選択するだけで、最適なスキャン設定を自動で行うことができるのだ。

実際にスキャナーを利用する際には、読み取る原稿が片面か両面か、保存するファイル種別、解像度、重送検知機能制御など、設定すべき項目は多い。これらを毎回読み込むたびに指定していたのでは利用者の負荷も高く、設定ミスによる再スキャンなど、無駄な作業も発生する。

しかし、キヤノンから提供されている「CapturePerfect SDK」を利用すれば、用紙に合わせて最適なパラメータをプログラムで設定でき、ユーザーはスキャンボタンを押すだけで、最適な設定で読み込むことができる。

株式会社リードコナン 開発部 係長 阿部敬寿氏

株式会社リードコナン 開発部 係長 阿部敬寿氏も、「『税務LAN』を利用するのは一般の職員の方なので、設定をどう指定すれば良いのかわかりません。そこで、『CapturePerfect SDK』を使って、機能のON/OFFをあらかじめ設定しておき、ユーザーはスキャンボタンを押すだけで、最適な設定で読み取れるようにしています。開発者がドライバとのやり取りも考えなければならないとなると、それだけで数カ月はかかってしまいますが、『CapturePerfect SDK』を利用すれば、開発者はスキャンする部分には注力する必要がなく、アプリの動きやインタフェース部分に工数を割けるので、より使いやすいシステムを構築できます」と、そのメリットを説明した。

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