導入事例|日本アート精版株式会社(2/4)

大幅なコストダウンと色安定性の両立を実現! imagePROGRAFシリーズを軸にしたインクジェットプルーフワークフロー

CTP導入とともに構築された インクジェットプルーフワークフロー

写真:カラーマネジメント処理インクジェットプルーフ用ソフトウエアにはLabProof SEを使用。ここではTrueFlow SEから出力されたRIP処理済み8bit TIFFデータにICCプロファイルによるカラーマネジメント処理を施し、日本アート印刷工業の印刷機に合わせた色でプルーフ出力を行う。日本アート精版は「お客さまがプルーフに求めているいちばんの要素は印刷色を確実にシミュレートすること」と考え、それに適した連続階調によるプルーフが採用された。

日本アート精版株式会社の歴史は活版印刷時代に遡る。1990年代に入って電算写植、DTPと印刷物制作の手法が変わる中で工程別に分社化されていたプリプレス部門を統合。DTPからプルーフ、CTP出力を行う現在の形になったのは2005年頃のことだ。

「現在、この(西区にある)事務所にはプルーファーしか置いていませんが、フィルム出力がメインだった頃はイメージセッターも同じビル内に設置していました。しかし、プレートセッターは印刷現場(東大阪市にある日本アート印刷工業)に設置しなければなりません。とはいえ、プレート出力の操作は従来通り当社(日本アート精版)の仕事。そこで、CTP導入時にリモート環境を構築し、プルーフ用プリンターとして選定したのが『imagePROGRAF W8400Pg』(以下、「W8400」)でした」(木村啓一代表取締役社長)

印刷の現場では、出力されたプレートに対して傷の有無を確認するなど物理的なものだけをチェックすることが原則。面付け状態やトンボや色玉の有無、内容の正しさなどは日本アート精版が責任を持たなければならない。そのため日本アート精版では、CTP用ワークフローRIPで処理された面付け済みデータをW8400で出力し、間違いがないかを必ずダブルチェックしてからプレート出力を行うワークフローを構築した。

日本アート精版のインクジェットプルーフワークフロー

図:プルーフワークフロー日本アート精版から印刷工程(日本アート印刷工業)へと入稿されるデータは必ずTrueFlow SEでRIP処理を行った1bit TIFFであることがルール。そのため、外部協力企業にDDCP出力や平台校正を依頼した場合は、その際に使用したデータをOutline PDFとして入手するようにしているそうだ。もちろん、協力会社とも印刷色再現に関する情報交換を行い、日本アート印刷工業の印刷機と整合性を取っている。プルーフは品質重視の高解像度出力、面付け確認では低解像度出力でスピードを確保。両用途ともに8bit TIFFでファイルを書き出し、同じデータを使って確認されている。

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