導入事例|株式会社木津建築設計室

「最終成果物の大判図面出力だから美しさと速さを両立させたい」業務効率化&品質向上

あきらめていた線の太さの違いもきちんと描き分ける

写真:事務所内にはキヤノン製の複合機Color imageRUNNERと連携可能なiPF605が並ぶ出力速度ととも木津氏が重視したのが、モノクロ線画の出力品質である。前述のとおり、最終成果物として提出する図面は、設計としての品質はもちろん、図面そのもののクオリティも重要になる。一例を挙げれば、線種や線の太さの違いが明確に描き分けられたシャープなモノクロ線画質がそれである。「出力速度が速い分、出力品質はどうかなと思いましたが、普通紙でも非常に満足できる品質でした。以前は青焼きなどではあきらめていた線の太さの微妙な違いの表現も、きちんとメリハリを効かせて描き分けてくれます。特に細い線が細く、しかも濃くシャープに描かれるのが印象的です。ちなみにA3出力の複合機(Color imageRUNNER)もキヤノンなんですが、これも同じくシャープですね」。

線種や線の太さの違いで設計意図を伝える

写真:太さの違う3~4種類の線の違いもシャープに描き分けられ、図面自体にメリハリが出るなぜ、木津氏は設計図面の線の太さの違いに、これほどこだわるのだろうか——。それは、木津氏がその「線の太さの違い」にさまざまな設計意図を込めているからである。木津氏は、設計図面の作成において、細線、中線、太線など太さの違う3~4種類の線を、自身の明確なルールに基づいて使い分けているのだという。「例えば、通り芯ならこの太さを使うとか、線幅の違い自体に意味を込めて選び、使っているんですよ。施主にはわからないかもしれませんが、建築のプロである技術者なら一目瞭然で意味を読み取れます。つまり、線種や線の太さの違いを描き分けることは、施工現場へ設計意図を明確に伝えるためにも重要なのです」

限られたスペースに無理なく置けることが重要

写真:スペースに余裕のない事務所にも設置しやすい省スペースモデルコスト、速度、そしてモノクロ線画品質。以上のように、この3点が木津氏の選定ポイントだが、実はそれ以前の大前提というべき課題があった。出力機のサイズだ。小規模なアトリエ系事務所で、スペースに余裕があることはほとんどない。木津氏の事務所でも、限られたスペースに無理なく置けることが大前提だった。「以前青焼機があった場所に置こうと最初から決めていました。というよりそこしか場所がないので(笑)」。青焼機が置いてあったのは、図面や用紙などをしまう図面庫の上だった。そこで省スペース設計のiPF605を、スタンドをつけずに置くことでぴたりと収まったのだ。

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