ラベルプリンター導入事例大阪市立大学医学部附属病院×株式会社大黒

病院内物流管理システム(SPD)とカラーラベルプリンターを連携 円滑な物流と確実な保険請求を実現 病院 大阪市立大学医学院附属病院 取材先:株式会社大黒 瀬戸賢一さん/有村忠克さん

病院内の物流管理システム(SPD)で中心的役割を果たすのが個々の医療材料に貼られる管理ラベル。大阪市立大学医学部附属病院では、システムにキヤノンのラベルプリンターを連携させることで、円滑な物流と確実な保険請求を実現している。そこで、同病院で物流管理を担う中央材料部に常駐して、システムの構築・運用を全面委託されている株式会社大黒の二人のご担当者にお話を伺った。

病院内物流管理システム(SPD)におけるラベル印刷の効率化を検討

院内で使用する物品パッケージに貼られる管理ラベル

病床数972床、34診療科、1日約2,000名の外来患者が訪れる大阪市立大学医学部附属病院では、2004年に医療材料を一元管理する物流管理システムを導入。株式会社大黒は、院内で使用する物品の入荷・検品からピッキング、出庫、消費、補充・発注に至る流れを全面的にサポートしている。

ここで、正確でスピーディーな物流管理の鍵を握っているのが、個々の物品パッケージに貼られる管理ラベル。特に使用後に保険償還できるものとできないものを診療現場で、一目で見分けるにラベルのカラー化が不可欠となっており、同病院の初期システムでは、保険償還できる材料には赤、できないものには青の2色のラベルを使用していた。

「2種類のラベル用紙に印刷するにはプリンターも2台、万一に備えるバックアップ機2台の合計4台が必要でしたから、その分コストも多くかかります。それに、プレプリントのラベルでは後から色やフォームを変えられず、病院側の細かなニーズにタイムリーに応えられません。こうした課題を解決するにはモノクロラベルプリンターでは限界があったのです」と、同病院から院内物流管理業務を委託されている(株)大黒・病院支援営業部・リーダーの瀬戸賢一さんは語る。

しかし、連携していたラベルプリンターがモノクロ熱転写タイプだったため、色枠だけをあらかじめプレプリントしたラベル用紙を何種類か用意し保管しておく必要があった。そのため、長期間使用されないラベルは劣化が進んでインクがうまくのらず、不鮮明な印字やバーコードの認識不良といった問題が発生。また、他の施設では1年ごとにラベルのフォームを変更して医療材料の世代管理を行っているため、使用されず余ってしまったラベルの廃棄も発生していた。

ラベルプリンターの導入で、コストや印刷品質の課題を一気に解決

カラーラベルプリンターの導入で、コストや印刷品質の課題を一気に解決

2014年、同病院では電子カルテシステムのリプレースに合わせて物流管理システムの更新も図ることになった。大きな改善点の一つは、保険償還ができる赤ラベルとできない青ラベルの2色に、新しく黄ラベルを加えること。これにより、保険請求できない医療材料を1,000円以上(黃)と1,000円未満(青)の2種類に分け、使用後にラベルを回収処理することで診療原価をいっそう正確に把握できるようになる。

ところが、色ごとに3台のモノクロプリンター(バックアップ機を含めると6台)を設置するのはコスト的にもスペース的にも難しい。そこで行き着いたのがキヤノンのラベルプリンターLX-P5500であった。これなら1台で3色のラベルが印刷できる上に、従来のようなラベル用紙のプレプリントは不要となり、紙の劣化も未使用ロスもない。

さらに、ニーズに合ったフォームのラベルをいつでもタイムリーに作れるようになる。「LX-P5500はインクジェット方式で解像度も1200dpiと高く、小さなバーコードやQRコードも鮮明に出力できるので誤認識がないし、顔料インクは診療現場で液体がかかっても滲んだりすることがありません。病院職員からも『ラベル全体が鮮明な色分けで、とても見やすくなりました』と評判も上々です」と、同社病院支援営業部・セクションマネージャーの有村忠克さんはLX-P5500を高く評価する。

赤:保険償還できる材料 黄:保険償還できない使用単位当り1,000円以上の材料 青:保険償還できない使用単位当り1,000円未満の材料赤:保険償還できる材料
黄:保険償還できない使用単位当り1,000円以上の材料
青:保険償還できない使用単位当り1,000円未満の材料

作業時間の効率化と確実な保険請求に貢献

同病院では、同じ種類の医療材料でもパッケージごとにシリアル番号を付けた個体識別コードをラベルに印字することで、1個1個のトレーサビリティ管理を行っており、実際に医療材料が入荷・検品され、システムに登録された時点でラベルを出力することになる。そのため、ラベル印刷に時間がかかると、その後の作業が滞ってしまう。「ここでは1日約3,000枚、月間で60,000枚以上のラベルを発行していますが、LX-P5500は流れるようなスピードで出力できます。またインクカートリッジやロール紙の交換も素早くできるので、以前より待ち時間が大幅に短縮され、作業の効率化が図れました」と、瀬戸さんは話す。

パッケージに貼られたラベルは、手術室や病棟で使用する際に剥がされ、黄ラベルと青ラベルは部署別回収用紙に貼られて中央材料部へ戻って補充・発注に使われる。赤ラベルは患者別回収用紙に貼られて医事課で保険請求の処理をしてから中央材料部へ回される仕組みになっている。以前は保険償還の有無は、ラベル上の文字で確認しなくてはならず、請求を見落とす可能性も高かったが、今は色で明確に区別できるようになったという。

「これからも当社で提案する院内物流管理システムにはキヤノンのラベルプリンターとの連携が不可欠です。今後は大病院だけでなく中小の病院へも活用の場を広げていきたいですね」と語る有村さん。ラベルプリンターが活躍する医療機関はますます増えていきそうだ。

大阪市立大学医学部所属病院内における医療材料物流管理システムの流れ

プロフィール

大阪市立大学医学部附属病院

所在地
大阪市阿倍野区旭町1-5-7
開設
1925年
規模
972床、34診療科
URL
http://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/index.shtml 別ウィンドウが開きます

株式会社大黒

所在地
和歌山県和歌山市手平3-8-43
創立
1952年10月2日
事業内容
医療販売業、修理業、貸与業、医療機関向けシステム提案及び販売
URL
http://www.d21ms.com/index.html 別ウィンドウが開きます

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