ストレスチェック後の職場改善、メンタルヘルスマネジメントをより深く理解するための参考書 見波利幸のメンタル書評「劣化するシニア社員」

「劣化するシニア社員」日本経済新聞出版社 著者:見波 利幸

辞めない。そして働かない。定年延長でただいま職場で増殖中!
モチベーションが低下し無気力に陥る、一人分の仕事がこなせず足を引っ張ってしまう、あと数年だからと無責任な言動をする、過去の経験や人脈、職位などを振りかざす、上司のマネジメントに口を出す・・・シニア社員がまるで問題児のようにやりたい放題、勝手気ままに振る舞い、職場を疲弊させているといった相談が増えています。
本書では、さまざまなケースにおいて、シニア社員の雇用がどのような問題性をはらんでいるのか、その背景要因はどのようなものか、それに対してどのような対策が有効なのかを検討して頂ければと思います。

問題シニア社員の6つのタイプ

(1)嘆きタイプ「その仕事はちょっとね・・・・」
役職がなくなる、仕事が変わるなど、今の処遇に納得できずに不満を抱き、その不満を常に嘆いている。
(2)おんぶに抱っこタイプ「ねえねえ、パソコン教えて」
常に何でも誰にでも頼ってしまう、依存傾向のあるタイプで、配慮に欠けて摩擦を生んでしまう。
(3)わが道を行くタイプ「1人でできる仕事をしたい」
仕事に対しての許容度が低く、難しい、新しい仕事を避ける。仕事を好き嫌いで判断してしまう。
(4)ご隠居タイプ「その指輪、彼氏のプレゼント?」
仕事や働き方に対する強いこだわりや執着がなく、意識もほぼリタイヤしていて仕事の意欲がない。
(5)無責任タイプ「まあ、何とかします」
根底には「自分は第一線を退いている」という意識があり、どんなことでも軽く受け流してしまう。
(6)勘違いやり過ぎタイプ「俺が若手にビシッと言ってやる」
現役時代には仕事をバリバリこなし、自身もあるためマネジメントまで口を出してしまう。

目次

  • プロローグ 職場に忍びよる「定年延長」「再雇用」という脅威
  • 1章 「縦横無尽」に振る舞うシニア社員たち
  • 2章 なぜ「問題児」化するのか
  • 3章 ほんとうは本人が苦しい
  • 4章 その職場環境がやる気を奪う
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