ニュースリリース


発表日 2003年2月28日


クラスを超えた高機能とコストパフォーマンスの両立を実現
630万画素CMOSセンサー採用のデジタルAF一眼レフカメラ“キヤノン EOS 10D”



キヤノンは、ハイアマチュアを主な対象として、クラスを超えた高機能とコストパフォーマンスの両立を実現したデジタルAF一眼レフカメラ“キヤノン EOS 10D”を3月下旬に発売します。

キヤノン EOS 10D キヤノン EOS 10D(背面)
キヤノン EOS 10D
(キヤノンレンズ EF24-85mm F3.5-4.5 USM装着時)
キヤノン EOS 10D(背面)

● キヤノン EOS 10D キット‥‥‥‥‥‥価格 オープン価格(発売日:2003年3月下旬)

同梱品は商品紹介ページをご覧ください。




新製品“EOS 10D”は、「EOS D60」の優れた基本性能を継承するとともに、デジタル系のさらなる高性能化と撮影機能の向上を実現しています。撮像素子には、新開発の約630万画素大型CMOSセンサーを採用したほか、原色タイプのカラーフィルターや高速・高精細の画像処理が可能なキヤノン独自の映像エンジン「DIGIC」を搭載することより、従来以上の高精細・高画質・自然な色あいを実現しています。さらに、広視野・高速7点AFをはじめ、約3コマ/秒・最大9コマの連続撮影、ISO100からISO1600相当まで(ISO3200相当の感度拡張可能)のISO相当感度設定、2種類の色空間(sRGB/Adobe RGB)、軽量・高強度なマグネシウム合金外装カバーやステンレス製の本体など、従来機種を大幅に上回る優れた高機能を搭載しています。

また、「EOS DIGITALシリーズ」として初めて、カメラダイレクトプリント機能を搭載しました。“EOS 10D”と、キヤノンのカードフォトプリンターまたはダイレクトプリント対応BJプリンタ(いずれも別売)を直接つないで、CFカードに記録されている画像を、カメラ側のボタン操作だけで簡単にプリントすることができます。

【市場動向と開発背景】

半導体デバイスをはじめ、画像処理や通信などのデジタル技術が急激な進歩を遂げる中、速報性が求められる報道、スポーツや、高度な画像処理を必要とする広告、アートの世界など、様々な業務分野において、すでにデジタル化が進んでいます。キヤノンは、こうした市場動向にいち早く対応し、1995年以来、高性能のデジタルAF一眼レフカメラ「EOS DIGITALシリーズ」の開発、販売に尽力してきました。

現在、キヤノンでは、プロ用の機材として、約8コマ/秒の世界最速連写による最高レベルの機動性を活かした、スポーツ・報道分野に最適な「EOS-1D」(2001年12月発売)、およびフルサイズ1110万画素センサーによる最高レベルの画質を活かし、ポートレート撮影や商品撮影、さらには風景写真といった分野に威力を発揮する「EOS-1Ds」(2002年12月発売)の2機種を用意し、プロの撮影目的や用途に合わせた選択に対応しています。

一方、ハイアマチュアから業務用まで幅広く使えるデジタルAF一眼レフカメラとしては、「EOS D30」(2000年10月発売)および同モデルの後継機種である「EOS D60」(2002年3月発売)を投入し、デジタルAF一眼レフカメラの市場拡大に貢献してきました。

新製品“EOS 10D”は、すでにデジタルAF一眼レフカメラを所有し、買い替え・買い増しを検討しているユーザーはもちろんのこと、AF一眼レフカメラを初めて購入するユーザーも視野に入れて開発されました。また、「EOS D60」に寄せられたユーザーからの要望を採り入れ、基本性能のさらなる充実を図るとともに、ホワイトバランスブラケティングや色温度指定など、プロ向けの「EOS-1D/1Ds」の優れた機能も一部搭載しており、ハイアマチュア向けデジタルAF一眼レフカメラとしての完成度を高めています。

2003年2月21日現在。デジタルAF一眼レフカメラとして。