ニュースリリース


2004年1月27日
キヤノン販売株式会社
日本電気株式会社

電子文書の活用を拡大する「スキャニングソリューション」分野で協力>
~キヤノン販売が取り扱う「eCopyシステム」とNECの「Express5800シリーズ」を組み合わせて提供~

キヤノン販売(本社:東京都港区、代表取締役社長:村瀬 治男)およびNEC(本社:東京都港区、代表取締役社長:金杉 明信)はこのたび、電子文書の活用を拡大し、ワークフローの簡素化やコミュニケーション効率の向上、生産性の向上などを実現する「スキャニングソリューション」分野で協力を開始します。

この度の協力に基づき、キヤノン販売は、同社のネットワーク複合機「imageRUNNER・Color imageRUNNERシリーズ」のオプションとして、eCopy株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:矢崎龍雄)のスキャニングソリューション「eCopyシステム」※1と、NECの高性能ワークステーション「Express5800シリーズ」を組み合わせたセット商品を販売します。またNECは、キヤノン販売のユーザー企業への提案活動やセミナー・展示会活動、保守サポートなどを支援します。

キヤノン販売がNECと協力して提供する「スキャニングソリューション」の主な特長は以下の通りです。

  1. 電子文書の簡単・手軽な活用を実現

     「eCopyシステム」を「imageRUNNER・Color imageRUNNERシリーズ」に接続し、見やすい大型の専用液晶タッチパネルを操作するだけで、コピーをとるような手軽さでモノクロ・カラー文書を電子化することができます。また、スキャンしたデータをそのまま電子メールに添付して送信できるほか、ネットワークに接続されたパソコン上で編集・加工して再送信できるなど、手軽に二次活用することができます。
     こういった電子文書の簡単活用により、ワークフローの簡素化やコミュニケーション効率の向上、生産性の向上などを実現するとともに、従来のFAX送信やバイク便での配布などに比べ、紙や通信コストの削減も図れます。

  2. スキャンデータのセキュリティを強化

     「eCopyシステム」を利用する際にはID・パスワードでユーザー認証を行うこと(FTP送信・メール送信時)、電子メールの送信者欄に認証されたユーザーのメールアドレスが記載されること、スキャンデータを送信する際に128ビットの暗号処理を行って通信内容のセキュリティを確保することなど、簡単な操作で安全な情報伝達を実現します。

  3. 効率的なシステム導入や運用管理を実現力

     電子メールアドレスの入力時に既存のメールサーバを参照できること、ユーザーが現在利用している業務システムとの連携も可能であることなどから、効率的なシステム導入が可能です。また、紙文書のスキャンやプリントなどのログ情報、各種設定情報を一元的に管理できることなど、運用管理の効率化を実現します。

  4. カスタマイズに対応

     カスタマイズにより、より使いやすく快適な「スキャニングソリューション」になります。液晶タッチパネルに独自機能を設定したボタンを追加することで、定型業務をワンタッチ操作で処理することができます。たとえば、キヤノン製文書管理ソフトウェア「imageWARE Document Manager」への文書格納ボタンを設定すれば、紙文書の電子化から格納までをスムーズに処理することが可能です。

このたび提供する「スキャニングソリューション」の販売価格は80万円もしくは98万円※2、発売日は1月28日です。キヤノン販売は、NECとの協力により、本ソリューションについて今後、年間2000システムの販売を見込んでいます。

※1 eCopy株式会社は米国 eCopy Inc. の100%子会社です。 eCopy Inc. (本社:米国ニューハンプシャー州、President and CEO: Edward Schmid) 製スキャニングソリューション「eCopy」は、1996年に米国市場で発売され、キヤノン製デジタル複合機との組み合わせにより、製造業・金融業をはじめとしたあらゆる業種に多数の導入実績を挙げているビジネスソリューションツールです。今回、キヤノン販売は「eCopy」の日本国内における独占販売権を取得しました。
※2 上記販売価格には、NEC 「Express5800シリーズ」 を含む。また、販売価格は接続する 「imageRUNNER・Color imageRUNNERシリーズ」 によって変動。

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